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もんく [とある南端港街の住人になった人]

掃除するな

日本でもその傾向はあると思うけれども、
マレーシアではよく仕事場で掃除したりする。

掃除なんてするのは一番下の作業員なわけだけれど、
もちろん自分から進んで掃除するなんてのは少ない。
無いことはないが、少ない。

ではなぜ掃除するのかと言うと、
その作業員の管理者が掃除しろと言うからだ。
このあたりは日本とちょっと違うかもしれない。


ではなぜ管理者は掃除しろと言うのか?

汚れているから?
もちろんそう言う事もある。

が、汚れていなくてもさせたりする。
遊ばせとくと自分が仕事してないように見えるからだ。


まあ、百歩譲ってそれを仕事だとしよう。
ならば、その結果はどうなっているのか?
仕事であるならば、それは結果として出てくるはずだ。

以前よりこの部分がこれだけきれいになりました。
掃除の効率はこの程度改善して短時間でこれだけできました。
みたいな事が。


それで、質問してみる。
昨日はどのエリアを掃除したのか?
それに何時間で何人かかったのか?
結果どれだけきれいになったのか?
なぜその場所を掃除する必要があったのか?
ゴミはどの位出たのか?
一昨日の掃除と今回の掃除は何がどう違ったのか?
が、答えなどあるわけがない。

と言う事は仕事ではないと認定しないといけない。



そもそも、掃除をしないといけないのは何故なんだ?
汚すからではないのか?

だとしたら、掃除は汚れに対する対策じゃなくてリカバリーでしかない。
汚してから掃除すると言うのを仕事と思っているならバカだ。
汚さないと言うのを仕事にしないといけない。



似たような事は他にもある。

先日ある人間をある工程から抜いて他に異動してもらおうと思った。
そしたら別の人間が言う。

彼はXXXのメンテナンスをやっているから彼がいないと困る。

これも掃除と同じ。

そんなに頻繁にメンテナンスをしないといけないのを放っておいて
メンテナンスばかりやっているのだったら、なおさらその人間は要りません。
メンテナンスはお金出せばサプライヤーさんが来てやってくれる。
別の誰かにできないことは無いのだ。



と言うわけで、掃除する位だったら座っていろと
イスを何個も置いてあるのだけれど...
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