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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアではCADは危険なので手描きで済まそう

さっき、出入りの業者さんが来た。

何しに来たかと言うと、依頼して作ってもらう事になっている物の相談。
普通ならエンジニアに任せておいて良さそうなものなのだけれど、
図面が出来たら一度見せて欲しいと言っておいた。

来てくれてありがとう。



マレーシアでは図面が描けるはCADができると同義語だ。
新しく入ってきた人などに図面は描ける?と聞くと、
CADが操作できると「できる」と答える。
これは100%例外なくそうだ。

ではここでちょっと何か描いてみて、と言うと、
CADが無いから...とほぼ必ず言う。


こう言う人は満足な図面は描けない。


CADができるだけで仕事をしてしまっている人はけっこう多い。
何か作ってもらうのを依頼する業者さんにもいるので危険だ。


もしこちらがCADで描いた図面を出すとする。
相手はCADの図面から「読む」のではなくて、
寸法が入っていない部分の寸法をCADの機能を使って読みだしてしまう。

寸法を入れないのは間違いじゃなくてわざとやる事なのだ。
図面を描ける人はわかると思うけれど、
あえて寸法を入れていない長さと言うのはある。
そこに入れてしまうと寸法どうし、矛盾が出来てしまう。
加工する順番も思っていたのと違ってしまう。

つまり思った通りの物が出来ない。


なので、マレーシアでは余程複雑な物以外は
手描きの図面で依頼する。
と言うか、3Dでなくて済むほどの物なら
ほぼ100%手描きで済ますことにしている。

パソコンの中にCAD入っているんだけれど、
そう言う事で描くためには全然つかっていない今日この頃。
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