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もんく [とある南端港街の住人になった人]

ドンキホーテは日本製造業の断末魔の叫び?

Lot10にドンキホーテがマレーシアのKLに進出していたがコロナの行動制限があったので今日初めて行った。行く機会があるとも、行きたいとも思ってなかったが猫砂が売られていると言う情報があったので行く事にした。猫砂どころかペット用品全般、売れないので止めていたので拍子抜けして代わりにお菓子などを買った。

 

Lot10と言うのはマレーシアの日本で言えば銀座の真ん中みたいな場所。同じビルには伊勢丹が入っていて、少し前までは政府のお金が投下されて日本文化や製品をマレーシアに知らしめる役割を担っていたが現在はその企画は撤退。

そこにドンキホーテが出店した。日本のドンキよりは食品が多くて雑貨はほぼ無し。これは先行するシンガポール含めてのマーケティングの結果だそう。要はあちらで何がウケるかテストして来たって事でしょう。

 

銀座の真ん中に日本製品がドーンと並ぶと言うのは言葉では好イメージだけど、ドンキだからね、ディスカウントで売り捌いてる。1個買うと2個オマケがたくさん。店員さんもレジでオマケ無しで買うと「これ定価だけど良いの?」って真面目に聞いてくる。

これでわかる?日本の立ち位置。と言うか、日本の製造業の立ち位置。メーカーのわかるパッケージに「情熱価格」ロゴが最初から印刷されている。そして1個買うと2個オマケ。通常マレーシアだとセール時は1個買うと1個オマケで短期間。ドンキは2個オマケが主流。

つまり、日本の製造業、ライン明けない為に流通業に助けられないともうやっていけない。ここのところ日本で設備投資なんてそうしてないだろうからラインのキャパシティが世界に垂れ流しできるほど拡張してるわけはないのにマレーシアあたりでこうして売ってるってどう言う事?

売ってる物が現地の嗜好に合うかって言うと、実際は韓国製品とか中国製品の方がずっと合うし、パッケージを見ても中身も全く遜色無い良い物がマレーシア製品と同じような値段で入って来ている。ドンキはまだ日本ガラパゴスから入って来て珍しいし、最近北海道とかに旅行する人が多かったから売れるのでしょう。似たような商売は他にもあるけど日本製品でも売れなくて処分品になるのもけっこうある。

そしてドンキに置いてある商品の種類を見てまた驚く。だって、昔は数ヶ月するとコンビニには新製品が出て来てどんどん更新されていたけど、今ドンキに並んでいるのは10年以上日本にいない自分にとってさえ目新しい物がほぼ無い。前とそんなに変わってない。どう言う事?

ドンキ出店、これは日本の製造業の断末魔の叫びなのか?

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