もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「カッコーの巣の上で」 -治療が病の元

原題 One Flew Over The Cuckoo's Nest

子供の頃から学校に行かされてまっとうな人間になるようにと育てられる。でなくて強制または矯正されるのが人間社会。それに耐えてやっと社会に出たと思ったら先輩からそこの集団の仕来りを叩き込まれて、またしてもまっとうな会社員か何かになる。ミスってこいつおかしい奴なんて思われたらこの映画の登場人物達みたいに病院送りかもしれない。

何がまっとうかって考えると外れた人間は病気って事にされる。
そんな「まっとう感」が病気を作り出しているって、普通は気づかない。なぜならまっとうだと思っている人間は自分が何を信じているかわからないから。

ただアイツが自分と違っていそうだとわかるだけだ。どっちが「ちゃんと」してるか「まっとう」か「正直」か「幸せ」に生きているかなんてわからない。

病気の原因は病人にあるのでは無くて、病気だと決めてる方が勝手に作っているんじゃないのか。病気の人間が病気でいる方が都合が良いんだろうし。


(結果:何が原因で何が結果か自分の頭の中身を洗い直してみようか)

追加
ビリーが女と寝た後だけまともに喋ったのが印象的。婦長に治療されてすぐ元に戻ったけれど。

Cuckoo(カッコー):俗語で狂人の意
カッコーの巣 = 精神病院
One Flew Over The Cuckoo's Nest = カッコーの巣からのある旅立ち

コメント一覧

tomi-zou
トラックバック
ありがとうございます。

そろそろまたDVD見ようかなーと思いました。
える
カッコーの原作を‥
http://longbottom.blog.ocn.ne.jp/nikki/cat376691/index.html
こちらに更新しているんですよ,原書を読んでいるので,いろいろ間違いはあるかと思いますが,多少は感じがわかるでしょうか・・
orang-u
原作
コメントありがとう。

原作を読み終わったらブログに残すんですか?もし書くならここにTBいただけませんか。どんな感じかを知りたいので。
える
トラバありがとうございます!
http://blog.goo.ne.jp/periannath/
このお話の登場人物は「どこが病気?」と思いたくなる人,多いですね。主人公はもちろんそうですが,他にも,仮病じゃないか?と言われるキャラクタも複数います。私は今原作を読書中なのですが,「あの看護婦」は映画以上にスゴイですよ。人間社会にいる「嫌な奴」を象徴していますね。「な~にあの女!」と怒りまくると,ストレスも解消します。(笑) ビリーを演じていた俳優さんは,リアリティありましたね。最近でもロード・オブ・ザ・リングで蛇の舌グリマという演技力が必要な難しい悪役を演じたり,とにかくうまい方です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画って !」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事