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もんく [とある南端港街の住人になった人]

マレーシアの床屋で髪型を指定する方法とは

ご存知のようにマレーシアの元旦は単なる1日の公休に過ぎないのである。

それで今日何やってたかと言うと、昼寝していた。それから日が暮れてから床屋へ行ったのだった。

実は床屋は久しぶりだ。これまで家でキャサリンさんに切ってもらっていたから。ずっと以前、キャサリンさんは日本でヘアカットの教室に行った。家庭で親が子供の髪を切ったりするための教室だ。それでパナソニックのバリカンを買った。

バリカンはマレーシアに来てしばらくして壊れた。

マレーシアでもバリカンはどこにでも売られているから買えば良いようなものだけれども、月に1回しか使わないので安くても購入候補の順位は下位なので結局ハサミで切っていたのだ。が、今日、ある事でキャサリンさんは怒りを爆発させた為、月1回の散髪がキャンセルになってしまい、自分で床屋に行けとなったのだった。

車で床屋のありそうなショップロットまで走った。ありそうな、と言ったところでそんなに候補は無いし、だいたい床屋なんてどこにでもあるからすぐに見つかった。

床屋の表に家族連れがたむろしていて大きなガラスドアを覗き込んでいる。入るなら入れば良さそうなものを。床屋の中にはインド系の大男が2人、大人の男と子供の髪を切っていた。何人待ちか聞くと、彼らもわかっていないらしく、先に来ていた客に聞いた。

2人だった。それも子供。なぜわからないのかと言うと、ほとんどがどこも家族が子供を連れて来ていたから。付き添いばかりが多かった。そんなに待たないで済んで安心。

さて、自分の番。どんな風にするか尋ねられたのでベリーショートと言った。最近髪が薄いのでベリーショートは言えるがロングとは言えない。答える必要があったのか? それでも床屋の男は困ったらしく大鏡の右上に貼ってあるインド系ばかりのモデルの髪型サンプル写真を見た。

そうだな、そりゃとても無理だ。サイドは確かにベリーショートだけれど、頭頂部はフサフサ。つまり流行りのソフトモヒカンばかり。

うーん、例と言えば... 探しても店にはそれらしき髪型の写真は無い。おっと、隣の小学生、かなりベリーショート。それで、あんな風にやってと言った。床屋、わかった。そしてさらに言う。じゃ、こっちのが良いんじゃ無いか?

指し示した先にには親に連れられて来てボールで遊んでいる3歳位の子が。おー!そうそう、全体にバリカンかかっててベリーショート! それそれ、ああやってくれ。と言うわけで、3歳の幼児をモデルにした髪型になった。

スッキリ。お値段は10リンギ、270円程度。ちゃんとマッサージも付いているのだ。
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