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もんく [とある南端港街の住人になった人]

良い事は悪い事にサンドイッチ

テキトーな事を言うけれど・・・

世の中の人の多くは本質的に自分自身でやりたい事は無い。無いは仕方ないが、やりたい事を探さない。そういうわけで、何か忙しそうに動いているふうに装っていても心はけっこうぼんやりとしている。

それで、どうやって生きているかというと、●●するとちょっと気分が良いからやるとか、けっこうそんな程度。割と感情的な嗜好で動いている。別にそれが悪いわけではないが。でも、そうした思考方法は逆方向へもすぐに行ってしまう。なぜならば、何かする場合、その過程では良い気持ちにさせる部分と良くない気分にさせる部分が交互に出てくるので、良くないところを絶対に通らなければならない。

美味しい物を食べようと思うと、お金が出ていく。または水に手を突っ込んで皿を洗わないといけない。調理をするなら時間がかかるし後片付けも必要になる。家に猫がいると猫は可愛いがウンチとオシッコの世話が必要だし家中毛だらけになる。近所に良い人がいて何か貰ったりいろいろ良くしてくれるが、付き合いが忙しくなったり何かを断りきれなくなったりする。このように、良い事は悪い事に必ずサンドイッチにされている。それで、感情に焦点を当てていると絶対に嫌な部分でトラップされてしまう。

だから、身を小さく丸めてできるだけ何もしない事を選ぶ。そうしてのびのびとした生き方ができないで、縮こまって生きていく。

途中だけれど終わり。
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