OrganFreak

ハモンドオルガンに魅せられたオッサンのブログ

大胆かつ繊細な演奏!!!

2006年06月01日 | ライブ報告
5月31日ジャズオントップの小野みどりオルガントリオの演奏は最高でした。 その要因は大胆かつ繊細な演奏です。小野みどりの演奏は日本人離れしたソウルフルな演奏が特徴でしたが、プラス繊細でエレガントなスタイルになってきました。これって子育てが影響しているのかな!?

月末の週半30数年前日本ハモンド時代の平社員であった頃の営業課長であったM氏が5人連れて来ました。他にもJOTのお客さんも多数来ていました。

メンバーは小野みどり(B-3org)馬場孝喜(g)竹田逹彦(ds)という最高のトリオでお届けしました。

ジミー.スミスのチャンプやロード.ソング、ザ.キャット、ソーナイス、オレオ、オリジナルのモモズ.ソング、アンコール曲のサテン.ドールetcを大胆かつ繊細な、なんとも言えない小野みどりのジャズオルガンワールドを繰り広げました。

私の主観ではキャットとオレオが最高でした!ザ.キャットはジミー.スミスの最高のヒット曲でジミーがあまりにも素晴らしいプレイをしたので、初心者は別としてプロのオルガニストはあまり弾きたがらないのですが、今夜の小野みどりの演奏はもの凄いアレンジでジミーの名演奏にひけをとっていませんでした。

オレオは小野の尊敬するドクター.ロニー.スミスの十八番であるが、ロニーの演奏を何回も聴きそれを見事に小野風に消化した快演奏であった。

もちろん素晴らしいジャズプレイヤー馬場孝喜と竹田逹彦のツボを得たサポートがあったからこその演奏だと思います。

B-3が製造中止になった時点で日本ハモンドを辞めた元上司のM氏もハモンド全盛時代の70年代の日本ハモンドの講師やプレイヤーの演奏より小野みどりの演奏がよっぽど素晴らしいと感心していた。

同感である!当時はジャズオルガンに力を入れず、オルガンを売らんが為のポピュラー中心のレッスンに重きを置いていたので、真のジャズオルガンプレイヤーは育っていなかったのだと思います。 (マニュアルベースなんかも異端視されていたものです)

当時からハモンドオルガンならではの、ジミー.スミスのつくったジャズオルガンに重きを置いたレッスンをしていたら現在の電子オルガンの世界も変わっていただろうと残念でなりません。

でもまだまだ捨てた物ではありません関西には小野みどりや橋本有津子というメーカーに束縛されない優秀なジャズオルガニストが生まれ、その実力を発揮出来るB-3常設のライブハウスが多数あるのですから!!!

他社メーカーの電子オルガンの講師やオルガンフアンの皆様騙されたと思って一度B-3オルガンのライブにご来場下さい、デジタルオルガンでは到底真似出来ない演奏が聴かれ今後の自分の演奏に役立つことは必至です。

次回の小野みどりのジャズオントップのライブは6月21日(水)です。お待ちしております!!!(それにしても関西ジャズオルガンツアーに来ていたbluesさんなんで昨日帰ったの、何がなんでも今夜のライブ聴くべきでしたよ!)