OrganFreak

ハモンドオルガンに魅せられたオッサンのブログ

ワルター・ワンダレイとハモンドオルガン

2013年06月06日 | ライブ日程

夏になると涼しげな音色でハモンドオルガンを演奏していたワルター・ワンダレイを思い出します。

1980年代初め来日した時当時日本ハモンド(株)の広島営業所に在職していた私はワンダレイが広島に来たので1日はライブを1日はオルガンクリニックを開催しました。

ライブは当時ハモンドオルガンの最高機種X-66の演奏を毎日していた広島そごう、の屋上でドラムとのデュオでしました。その時演奏したオルガンは新発売されたばっかりのB-250を使いました。↓

ワンダレイに楽器の説明をして開演まで時間があったのでそごうデパートの食堂でビールを飲みながら時間をつぶしました。オルガンの話等に花が咲き気がついたら開演時間はとっくに過ぎており走って屋上に行き演奏してもらいました(30分は遅刻しましたビールも2人でしこたま飲んでいました)ワンダレイはこの時日本の他の電子オルガンも弾かされていたのでB-250を弾けて喜んでいました

翌日のホテルでのオルガンクリニックの時はおとなしくコーヒーを2人で飲みましたが、その時ワンダレイのヒット曲サマーサンバはハモンドB-3と違うような気がするけど、どのオルガンで弾いたのと聞いたら?B-3だと言ってました。ロックの歪んだ音、ジャズのブルージーな音、ゴスペルの独特の音、そしてワンダレイの涼しげな音、どんなジャンルにも対応できるHammondB3organは凄いなと感心したことを思い出します

 当時ワンダレイはハウスオルガニストとして ロスのクラブで弾いていましたが、その頃ロスでサパークラブを経営していたジミー・スミスが遊びに来てワンダレイがPotaB(上下鍵盤44key足ペダル13key)弾いているのを見てそのオルガンはお前しか弾けないなと言って帰ったと話してくれました。手ベースを弾きながらハイブローの音を多用するジミーさんにはB-3が似合いますが小型のPotaBを自在に操るワンダレイに驚いたのでしょう

そのPotaBです

   

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さてその来日時に渡辺貞男とNHKのラジオで共演したワンダレイのyoutubeです

渡辺貞夫マイディアライフ Summer Samba /渡辺貞夫&ワルター・ワンダレイ