
みたらし団子 in高山
★関・郡上八幡・白川・高山・古川の旅 2
高山の名物といえば、メジャーなところでは飛騨牛、赤蕪漬けが押しも押されもせぬ両横綱だ。高山ラーメンなどという中途半端なデッチアゲ名物もある。宇都宮の餃子と同じだ。そのせいか街中には、やたらラーメン屋が多い。
逆に鮨屋が少ない。高山は飛騨の山中だから鮮度の良い海産物が少ないと思うのは、素人了簡。富山から近く、新鮮な魚が豊富だ。
そのくせ、鮨屋が極端に少ない。地元の人に聞くと、「鮨屋ねえ~、あることはあるが、昼間はやっているかな~?」テナ答えが帰ってきた。実際一生懸命探したが、極端に少なく、また昼間は営業をしていない。
ところで、マイナーな名物の横綱は、知る人ぞ知る「みたらし団子」だ。地元ではみだらし団子と濁ることが多いそうだ。なんでも、弥陀(阿弥陀様)が関係している説話が残っているらしいとのことだが、詳細は不明。 ←雨ださま
みたらし団子オタクの筆者は、市内各所の団子屋を巡礼した結果、「木(き)やだんご」(高山市桐生町3-317 ℡:0577-32-3068)という店が旨かった。
婆さんが一人で焼いている。どういうわけか高山の団子屋は、婆さん一人の店が多い。
婆さんによれば、団子の醤油の味を「ああでもない、こうでもない」と長年にわたって試行錯誤しているうちに、財産をすっかり擦り減らしてしまったとぼやいていた。
そう言うだけあって、団子も旨いが醤油の味が絶妙だ。あまりウマイので大量に買い込み、宅急便で自宅へ送らせた。
みたらし団子は一度冷めると二度と元の味に戻らないという人がいるが、そんなことは言われなくてもわかっている。ただ、出来るだけ早く冷凍して、食べる分だけ電子レンジにかければ、それなりに美味しく食べられる。
それぞれの好みにもよるが、美味しく食べるコツは加熱後ほんのチョット(数十秒)冷ましてから食べることだ。
06.05.19