長良川ウ飼い始まる

 

長良川ウ飼い始まる 　

 

 5月11日 (金)　

　１１日、東海地方に初夏の訪れを告げる岐阜県長良川のウ飼いが始まった。ウ飼は鵜匠（うしょう）が約１０羽のウを手縄で操り、水中のアユなどを捕る伝統漁法。期間は１０月１５日まで。

 

　夏の夜の風物詩、鵜飼が、いよいよ始まった。今年は岐阜県関市の小瀬の鵜飼に行ってこようと思う。同じ長良川の鵜飼でも、岐阜市の長良橋近辺の鵜飼と異なり、まだあまり観光化が激しくなく、素朴な形を残している。

　鵜が鮎を呑み込む瞬間も、間近に見ることが出来る。岐阜市の鵜飼では屋形船の数も非常に多く、鵜のそばに接近することは不可能。絶対に無理だ。
　関の小瀬の鵜飼は、船も小さく数も少ない。飲み食いは鵜匠の家（自宅）で済ませてから、鵜飼だけを純粋に楽しむシステムだ。

　一方、岐阜市の鵜飼は、派手にショーアップされており、飲食は屋形船の中で行われる。芸者を揚げる客もいて、とても賑やかだ。

 

　どちらを好むかは人それぞれの好みである。筆者は、両方を観ている。そして鵜匠の家に泊めてもらった。　

 

 

　
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