
お蕎麦大好き・そば店主の話
次の話は、ある蕎麦屋のご主人が書いた一文です。
■シンジガタキコトナレド

椎名 誠さんのエッセーだったと思うのですが、山あいにあるうどん屋に入ったところ店内のいたるところに「○○スルベカラズ」「○○○ベシ!」というような注意書きがべたべた貼ってあり、内心大いに閉口しながらも注意書きに従って大人しく食事を済ませ、出口の低い木戸をくぐろうとしたところ「頭に注意!」の張り紙がある。
よく見るとその横に「この後、世の中渡るには、頭を低くして行かれるのが宜しかろう」とある。椎名さん曰く「うるさいぞ、うどん屋!」。

■シンジガタキコトナレド、食事中に話をすると店主に怒られるというラーメン屋があるそうです。これは塩で、これは天つゆで、と食べ方を指示する天ぷら屋もあるそうです。
ざるそばを頼むと主人のウンチク・講釈が一緒にについてくるそば屋もあるそうです。また、「海老天は尻尾から食べて!」などとというそば屋の主人もいるそうです。なんだかタイソ―なことです。

■店はお客様の店でしょう。食べ方に付きましても、他の業種は知りませんが「蕎麦の正式な食べ方」などというものはございません。蕎麦は幾百年かの時代があるようですので、その時代を通じて生まれた「美味しく食べるコツ」と言えるようなものはあるかもしれません。しかしそのコツも個人個人で違っていてしかるべきでありましょう。お客様がご自分の家に居るように、ご自由に、お好きなように、ご自身が美味しいと思われる食べ方で召し上がられるのが一番宜しいと思います。 (以上、引用終わり)
これを読むと、蕎麦の能書きばかり云う人に限って、何も判っていないんだな…という気がしてきて傑作です。
平成17年4月23日 YBB
次の話は、ある蕎麦屋のご主人が書いた一文です。
■シンジガタキコトナレド
椎名 誠さんのエッセーだったと思うのですが、山あいにあるうどん屋に入ったところ店内のいたるところに「○○スルベカラズ」「○○○ベシ!」というような注意書きがべたべた貼ってあり、内心大いに閉口しながらも注意書きに従って大人しく食事を済ませ、出口の低い木戸をくぐろうとしたところ「頭に注意!」の張り紙がある。
よく見るとその横に「この後、世の中渡るには、頭を低くして行かれるのが宜しかろう」とある。椎名さん曰く「うるさいぞ、うどん屋!」。
■シンジガタキコトナレド、食事中に話をすると店主に怒られるというラーメン屋があるそうです。これは塩で、これは天つゆで、と食べ方を指示する天ぷら屋もあるそうです。
ざるそばを頼むと主人のウンチク・講釈が一緒にについてくるそば屋もあるそうです。また、「海老天は尻尾から食べて!」などとというそば屋の主人もいるそうです。なんだかタイソ―なことです。

■店はお客様の店でしょう。食べ方に付きましても、他の業種は知りませんが「蕎麦の正式な食べ方」などというものはございません。蕎麦は幾百年かの時代があるようですので、その時代を通じて生まれた「美味しく食べるコツ」と言えるようなものはあるかもしれません。しかしそのコツも個人個人で違っていてしかるべきでありましょう。お客様がご自分の家に居るように、ご自由に、お好きなように、ご自身が美味しいと思われる食べ方で召し上がられるのが一番宜しいと思います。 (以上、引用終わり)
これを読むと、蕎麦の能書きばかり云う人に限って、何も判っていないんだな…という気がしてきて傑作です。
平成17年4月23日 YBB