言いたい放題

コメント大歓迎…チューチューマウスと仲間たち

刃物タタキ

2011-07-17 10:33:52 | 旅・鉄道・グルメ…

 

刃物タタキ  

 刃物タタキ? 刃物を使った強盗(タタキ)? 違う、違う。まあ、聞いてオクンナハレ。

   

 (はも)と書く。 鱧の叩き(冒頭の写真)である。         

 “食む”(はむ)というだけあって、噛まれたら怖い。本職の魚屋でも素手では扱わないそうだ。               

 関東では馴染みの薄い鱧だが、関西では日常欠かせない食材だ。‘褻(け)や晴れ’(祭りや普段・日常)の生活に染みこんだ存在になっている。

 鋭い歯を持ち、性格も凶暴らしい。鰻や穴子に似ているが、味はあっさりしていて上品だ。


うなぎ・穴子との違い 
(http://www.kuromon-maruichi.com/unchiku/hamo.html) によれば……

 形状が良く似ている魚に、うなぎや穴子があります。鱧はウナギ目ハモ科ですから、いわば親戚というわけです。ところが、うなぎや穴子の様には脂分が多くない代わりに、旨み成分であるアミノ酸がより多く含まれています。さっぱり、あっさりとしているのに旨いのはこのせいです。
 
  ただ、うなぎや鱧とは大きく違うのが、縦になが~く、かた~い小骨がたくさん通っている点です。このため、うなぎや穴子と同じ様に処理をしていたのでは、とても食べられたものではないので、ここで「骨切り」という鱧独特の処理が必要になってくるのです。


 さて「骨切り」とは
 身の中に通る硬い小骨を薄い皮だけ残して垂直に刻んでいきます。 大体の目安は『一寸で30回』。
正確な包丁さばきとリズム感が要求される、上方料理人の晴舞台です。


骨きりの動画です

ボタンを押してください     ←動画を見るにはダウンロード(無料)してください。 画像元URL http://www.saikiya.com/hamo.htm


美味しい食べ方・調理法など  
 再び http://www.kuromon-maruichi.com/unchiku/hamo.html によれば……その調理法は多彩である。

●はもちり
 さっと湯にくぐらせ氷水に取った鱧ちりは、鱧の代表的な召し上がり方でしょう。
 梅肉か酢味噌でどうぞ。

●焼き鱧
 みりん醤油であぶり焼きしたものです。
 そのまま食べても良し、大葉などとともに押し寿司にしても最高です。刻んできゅうりもみにしても美味しい。
                 
                                            焼き鱧6切れ


●てんぷら
 口の中でホロホロとほどけて、まるでお菓子のよう!

●土瓶蒸し
 マツタケ、三つ葉などと一緒にいただく土瓶蒸しにも、鱧は欠かせません。

●はもしゃぶ
 関西風のうどんだしベースのお鍋です。
 一度食べるとやみつきになります。
 鱧は、だしにさっとくぐらせる程度でOKです。
 旨みが多く余分な脂の無い鱧ならではの料理法ですね。詳しくはこちらへ
        


●タタキ (裏メニュー)
 意外といけるのが鱧のタタキ。
 表面を一気にあぶって氷水にとります。
 梅肉やわさび醤油でどうぞ。
 鱧の甘みがねっとりと舌にからみます。


  先日関西に行ったとき、鱧のタタキを神戸・板宿の市場の魚屋で見つけた。早速買い求め、生まれて初めて「鱧のタタキ」なるものを喰ってみた。
 冒頭に掲げた写真がそれだ。魚屋の盛りつけだから立派ではない。しかしウマイ! 

 鱧といえば、今まで「湯引き」したものを梅肉か辛子でしか食べたことがないので、ビックリした。鱧の調理方法が多彩であることなど、今更ながら西日本の食文化の奥深さに感嘆した次第である。

05.10.01

 面白ブログが盛りだくさん「BLOG! TOWON」



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふははは ()
2011-07-18 17:06:49
RE:田中という会社のCMで、「RE:田中は鑑定をブラックボックス化しません」というのがありますが、どうしても「官邸」に聞こえてしまいます。
返信する
RE:ふははは (桂) (管理人osan3)
2011-07-20 06:43:27
 昨夜、鱧を食べました。鮨屋で・・食べる際にも身が柔らかくて、‘歯も’楽でした。これが語源かな? ンなこたぁない。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。