巣鴨ホール
冒頭の写真は・・:浅草演芸ホール
巣鴨ホールと呼ばれた演芸場を御存知だろうか? 1950(昭和25)年11月の石井バレエ団の上演を皮切りに、文字通りスターが次々とその舞台に出演した。
巣鴨地蔵通り商店街の様子
1952年だけでも少なくとも114回の上演があり、出演者は延べ2900人近くに及んだ。エンタツ、柳家金語楼、バイオリンの諏訪根自子、子供時代の美空ひばり、笠置シヅ子、灰田勝彦、赤坂小梅、藤山一郎、日劇ダンシングチーム、民謡グループ・・・有りとあらゆる有名・無名の芸人が登場したようだ。 かなり際どい猥褻な芸も披露されたらしい。
それは、A級、BC級戦犯受刑者・総数4000名前後を収容していた巣鴨拘置所の中にあったと聞く。
傑作なのは、巣鴨運動場では、「日本女子野球リーグ」やレスリングの試合も催された。
1952年3月28日には、プロ野球の読売ジャイアンツと毎日オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の非公式試合も行われた。試合結果がどうなったかは、残念ながら資料に記載がない。
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おまけ:本稿記事とは無関係だが、有楽町の<日本劇場>も懐かしい。
娯楽の殿堂<日本劇場>は現在のマリオンの場所に偉容を誇っていた