
佐渡・新潟への旅
そうでした! まず出発から説明すべきだった。
新潟へ新幹線で着いてから、信濃川河口にある新潟港から佐渡汽船のフェリーで佐渡の両津へ向かった。
船(フェリー)を追って、カモメが飛んでくる。売店で買ったカッパエビセンを放ると、実に巧みに素早く食べる。それが面白くて一袋まるまる投げてしまった。
ジェットフォイルに乗ると、60分で両津へ着くが、なあに急ぐ旅じゃない と、2時間半かかるフェリーにした。ジェットフォイルは早くて便利だが、どうも色気がなくてイケナイ。
船中では新聞を読み終わり、カモメもいなくなり、退屈だったので、早昼にすることにした。二等船室の床に読み終わった新聞紙を広げて、即席テーブルクロスの出来上がり。
味噌汁がなかったので、船中の自販機でカップラーメンを1個買い求めて味噌汁代わりにした。
JR東日本の企画キップだったので、弁当をサービスしてくれた。もちろんタダだ。新潟駅で受けとった弁当はなかなかの珍味で美味しかった。
もうやることがなくなったので、デッキへ出て海を見詰めていると、トビウオが海上を飛んだ。トンボみたいだ。
行く手の水平線上には、かすかに佐渡の島影が見え始めた。やがてほどなく両津港。
アナログのフェリーでの旅立ちだった。デジタルのジェットフォイルにしないでヨカッタとつくづく思った次第。
さあ、佐渡の旅の入り口に立ったゾ!
06.07.11