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旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ⑨名物・特産品「『シシカバブー』よりも、もっと旨いもの」

2005-06-15 07:13:29 | 旅日記 「新疆ウイグル自治区」
旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ⑨名物・特産品「『シシカバブー』よりも、もっと旨いもの」

旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ⑨名物・特産品「『シシカバブー』よりも、もっと旨いもの」



   実は『シシカバブー』も旨いが、もっと旨いものがある。

 『羊の塩茹(ゆで)』は、骨付きの肉を岩塩で、文字通り‘茹でただけ’のものである。これが臭くなく抜群に旨い。私はこれが一等旨いと思う。シシカバブーみたいに香料を使用していないので、肉そのものの善し悪しが端的に判る。





 日本の羊肉は臭うものが多い。この差はどこから来るのだろうか? 鮮度か、飼料の違いか? 
ウィグル人が言った「一番旨いのは生後六ヶ月以内の山羊(やぎ)です。羊も生後二~三年以内であれば臭くないですよ」…一度、日本の専門家に聴いてみたい。



 この塩茹したスープにナン(パン)の硬い部分を浸して食べると、これがバカ旨。
ナンは作って時間が経つと硬くなるので、よく地元の人は、この硬くなったナンを西瓜や瓜と一緒に食べて、その汁けを利用して口の中で柔らかくするそうだ。私も砂漠を車で走行中に、一度この光景に接したことがある。中国の官憲から「ダイナマイトの発破をかけるので、停車して待機するよう」命じられたときに、工事現場の労働者たちが、この食べ方をしているのを確認した。旨いだろうなあ!!


 次は、清真麺のお咄。「もうたくさんだ? もう結構? まあまあまあ、そう言わずに……」。


蘭州牛肉麺(ランジョウニウロウミエン)
蘭州より西で、一般的な麺。雷波少年の麺ロードでもでてきました。シンプルで、ちょっと辛めですが香草をたっぷり入れると非常に美味しいです。お好みで右の香辛料で辛さを調節します。(★新疆の美味しい食べ物 )

 清真麺に最初に出会ったのは、四~五年前、上海から列車で一時間ほど離れた蘇州(スーチョウ)の駅前で「回族・清真麺」という看板を見て、飛び込んで食べたときである。透明なスープの中に麺と香菜(シャンツァイ)が入っているだけの素朴なものであったが、あの味あの旨さは忘れられないでいた。主が目の前で手打ちで作ってくれた麺、腰があって実に美味であった。

 清真とは「イスラム」の中国式呼び方、今度の旅でも当然「清真麺「との再会を期待して胸躍らせて臨んだことは言うまでもない。
 ところが、新疆ウィグルの清真麺は形状においてもう少し太く、丁度日本の蕎麦とうどんの中間ぐらいの太さである。回族の清真麺はもっと細い。

 麺の旨さ、腰は同じであり、こちらも旨い。ただ太さが異なるので、喉越しの感触がやや違う。それとウィグルの人たちは、湯がいた麺の上に別に調理した具(野菜、羊の肉、香辛料)を自分で好みの分量だけ乗せて食することが多いようであり、あまり汁麺にはしないようである。

 私が蘇州で食べた麺は回族のものであり、新疆のものとは若干異なるそうである。現地の人に聴いたところでは、私の探している回族の清真汁麺は、敦厚(とんこう)の近辺の「蘭州」に行けば、ありつけるそうである。

 だが、こちらの麺もおいしい。麺だけ食べても旨い。試しに日本から持参した「醤油」を少量垂らして食べたところ、旨い旨い、これは新発見だった。
 あの暑さと旅の疲れに参って食欲が萎えたころ、この方法で私たち夫婦ともう一人の旅人はホッと一息つき、体力の回復を図ることができた。この炎熱の新疆の旅で食事を摂らないことは、健康上重大な結果を招きかねない。


 これらの名物・特産品は現地で食べてこそ値打ちがあり、意味のあるもの。日本でも信州土産に「野沢菜の漬け物」を買ってきて、東京で食べてみたら、あの「シャキシャキ感」がなかったナンテ話をよく耳にする。当然のことである。私はだから、土産は買わないのである。

 まだ他にも「ざくろ酒」「薔薇ジャム」等々いろいろあるが……
   
  香りと渋味・酸味が醸すハーモニー





 香り高い薔薇のジャム   紅茶に入れて、どうぞ







♪あんまり~ ながいのは~♯ お疲れでしょうから、この辺でお開き!

 最後にひとこと、日本の「蕎麦」が一等うまい!!

2005/06/08

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