
癒やされる居酒屋・八
「玉大金 宏さん」でご紹介した飲み屋は何処なのだ?というお問い合わせが来ている。
別に隠しておくつもりはない。浅草橋の「八」という居酒屋だ。冒頭の写真は、開店直前の掃除が終わったばかりの「八」である。
この店へは夜な夜な癒しを求める客が現れる。常連が多いが、一見(いちげん)の客も来る。一見だからと言って差別されないのが、この店の良いところだ。
お互い名前も年齢も職業もわからない同士が、旧知の知人の如く語り合う。そして飲み且つ笑い酔い、談笑する。そして時を忘れ癒やされる。
そのような客を相手に、付かず離れず、ほどよく世話を焼いているのが、ここの親爺だ。
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この親爺の毒舌も、酒の肴としては上等だ。客も“人を喰っている”のが多いが、親爺も負けていない。
この親爺も、損しているのだか得しているのだか、良くわからないのを自慢にしているような弥猛(やたけた)な親爺だ。つまり客の水準に合わせた親爺だ。(「やたけた」とは、【弥猛(いやたけ):乱暴、無考え】という意味の関西弁だが、ここでは良い意味で使っている。誤解のないように願いたい。)
行き詰まったり、寂しくなったとき、この店をフラッと訪れる。そしてお客さんとトボケタ親爺の醸し出す雰囲気に癒やされて帰宅する私だ。
◆営業時間は、夕刻の5時頃からである。
◆場所は、総武線高架下。浅草橋駅東口を降りたら、総武線高架南
側沿いに新宿の方へ戻るように徒歩1分だ。
06.03.21