どちらが本当の名前?
食い物屋などで同名の店が複数存在する例は多い。例えば、蕎麦屋などがその典型例だ。『藪』『砂場』『更科』『満留賀』など。これらは客の方がよく知っていて、別段驚かない。
佃煮屋の『鮒佐』は日本橋と浅草橋にあるが、日本橋は三代目の当主の弟が開業した店で、浅草橋の方が本家。
『浅草今半』などは、浅草に三店ある。暖簾分けした店で、今は無関係だ。
これとは逆に、実体は一つなのに名称が複数ある例がある。この方がタチが悪い。一つだけ例を挙げると、『東海道本線』『東海道線』・・・どちらが正式名称なのだろうか。現状は、両方混在している。JR時刻表は『東海道本線』を採用。東京駅の表示は、両方が混在している。因みに、『本線』という名称が存在するのは、JR北海道、東海、九州の三社であり、残りの三社(JR貨物は除く)は『本線』という呼称を捨てており、例えば『東海道線』と表記している。はっきりさせろっ! シャキニンシャ、連れて来い!
ついでに↓付き合う?
名称について
日本国有鉄道(国鉄)時代の『日本国有鉄道線路名称』では、本路線を指す名称として東海道本線が使われており、東海道線の名称は東海道本線およびその支線だけでなく、山手線・横須賀線・御殿場線・身延線・飯田線・武豊線・福知山線などを支線として含む総称として使われていた。しかし、国鉄が分割民営化された際に策定された「日本国有鉄道の事業等の引継ぎ並びに権利及び義務の承継等に関する基本計画」においては、本路線の(山手線などを含まない)名称が「東海道線」と定められている。以降、両方の名称が並立して使用されている。例えば国土交通省発行の文書や鉄道要覧では「東海道線」の名称が使われ、JRの線路名称公告では「東海道本線」の名称が使われている。ただし、国土交通省やJR各社のウェブサイトにおいても両方の名称が混用されている。
また、「東海道線」の名称は、本路線を運行する列車の呼び名としても使用されている。東京近郊では前述のように、本路線に乗り入れている横須賀線電車や京浜東北線電車などと区別する形で、東京 - 熱海方面の中距離電車運行系統の呼称として旅客案内(駅・車内の放送、行先表示)などに用いられている。
一方、1988年3月にJR西日本が愛称(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線)を定めた区間については、旅客案内や各マスメディアによって呼称が異なっている。JR西日本の旅客案内においては愛称が優先して使われている。近畿地方のローカルテレビニュース、神戸新聞や京都新聞、地方裁判所の土地公示広告、都市再生機構や民間不動産会社の広告、一部の地図帳(カーナビ、ネット地図を含む)などでは愛称の使用が一般的であるが、朝日新聞・朝日放送 (ABC) 以外の日本全国版ニュース番組や新聞、Yahoo! JAPANの路線検索などでは東海道(本)線を使用している。
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