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親日国・トルコ

2006-02-14 12:16:49 | 時事ネタ

首相の謝意で友情に亀裂 日本人救出のトルコ人機長 (共同通信) - goo ニュース

             トルコ軍艦遭難記念碑
             トルコ軍艦遭難記念碑 和歌山県串本町南紀大島

親日国・トルコ

 小泉首相がトルコで波紋を起こしている。

 我が国とトルコは、過去一度もトラブルを起こしたことがない。それどころか、世界でも数少ない親日国である。親日というよりも、国を挙げて・国民のほとんどが親日である。

 筆者の乏しい経験でも、こんな経験がある。
 ヨーロッパからの帰途、ルフトハンザ機の中のバー・ラウンジで、あるトルコ人と拙(つたな)い英語で数時間談笑した。彼は日本の某電機メーカーに出張するところだった。

 彼によれば、「全トルコ人が日本を非常に好きであり、日本人を尊敬している」と言った。そして「嘘だと思うなら、イスタンブールの町で100人のトルコ人に『日本(人)を好きか?』と聞いてみて欲しい」と言った。
 100人が日本を大好きであり、尊敬していると答えるだろうと断言した。彼の家庭は、電気製品をはじめ日本の製品で満たされているとも答えた。

 その理由として彼が挙げたのは、予想通り、「トルコが過去も現在も散々苦しめられたロシアに、日本が日露戦争で勝ったこと」だった。
 二番目の理由も、予期した答えだった。それは……

Tur トルコ軍艦 エルトゥール号の海難Tur を和歌山の漁民が命がけで救ったことだった。
1890年(明治23年)9月16日、トルコ皇帝ハミル2世が日本に派遣した特使一行を乗せたエルトゥール号が、帰路、暴風雨に遭い、和歌山県串本町沖合で岩礁に衝突し遭難するという事故が起きた。
 この事故で、特使を含む518名は死亡したが、死を免れた69名は、地元民の手厚い救護により、一命を取り留めた。この時村人たちは、台風により漁ができなく、自分たちの食べるものさえ無くなってしまうという状況にあったにもかかわらず、非常時のために飼っていた、最後に残ったにわとりまでも、トルコ人に食べさせ介護したのだった。また、遭難者の遺体を引き上げ、丁重に葬った。
 この話は、和歌山県知事から明治天皇に伝えられた。その後遭難者たちは明治天皇の命により軍艦2隻でトルコに送り届けられた。このことは、日本中に大きな衝撃を与えた。 》
  

kongou.jpg 
遭難現場(写真は樫野崎の海岸。現在は「海金剛」といい、荒々しい美しさで人気がある。向こうの岬が樫野崎で先端に灯台がある)
http://www.asahi-net.or.jp/~pf8k-mtmt/photo/eruto.htm

 …詳しくは、前記のリンクを参照して欲しい。「漁民が鶏を与えた」とあるが、彼らイスラム教徒は宗教上の理由で「豚食の禁忌」などのタブーが存在するためである。

 それにしても、無神経さが目立つ…というよりも、官の唯我独尊が目立つ日本外交である。

06.02.14

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