浜納豆
納豆、甘納豆と比べると、マイナーであるが、同じ「納豆」と付くものに浜納豆がある。ご存知だろうか? 遠州地方(浜松)の名産である。
“酒の肴に良くて飯のオカズにイイ”のが浜納豆。戦国時代の武将の多くに好まれた。家康が好んだことは夙に(つとに=早くから)知られている。
地元では有名だが,好き嫌いがはっきり分かれる商品だ。色といい匂いといい一般的には決して食欲をそそるものではないかもしれないが、とりわけ若い女性とこどもには人気がいまいちらしい。
600年前から伝わる自然食品。蒸した大豆にこうじ菌を加え、天日で乾燥させた後、刻みショウガを加えて塩水に漬けること1年。
手間ひまかけて作られた浜納豆は、ご飯にまぶしてもウマイが、お茶漬けがお勧め。そのまま粒を噛んでいるのも味わい深い商品だ。
なんてったって、酒のつまみとしては、一押しだ。さあ、今夜も浜納豆で‘いっぺえ’やるベエ・・・