こんな夢を見た
僕が暮らす家の近くには、街の中心部から市内を一直線に貫く川が流れている。
明治時代に運河として人工的に掘られた川で、かっては船が行き交うこうつうのかなめであったらしい。
それも他の交通手段の発展で、需要自体がなくなり、ただのドブ川と成り下がり、船が通行できるほど深い川であったので、子供には危険な場所であったので、親には近づくことも禁止されていた。
事故も多く、上流から死体が流れて来たり、少し雨が降ると危険水位に達したり、そんな事が続いたので、僕の子供の頃に河川工事と水質改善が行われ、今では水深も浅くなり、綺麗な川に変わっている。
僕は用事があってその川にかかる橋を渡っていると、川岸で釣りをしている人が見えた
よく見ると、それは中学生の時のクラスメイトである佐々木君だった。
中学生の頃は彼とよくこの川に釣りにきたもので、ウグイばかりお互いに何十匹も釣ったものであった。
成績が良かった彼とは、高校から別々の陣んせいを歩む事になり、すっかり疎遠になっていた。
その今の佐々木君がちょうd小さなフナを釣り上げていた。
ふと顔を上げ、遠くに目をやるとすいめんに大きな魚の背びれが見えた。
カジキマグロであった。
それはとても大きく、トントントントンヒノノニトンくらいあると言っても差し支えはない。
水面に体の半分以上を出し、近ずけば近づくほどその大きさが尋常な大きさでない事がわかるのだ。
カジキマグロの後ろからは、バスほど大きいブラックバスが同じようにやってくる。
そしてさらにその後ろには、ウグイやマグロも連なっていた。
するとどこからか、あの曲が流れ始めた。
さかなさかなさかなかな〜
どうやら巨大な魚たちから流れてくるらしい 。
魚たちは川から出ると地上を走り出す。
よく見ると体の下の方にはタイヤが付いていて、外装を魚に装飾したバスであると気がつく。
そう言えば、テレビニュースで改造バスに乗り日本全国を旅する集団がいると言うのを見た事があるのを思い出したのだ。
かなり有名な集団らしく、近くにいた人が走り出す魚のバスを見ながら歌い出す
さかなさかなさかなかな〜
彼らのグループ名を思い出す。
おさかなシスターズ。
確かそんな名前であった
俺はそんな彼らに憧れて、仲間にしてもらってバスに乗るために、バスを追いかけ始めたのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます