今日の夕方、子牛が脱走しているという情報を近所の方に頂き、急いで探しに行きました。しかし、現場にはおらず、付近にも居ません。牛舎に戻っているのではと見に行くと案の定いました!母牛の元に帰っている子牛と通路を何食わぬ顔であるいている子牛が素知らぬ顔でこちらを見ています。自分たちで扉を開けてしまってから、冒険に出かけて、また帰ってきたのでしょうかねー…
牧場に新しく、7匹の子牛さん達がやって来ました。いや~手がかかりますね。柵は飛び越え、時に柵をすり抜けて、走り回ります。やんちゃなこどもを見守る保育士さんの気分です。ミルクを飲飲ませる時など、私をどつき回して、まさに踏んだり蹴ったりです。夕方になると、みんなおやすみの様子でした。こちらと一緒で、今日は色々と疲れたのかな。
子牛のことを侮っていました。今日は生後6ヶ月程度の子牛に引きずられ、踏まれるという、いたい思いをしました。彼の必死な逃げになすすべなく、紐を掴んだまま5メートル以上引きずられてしまうとは思いもよらなかったです。いやはや、まだまだ修行が足りません。
今日、子牛が産まれました。いつも通り、牛舎に行くと子牛が柵に引っ掛かっているところを発見しました。急いで初乳を飲ませようとしますが、元気がないので上手くいきません。それでも何度か口を乳首に持っていき、なんとか飲ませることができました。身体中、牛の糞まみれでしたが幸せですね。牧場で産まれた以上、いつか肉となる可能性はあります。だからこそ、愛情と感謝を込めて育てる責任が私たちにはあるように思えます。今は、母牛と寄り添って眠るこの子を見守りながら、そのようなことを考えていました。
子牛が下痢になり、親牛と分けてミルクを飲ませないようにしました。しかし、気持ちの良いものでは無いです。母牛はずっと鳴き続け、子牛のところへ行こうと、うろうろし続けていました。他の牛は外にいって草を食べていましたが、母牛は離れようとしません。早く下痢が治って、一緒にいられるようになってほしいものです。