ニセコのダチョウ牧場(第2有島だちょう牧場)

ダチョウの孵化から解体まで行い、命を頂く事、牧場を営む事で得た、学びや気づきを記録しています。

今年もそろそろ栄養を蓄える時期。

2019年09月16日 | 日記
まだ秋というには早いような気候ですが、だちょうさん達はそろそろ冬支度。
栄養を蓄え始めています。
発情しているメスは一羽だけ残っていますがオスは全く興味がありません。
オス同士もけん制し合うことが少なくなり、近くにいることが増えてきました。
仲良きことは美しきかなといいますが、だちょうさんのオス同士が仲良くなるということは卵があまり産まれなくなることを表しているので、複雑な気持ちになりますね。
実はうちの牧場のだちょうさん達はとても少産なんです。
一羽が100個以上産む牧場もありますが、うちの牧場は一羽が20-30個です。
これは、たくさん産ませれば産ませるだけ、母体に負荷がかかるだろうという考えから餌の量をコントロールしているからです。
卵を産むということはそれだけエネルギーを使います。
メスの中にはこの季節になると羽が抜けている子も多いです。
卵の量を増やしたければ、餌を増やせばよいのですが、それはだちょうさん達に負担をかけてしまいます。
だちょうさん達には厳しい冬を乗り越えるエネルギーを蓄えてもらわなくてはいけません。
長く、元気でいてもらって、来年、栄養たっぷりの卵を産んでもらう為にしっかり休んでもらいます。


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