冬季の富士登山是非の話と、要救助者の救出に失敗した話は別物。
どういう状況であろうと救助するのが仕事。
自己責任うんぬんという輩の論理なんて、通じない。
隊員本人が一番わかってると思うが。
落下させてしまった隊員は、一生後悔するんだろうな。
ミスで落下させたのなら、罪に問われるんだろうか?
でも遺族は訴えないと思う。
原因究明と再発防止はしっかりやってほしいものだ。
救助中ヘリから落下、心肺停止の1人を翌日発見
読売新聞 12月2日(月)13時55分配信
富士山の御殿場口登山道で京都府のグループ男女4人が滑落した事故で、静岡市は2日、消防ヘリで1日に男性1人を救出中に用具がはずれ、約3メートルの高さから男性が落下し、そのまま見失ったと明らかにした。
静岡県警は2日、この男性とみられる1人を心肺停止状態で発見し、病院に収容した。
静岡市の発表によると、市消防ヘリが滑落現場に到着したのは1日午後3時45分。男性は消防隊員の呼びかけに返事はしなかったものの、顔をゆがめたり、手を動かしたりするなど意識があったという。
その後、隊員が男性に用具を装着し、男性を抱えてつり上げ作業を始めたところ、高度約30メートルで用具がはずれたという。地上にいったん男性を降ろそうと、隊員が抱えたままヘリの高度を下げたが、約3メートルの高さで男性が落下し、見失った。気流や足場の状況が安定しなかったことなどから、同日の救助を断念したという。
県警山岳遭難救助隊は2日午前8時45分頃、滑落現場から西へ約500メートル離れた富士宮口登山道9合目付近で、この男性とみられる1人が心肺停止状態で倒れているところを発見。1日に心肺停止状態で見つかった別の男性とともにヘリで収容し、病院に搬送した。市消防局の名取和雄航空課長は「救急活動で誤りは絶対に許されない。このようなことがあってはならず、申し訳ない」と謝罪した。
最終更新:12月2日(月)13時55分