今日、CACの有志3名が甲斐駒に登っているはず。
12時前であれば、ちょうど噴火を甲斐駒山頂付近で見たのだろうか。
甲斐駒は、御嶽山よりも東に7、80kmなので、直接の被害はないだろうけど、
帰り路の渋滞はどうなんだろう?
御嶽山は川崎に居るころに日帰りで登ったことがある。
もう20年前になる。
びっくり。
火山灰の中を下山する登山者=御嶽山

時事通信 9月27日(土)21時33分配信
山小屋で配られたヘルメットをかぶり、御嶽山の噴火で積もった火山灰の中を下山する登山者=27日午後1時29分、長野県木曽町(登山者提供)
噴火で7人意識不明=御嶽山、4人けが―長野・岐阜
長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)で27日正午前に起きた噴火で、長野県は同日夕、7人が意識不明になっていると明らかにした。他に1人が重傷、3人が負傷したという。他にもけが人がいる可能性があり、県警などが確認を急いでいる。
長野県警によると、山頂付近には登山者ら約250人がいたとみられる。付近では4人が灰に埋まり、1人が救助された。多数の登山者が山小屋に避難した。
一方、岐阜県側の山小屋には52人がいたが、自力で下山し、けが人の情報は入っていない。
麓の同県王滝村は同日午後0時半、災害対策本部を設置した。村によると、登山者の多くは山頂から東側の黒沢口や南東側の王滝口に向け、下山を始めている。村は登山者の救助のため、王滝口がある田の原地区にマイクロバス4台を派遣した。
気象庁によると、噴火は27日午前11時53分ごろ発生。御嶽山の噴火は2007年3月以来で、同庁は噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。
同庁は火口から4キロ程度の範囲で、大きな噴石に警戒するよう呼び掛けたほか、周辺の王滝村と木曽町、岐阜県高山市、下呂市に対し、火口周辺で入山規制などをするよう求めた。(了)
大岩、空中飛び交う=遺書書いた登山者も―火山灰「まるで雪道」・御嶽山噴火
御嶽山の頂上付近で噴火災害に遭った登山者らは、突然牙をむいた大自然に、一様に恐怖の表情を浮かべた。
「今まで聞いたことのない『ドーン』という爆発音がした」。噴火の瞬間、火口付近にいた山岳ガイドの小川さゆりさん(43)は、とっさに近くの岩陰に身を隠した。辺りには硫黄のような臭いが立ちこめ、2回目の爆発音とともに、軽トラック大の岩が空中に放り出されるのを目撃したという。
小川さんはその場で1時間ほど待機した後に下山を始めたが、膝元まで火山灰が積もっており、「まるで冬に雪道を歩いているようだった」。9合目の山小屋に避難していた三重県四日市市の会社員浅井秀敏さん(50)も、「ドアの前に15センチほど火山灰が積もり、開閉できなくなった」と振り返った。
「生きて帰れないかもしれない」。山頂付近の山小屋に避難した愛知県春日井市の熊田純子さん(45)は、断続的に爆発音が鳴り響く中、母親や2人の子供宛ての遺書をメールで送った。小屋には絶えず噴石が降り注いでいたといい、「思い出しただけでも体が震える。命拾いをした」と目を潤ませた。
夫婦で登山していた横浜市の会社員水谷淳さん(61)は、山頂まであと少しの地点で真っ黒な噴煙に巻き込まれた。「溶岩だったのか、真っ赤な火の玉が空を飛んで行くのを見た。手をやけどした様子の登山者もいた」といい、「噴煙で何も見えず、目の前にうずくまっていた人にぶつかってしまうほどだった」と疲れ切った様子で話した。
御嶽山噴火、重体・重傷45人…山小屋に37人
(読売新聞)
27日午前11時53分、長野、岐阜両県境の御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が噴火した。
噴煙が南側斜面を約3キロ流れ下ったことが確認され、同日夜も火口から高く噴煙を上げている。山頂付近にいた多くの登山客が噴火に巻き込まれ、長野県などによると、同日午後10時現在、7人が意識不明の重体、38人が重傷を負った。気象庁は、火口から半径4キロで大きな噴石が飛散する恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。
長野県などによると、紅葉シーズンと重なり、山頂周辺には登山客ら計約250人がいたとみられる。多くの人は噴火後に下山したが、同日夜の時点で、四つの山小屋に計37人が取り残されているという。
自衛隊や長野、岐阜両県警が28日早朝から、遭難者救助に向かう。
警察庁などによると、山頂付近で7人が火山灰に埋まり、うち1人が救出されたが、意識がないという。残りの6人についての安否確認を進める。また、長野県木曽町によると、小学5年の娘と山頂付近ではぐれ、連絡が取れないという家族からの届け出もあった。
重傷者の多くは熱い火山灰を吸ってやけどを負ったり、噴石の直撃を受けたりしたという。負傷者は多数に上り、長野県内の複数の病院に搬送されている。
気象庁は、噴火直後に5段階ある「噴火警戒レベル」を「1(平常)」から、「3(入山規制)」に引き上げた。御嶽山の噴火は、2007年3月の小規模噴火以来7年ぶりで、噴火警戒レベルを「3」としたのは08年3月の運用開始以来初めて。同庁は、今回と同規模の噴火が今後も続く可能性があるとしている。
<御嶽山噴火>2週間 死者56人目「損傷死」山頂気温8度
(毎日新聞)
御嶽山(おんたけさん、長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火で、警察と消防、自衛隊は11日、これまでで最大の552人を現場に投入して捜索活動にあたった。剣ケ峰の斜面で新たに1人を収容、死亡を確認し、長野県南箕輪村、信金職員、高木啓光(ひろみつ)さん(37)と特定した。噴石直撃などによる「損傷死」で、長野県が安否不明者として把握していた。噴火による死者は56人になった。さらに近くから体の一部を発見し、身元の特定を進めている。9月27日の発生から11日で2週間が経過したが、なお少なくとも7人の安否が分かっていない。
11日は、地上部隊194人と大型輸送ヘリコプターで山頂付近に降りた358人、後方支援など612人の計1164人態勢。既に捜索した範囲をブロックに分けて「ローラー作戦」で再捜索した。12日も同規模で捜索する予定。
気象庁によると、12日の御嶽山周辺は夕方まで雨は降らない見込み。山頂付近の日中(午前9時~午後6時)の気温は8度、風速1~4メートル。台風19号の接近に伴い、13日から雨の予想。
一方、長野県災害対策本部は、10日の捜索で隊員8人が高山病、3人が低体温症になり、11日は2人が頭痛を訴え、高山病の疑いがあるため下山したと発表した。【光田宗義、飯田和樹】