４時半に起床しシャワーを浴びて、朝食の弁当を食べて、最終の準備をして、６時前にホテルを出発。 日の出前なのでホテル前の坂は真っ暗。
トレッキング目的の早立ちの客もいるだろうから外灯があってもいいのに。 この高額ホテルの印象が更に悪くなった。
スタート地点は既に参加者が集まっている。 スタートの６時半になると、ヘッデンなしでも歩けるほどに明るくなってきた。 参加者は８０名弱。
第１エイドまではとても順調。
第２エイドまでは、西部林道を歩くんだけどここが一番つらい。 富士一に比べれば３００ｍの登りなんて大したことはないと思ってたけれど、９０ｋｇ半ばの自重がつらい。 林道に入って天気は小雨だけどカッパを着るほどではない。 林道にサルはいなかった。
第２エイドの甘酒とたんかんがとても疲れた体にいい感じ。 大川の滝は昨日観たのでパス。 昨日の晴れたときに観ておいてよかった。
ここまでくれば、あとは惰性でゴールまで。
第３エイドの途中で雨風が強くなりカッパを着装。 やはりここではカッパじゃないとだめで傘は強い風に飛ばされてしまう。
第３エイドでもたんかんが出てきた。 そしてあついうどんが、冷えた体にいい。 温泉もあって、無料のたんかんジュースが飲めたみたい。
既に夜なので、景色は何もみえす、ただ歩くだけ。
第４エイドでもたんかんが出てた。 ここでも甘酒をいただく。
あと１９ｋｍ。 肉刺の痛みはなく、脚も大丈夫。 順調にいけば５時にはゴールできそう。
その思惑は外れ、空港を過ぎて数キロ歩いたところでレスキューを呼ぶ羽目に。。。
風が強いのだ。
空港に近づくにつれ風が次第に強くなってきて、空港を過ぎても正面からの風が絶えない。
音もすごくて、風雨の中を歩くことができる、自分のなかの風速の制限値を完全に超えたのだ。
身の危険を感じるほどの暴風。
あと、７ｋｍ。 余裕で歩けたのにとても残念。
ゴールの待機場所には、１０名弱が休んでいた。 あの暴風雨の中を歩いてきたんだ。
預けた荷物にあった麦酒を呑む。
来年も参加するいい口実が出来たと思おう。
休憩所で傍にいた男性が、飛行機で伊丹まで帰る方だった。 この暴風のなか飛行機が飛ぶのかを心配したけれど、この環境はこの島のイレギュラーではないみたい。 ８時１分の空港方面の路線バスに乗った参加者はその男性のみで、他の参加者はフェリーを利用するみたい。
鹿児島 経由 伊丹まで。 いづれも窓側だったけれど、ほとんど寝てた。
完歩できなかったけれど、屋久島観光ができたし、１５年振りに飛行機旅ができたし、けっこう充実した旅だった。
お疲れ。
