この前、10秒19ですごいと思ったのに、今日 広島で10秒01を出したそうだ。
あと、2秒/100 で9秒台。
すごい。
大会会場は、大きくどよめいたに違いない。
本当にすごい。
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予選
決勝
陸上、桐生が百予選で10秒01
2013年4月29日
陸上の織田記念国際最終日は29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートル予選で17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)が日本歴代2位となる10秒01の高校新記録をマークした。
決勝は追い風2・7メートルの参考記録、10秒03で制した。ロンドン五輪代表の山県亮太(慶大)が10秒04で2位。同種目の日本記録は伊東浩司の10秒00。
やり投げは女子の海老原有希(スズキ浜松AC)が62メートル83の日本新記録で優勝。男子は村上幸史(スズキ浜松AC)が85メートル96の好記録で快勝した。
高3の桐生祥秀、男子100m日本記録に0秒01差
デイリースポーツ 4月29日(月)12時51分配信
「織田記念陸上・最終日」(29日、Eスタ=広島)
男子100メートル予選で驚異の記録が出た。
予選3組目、洛南高校3年生の桐生祥秀が中盤からの一気の加速で飛び出すと、そのまま独走。追い風0・9メートルの中、叩き出したタイムは10秒01。伊東浩司の持つ日本記録10秒00にはわずか0秒01届かなかったが、高校生としては驚異的な好記録をマークした。
正式タイムが表示されると、両手をあげてガッツポーズ。「気持ちよかったです。スタートから後半まで上手く走れた。夢のような記録。まだ気持ちの整理がついていない」と、興奮した様子で話した。
桐生が10秒03で優勝/陸上
日刊スポーツ 4月29日(月)15時12分配信
男子100m決勝の表彰式で2位山県(左)3位江里口(右)とともにメダルを見せる桐生(撮影・清水貴仁)
<陸上・日本グランプリシリーズ第3戦:織田幹雄記念国際陸上競技大会兼世界選手権代表選考会>◇最終日◇29日◇エディオンスタジアム広島◇男子100メートル
【関連記事】桐生が日本歴代2位の10秒01/陸上
男子100メートルで快記録が出た。午前の予選で桐生祥秀(京都・洛南高3年)が10秒01(追い風0・9メートル)の日本歴代2位となる高校新記録を樹立した。
午後の決勝でも追い風2・7メートルの参考記録ながら10秒03をマークして優勝。日本人初の9秒台は持ち越しとなったが、今後に期待を持たせる結果となった。
日本記録は、98年アジア大会(バンコク)で伊東浩司(富士通、現日本陸連短距離部長)が出した10秒00。
男子100、17歳桐生が10秒01=女子やり投げの海老原は日本新―織田記念陸上
時事通信 4月29日(月)13時21分配信
陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ第3戦、織田幹雄記念国際最終日は29日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートル予選で桐生祥秀(京都・洛南高)が世界ジュニア記録に並ぶ日本ジュニア新の10秒01をマークした。10秒01は伊東浩司の10秒00に次ぐ日本歴代2位。
17歳の桐生は決勝では10秒03(追い風参考)で、山県亮太(慶大)らを抑えて優勝した。山県は10秒04で2位。
男子やり投げは村上幸史(スズキ浜松AC)が85メートル96で優勝し、ディーン元気(早大)は76メートル38で3位だった。
女子やり投げは、海老原有希(スズキ浜松AC)が自身の日本記録を更新する62メートル83で制した。同100メートル障害は木村文子(エディオン)が13秒02(追い風参考)で優勝。同100メートルの福島千里(北海道ハイテクAC)は11秒36(追い風参考)で2位だった。
桐生、世界Jタイの10秒01=男子100メートル-女子やり投げの海老原は日本新
陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ第3戦、織田幹雄記念国際最終日は29日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートル予選で桐生祥秀(京都・洛南高)が世界ジュニア記録に並ぶ日本ジュニア新の10秒01をマークした。10秒01は伊東浩司の10秒00に次ぐ日本歴代2位。
17歳の桐生は決勝では10秒03(追い風参考)で、ロンドン五輪代表の山県亮太(慶大)らを抑えて優勝した。山県は10秒04で2位だった。
女子やり投げは、海老原有希(スズキ浜松AC)が自身の日本記録を更新する62メートル83で制した。 (2013/04/29-16:20)
<陸上>男子100予選で桐生が日本歴代2位の10秒01
毎日新聞 4月29日(月)12時47分配信
陸上の世界選手権(モスクワ)の代表選考を兼ねた織田幹雄記念国際大会は最終日の29日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートル予選で桐生祥秀(よしひで)=洛南高3年=が、ジュニア世界記録に並ぶ日本歴代2位の10秒01(追い風0.9メートル)をマークした。ロンドン五輪代表の山県亮太(慶大)は予選で10秒17だった。決勝は午後3時からの予定。
女子やり投げでは海老原有希(スズキ浜松AC)が自らの日本記録を塗り替える62メートル83で優勝した。
- 日本記録に迫る好タイムを出し笑顔でポーズをとる桐生(撮影・清水貴仁)
<陸上・日本グランプリシリーズ第3戦:織田幹雄記念国際陸上競技大会兼世界選手権代表選考会>◇最終日◇29日◇エディオンスタジアム広島◇男子100メートル
男子100メートル予選で3組に出場した高校3年生の桐生祥秀(洛南高)が、10秒01(追い風0・9メートル)の日本歴代2位にあたる高校新記録をマークした。
なお日本記録は、98年アジア大会(バンコク)で伊東浩司(富士通、現日本陸連短距離部長)が出した10秒00。
[2013年4月29日15時21分]
日本歴代2位の快記録誕生
そんな予感さえ漂う衝撃が、4月29日に広島市で行われた織田記念大会(エディオンスタジアム広島)の男子100メートル予選で走った。洛南高3年生である17歳の桐生祥秀がたたき出したのは日本記録にわずか100分の1秒差と迫る日本歴代2位の10秒01。これはジュニア(20歳未満)世界タイ記録でもあり、歴代で世界一速い20歳未満の男に並んだわけだ。2008年北京五輪の男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治氏は、そんな桐生のスケール感に“超スーパー高校生”との呼び名を与えた。
五輪代表選手もお手上げ「速過ぎでしょ」
ダイナミックかつ伸びやかにストライドを刻む走りもスケールの大きさを感じさせ、昨年のロンドン五輪代表の高瀬慧(富士通)や飯塚翔太(中大)を中盤から大きく引き離してしまった。ロンドン五輪の男子400メートルリレー5位メンバーの飯塚は、お手上げといった表情で「速過ぎでしょ」とうなったものだ。
さらには、ロンドン五輪の男子100メートルで日本人五輪最高の10秒07を出して準決勝に進出した山縣亮太(慶大)を破ったこと。今大会は9秒台が出るのではと、戦前から注目されていたのだが、その最有力候補は山縣だった。山縣は今季も4月上旬に強い向かい風の中で好記録を出して、9秒台に一番近い男の呼び声が高まっていた。桐生はそういう3歳上の先輩を向こうに回し、決勝の直接対決では中盤から主導権を握るとラストの争いを100分の1秒差でかわして10秒03で優勝を果たした。
つまりは、9秒台の扉をこじ開けようとする1人のスプリンターの出現があり、続く1人のスプリンターがそれに触発されて才能を開花させたというように見える現象が起きている。もちろん、2つの才能はそれぞれが個別に生まれ育ったのであり、立て続けに9秒台の可能性のある選手が登場したことは、基本的には偶然の巡り合わせであるはずだ。だが、時代が動くときというのは偶然が必然のように作用するものだし、いったんいけるという雰囲気が生まれれば9秒台に対する心理的なたがが外れて複数の選手にブレークスルーが起こることがあるかもしれない。
伊東部長は「彼らは10秒の壁は感じていないのではないかな」と言い、「今年度中に複数の選手が9秒台で走ってもおかしくないし走ってもらわなければ。そろそろリレーだけで力を発揮するのではなく、メンバーの中に 9秒台が2人、3人いる時代が来てくれればうれしいなと思う。相乗効果が隅々まで波及していけばうれしいと思う」と今後を展望した。
朝原氏も太鼓判 早熟でも心配無用 9秒台と言えば日本人にとって夢の数字であり、達成できれば黄色人種初の歴史的記録ということになる。それを実現する担い手に名乗りを挙げたのが桐生なのだ。とするなら、それほどの桐生のスプリンターとしての優秀さはどこにあるのか。朝原氏が言う。
「2月の男子代表短距離合宿に初めて参加して、(所属チームでの教え子である)10秒07を持つ江里口匡史(大阪ガス)もこてんぱんにやられました。持っているエネルギーがすごく大きいと感じるし、フルに5速使ってギアチェンジできる感じです」
そして、桐生本人は自分の強みを「中盤から後半にかけて腰が乗ったらストライドも伸びていく」ことと捉えている。
早熟な陸上選手は、その後に飛躍できなくなる場合が少なくなく、やや気になる点ではあるが、朝原氏は心配無用との見方を示し、「スーパー高校生は卒業後に伸び悩むというパターンを覆してほしい選手だし、周囲も希望を持って見守りたい」と話す。
予想外の10秒0台に「びっくり」
それほどに、急激な成長期が到来しているのだろうし、逆に言えば、現在持っている最大のパフォーマンスは、これから発揮される可能性がある。本人も、織田記念のレースでは「後半を力まずに行ったらまだタイムが出ると思う」とか「(シニアの大会初参戦で日本のトップと戦う経験が浅く、)こういう舞台にもっともっと慣れる必要があると思う」といった感覚があった。
次の出場大会は、5月5日のセイコーゴールデングランプリ東京(国立競技場)の100メートル。9秒台を持つ外国勢と戦える貴重なチャンスを得る。「世界選手権に出られたらボルトと自分の走りを比べてみたい」と意欲を見せる逸材だけに、レベルの高い国際舞台に刺激を受けて、もしやということだってあり得る。
<了>
【陸上】世界最速高校生だ!洛南3年・桐生、100メートル日本歴代2位の10秒01
◆陸上 織田記念国際最終日(29日、エディオンスタジアム広島) 世界最速の高校生が誕生した。男子100メートル予選で桐生祥秀(よしひで、17)=京都・洛南高3年=が日本歴代2位の10秒01(追い風0・9メートル)を樹立。年齢制限のないシニアの主要大会に初出場ながら、決勝でも山県亮太(20)=慶大=ら五輪代表を抑え、10秒03(追い風2・7メートル)で初優勝した。ジュニア(20歳以下)の世界タイ記録で、日本陸連が定めたモスクワ世界陸上の派遣設定記録(10秒01)も突破。同大会の代表入りに前進した。
末恐ろしい高校生が現れた。「こんなに(記録が)出るなんて。自分でもびっくり」。丸刈りの桐生が9秒台の入り口にたどり着いた。100メートルの予選。スタートで一気に先頭に立ち、10年世界ジュニア200メートル金メダルの飯塚翔太らを置き去りにした。スピードを落とすことなくゴールを駆け抜けた。タイム掲示は「10秒01」。右腕を大きく振ってガッツポーズだ。
20歳未満の公認記録ではダレル・ブラウン(トリニダード・トバゴ=03年)、ジェフリー・デンプス(米国=08年)に並ぶ世界最高タイ。現世界王者のウサイン・ボルト(26)=ジャマイカ=でさえ、21歳で10秒03を記録するのがやっとだった。昨年、10秒19でユース(18歳未満)の世界最高記録も出したが、「あれで満足しちゃいけないと思ってやってきた」とタイム同様、向上心も尽きることがない。
2月に監督だった男性教諭の体罰が発覚し、指導者がいなくなった。逆境は工夫で乗り切った。「これまで教えてもらったことや(ほかの)部員のみんなで考えた」と強化を継続。高校は世界遺産・東寺の隣で、校庭も直線が最大で80メートルしか取れない環境。ストライドを伸ばすため、それまで2メートルだったミニハードルを30センチ広げて置いた。チームメートを前に置いて追いかけ、抜き去る練習を繰り返した。「スタートダッシュの力をつけるために」スクワットなど励み、下半身の筋力強化だけで体重を66キロから68キロに増やし、パワーも付けた。
記録を出した後も完全燃焼することなく、決勝でも追い風2・7メートルの参考記録ながら10秒03で優勝。ロンドン五輪で準決勝に進んだ山県亮太に0秒01差で競り勝つなど、高校生離れした勝負強さも見せつけた。9秒台まで0秒02。「ここまで来たら最初に出したいです」。伊東浩司が10秒00を記録してから15年。規格外の新ヒーローが現れ、9秒台へのカウントダウンが始まった。
◆桐生 祥秀(きりゅう・よしひで)1995年12月15日、滋賀・彦根市生まれ。17歳。京都・洛南高3年。小学時代はサッカーのGKで彦根市選抜にも選出。彦根南中1年から陸上を始め、昨年10月の岐阜国体100メートルでユース世界最高の10秒21を樹立。11月には10秒19に伸ばした。趣味は映画観賞で「ダイハード」シリーズがお気に入り。好きな芸能人は本田翼。175センチ、68キロ。家族は両親と兄。