おうえんの森スタッフブログ

故郷グルメガイドを企画運営する「おうえんの森」のスタッフブログです。
海外・国内旅行とグルメ等がテーマです。

アフリカひとり旅の思い出 エチオピア・アディスアベバ編

2024年03月22日 | 旅行

・写真①↑:エントト自然公園展望台付近の「ETHIOPIA」のモニュメント。「T」の字に人が入って完成です。TOKYO等いろいろな都市で利用できるアイデアです!

 

 2024年2月に世界一周旅行の中で、アフリカのケニアとエチオピアを訪問しました。エチオピアの首都アディスアベバには、ケニアの首都ナイロビからエチオピア航空で入国しました。まず初めに驚いたことです。その機内の女性CAや、宿泊ホテルの受付嬢(写真②参照)や従業員、空港スタッフ(写真③参照)、現地観光ガイド(写真⑩参照)や市内街中を歩いて見かける多くの現地の方々が、明らかに隣接しているケニアとは違う人種のように思えたのです。簡単に言うと、黒人は黒人なのですが、その黒色がケニアの黒人より薄く、目鼻立ちもちょっと違う感じなのです。

・写真②↑:宿泊ホテルの受付嬢。

・写真③↑:アディスアベバ空港のエチオピア航空のカウンターの女性スタッフ。

・写真④↑:ナイロビの宿泊ホテルの女性シェフ、写真②③のアディスアベバの女性と比較してください。

・写真⑤↑:ナイロビで撮影したマサイ族の方々、肌の色がステレオタイプの黒人らしい濃さです。

 今回はベルトラ(Veltra)手配の若い現地ガイドさん(写真⑩参照)に市内観光を案内してもらいましたので、そのことを質問しました。彼曰く、エチオピアは歴史的にアラビア半島から渡ってきたイスラム教徒等が多く住みつき、混血も含めて顔立ちや肌の色が中東の人に近い人が多いというのです。調べてみると、エチオピアはナイジェリアに次ぎアフリカで2位の人口大国で、日本とほぼ同じ約1億2千万人です。直近のエチオピアの宗教別人口構成は約63%がキリスト教徒ですが、約34%がイスラム教徒、その他が約3%で、対立することなく共存して暮らしているとのことです。

 アフリカでも地中海に面したエジプトやモロッコ等の国々はイスラム圏とは知っていましたが、それ以南でもイスラム教の影響が無視できないとは勉強になりました。なお、エチオピアの南に隣接する赤道直下のケニアは8割強がキリスト教徒で、イスラム教徒は約11%です。恥ずかしながら、改めて、アフリカの国々にすむ黒人の方々の歴史的・民族的・宗教的・文化的・容姿的等の多様性を理解しました。

 

◆主な観光スポット◆
アディスアベバは標高が約2,300メートルの高原に位置しているため、気候は年間を通じて温暖で、最も暑い5月でも最高気温は約25℃程度と過ごしやすいとのこと。

◆エントト自然公園
標高約3,200mのエントト山に作られた自然保護の公園で、展望台からアディスアベバ市街を一望できます。カフェやレストラン、スパ等に加えて歴史的な宮殿や教会があり、美しい景観と歴史的な背景が楽しめます。但し、標高ゆえにコートが必要なくらい寒かったです。

・写真⑥↑:エントト自然公園展望台から緑豊かなアディスアベバ市街を一望できます。

・写真⑦↑:宿泊ホテルの窓から市街を撮影。街中を歩くと新築や改修中のビルが多く目立ちます。

◆エチオピア国立博物館
現地ガイドさんは館内でエチオピアの歴史を紹介してくれましたが、19世紀終わりにイタリアからの侵略戦争に勝利し、独立を維持したことを誇らしげに語ってくれました。エチオピアは、リベリアと並び、アフリカ大陸で欧州列強の植民地とならなかった国です。筆者が館内の展示物で最も注目したのは、1974年にエチオピアで発掘された300万年以上前の「ルーシー」の骨(レプリカ)です。人類共通の祖先として、二足歩行を示す化石人骨です。

・写真⑧↑:国立にしては古くて規模が小さいのですが、貴重な資料が所蔵・展示されています。

・写真⑨↑:エチオピアで発掘された「ルーシー」の骨のレプリカです。

・写真⑩↑:直立して二足歩行した「ルーシー」の実物大の模型。身長1.1m、体重約29kgと推定されています。現地ガイドさんとツーショットです。

◆聖ギオルギス教会
平日の午前中でしたが、敬虔な中高年のキリスト教徒がお祈りに訪れていました。貧富の差が激しいのでしょう。街中を歩いていても学校にも行かずにお金をねだる子供たちをたくさん見かける一方で、高い塀に囲まれた豪邸がたくさんあります。そうした様々な市民の心のよりどころがキリスト教会なのでしょう。

・写真⑪↑:教会の外観。四方を道路に囲まれた市街の緑豊か公園の中にあります。

・写真⑫↑:教会の内部。一般の観光客でも入場ができます。

◆マルカート市場
東アフリカで一番の規模を誇る広大な大市場。伝統的な布地や衣料品、民芸品から食品や生活用品、家電や情報機器等ありとあらゆるモノが販売されています。しかも新品だけでなく中古品やリサイクル商品のお店まで多種多彩にあります。エチオピアの人々の市民生活や文化が肌で感じられ、とても楽しい場所です。但し、治安が万全とは言えず且つあまりの広さに時間短縮のため、今回筆者は現地ガイドさんの車で市場内を見て回りました。

・写真⑬↑:広大なマーケットは買い物客が絶えません。

・写真⑭↑:廃品回収された様々なモノまで大量に販売されています。

◆アフリカ連合(African Union、略称はAU)
AUは、近年人口増加とともに発展が著しいアフリカ大陸の55カ国・地域で2002年に正式に設立されました。グローバル世界を見据え、域内の経済成長や貧困脱却等の目標を掲げ、本部がアディスアベバに置かれています。欧州連合(EU)をモデルにして、加盟国で構成するアフリカ議会や中央銀行等があります。

・写真⑮↑:敷地内のビル等は、写真でみるより実際は壮大で力強い印象を与えます。厳重に警備され敷地内には入れませんが、若い現地ガイドさんがアフリカの未来を語る熱い口調に夢と希望を感じました。頑張れ!アフリカ。

以上


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