↑写真⓪紅葉シーズンが到来、木々は緑も赤も黄色も混在して色鮮やかです。
◆もみじとカエデの違い
もみじ(紅葉)とカエデ(楓)は、いずれもムクロジ科カエデ属の植物で植物学上は区別されていません。英語ではカエデは「Maple」と呼ばれ、樹液がメープルシロップになるものもあり、カナダの国旗(下記)にも使われています。
これに対し、もみじは「Japanese Maple」と訳されて、「日本のカエデ」を「もみじ」と呼ぶ日本特有の文化的呼称です。実際に日本では、もみじとカエデを分けていて、一般的に葉に5つ以上の深い切れ込みがあり、秋に赤や黄色等に色づくものを「もみじ」と呼んでいます(写真①②)。
↓写真①「もみじ」の葉
↓写真②「もみじ」の木々。
これに対して、切れ込みが浅く色づきが少ないものを「カエデ」と分類しています(写真③④)。
↓写真③「カエデの葉」。
↓写真④カエデの木。色や葉の付き方も他のもみじと違う。
日本で秋を迎えると木々が紅葉し、特に「もみじ」も緑の葉が鮮やかな赤や橙や黄色に少しずつ色づいていきます。インバウンドで世界中から来日する外国人が、「日本のカエデ=もみじ」を見て美しいと感動するのも納得です。カナダ人も驚いているでしょう。
◆紅葉狩り?カエデ狩り!
自然豊かな多摩ニュータウンにある筆者の自宅周辺も、この時期もみじが色鮮やかに紅葉しています。そんな中で、他のもみじとは明らかに違うカエデを見つけました(写真④)。皆さんも紅葉狩りの際には、もみじの中から希少な「カエデ」を発見してみてください。四葉のクローバーのように幸運をもたらしてくれるかもしれません!?
※備考:筆者は植物に詳しいわけではありませんので、発見したカエデはもみじの一種かもしれません。基本的にもみじもカエデも分類上同じだということなのでご理解ください。
以上
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