あの日、あの時、あの時間、私たちは忘れません。
一瞬のうちに消えた大勢の命。
誰もが信じていた『まだ、生きている。必ず生きている。絶対に…生きている!!』
両親を、兄弟を、幼子を、がれきの中、泥水の中、泣き叫びながら探し続けた人達を…
親の死を、まだ分からぬ幼子を残して死を目前に…この子だけは助かって!
多くの子供達が親を亡くしました。
(どんなに無念だったか…この悲劇を私達は決して忘れません)
まだ行方不明のご家族に『亡骸の一片でも帰って来て…』今も海に向かって祈り続ける
人達がいる事を…(私達は決して忘れません)
そんな中、多くの生き物たちの命が失われた事も…大切な大切な家族の一員。
助けてあげられ無かった…と、自分を責め、泣きたい気持ちを抑えながら…
それ以上に大勢の人達が犠牲になったのだから…と、自分に言い聞かせるように
陰で泣き続けた飼い主さん達がいたことを…(私達は忘れません)
そして、辛うじて助かった生き物たちの保護活動をされているボランティアの方々。
多くの生き物が救われました。(私達はあなた方の活動を忘れません)
被災地に、多くの若い人達がテント持参でボランティア活動に参加しました。
がれきの中を、みな泥だらけになりながらも…被災された方々の大きな励みになりました。
(あなた方の優しさに皆涙しました。日本の誇りです。私達は忘れません)
海外の大勢の方々にも多くのご支援を頂きました。
(感謝の気持ちでいっぱいです。私達は、この御恩を決して忘れません)
今なお、避難区域に指定され避難生活をされている方々。
生活の全てだったわが家を、庭を、畑を、牧場を、いつ戻れるかと
苦悩する日々に耐えながら…
そして全てを失い家族とも離れ離れの仮設住宅にお住いの方々。
地域を何とか復興させたいと地道な作業をされている地域住民の方々。
気持ちを抑えてガマンをしないで下さい。私達には計り知れないほどの苦しさに
じーっと耐えて来てるのですから…これ以上ガマンしないで下さい。
辛い時は、声をあげて泣いて下さい。大きな声で叫んでください。
そして、ご自身の心と体を楽にして下さい。
(辛抱強くガマンされてる事を、私達は決して忘れません)
いつかきっと笑顔の戻る時が来るまで……必ず来ます!!
謹んで犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
そして、愛された生き物たちの声が……
(あたしたち、ぼくたち、いっぱい愛してもらって、いっぱい遊んでもらって、
いっぱいお散歩して、いっぱい幸せだったよ。だから、みんなもいっぱい幸せになってね)