そもそも、柄谷行人にまで至ったのは、すばる6月号(2019.5)の四方田犬彦が花田清輝を取り上げたことから、これは何よりも「転向」の話だろうし、戦時中・戦後の文学者、ジャーナリストの近侍の保ち方の話だったろう。もう一方には「近代文学」の始まりのことだろうし、「文学史を読みかえる」テーマだろうと。
嫌いな吉本隆明は読みたくないし、柄谷行人のこの部分なら、他にいろんな議論があるだろうと、、
読みかけ、書きかけの、とっちらかった状態だが、ひとまず離れたいとも思うし、備忘、メモ。
どれか、最寄りの図書館にある本を読めばいいかな。
キモ:初版の本1980のあとがき。本書の輪郭は、1975年秋イエール大学で明治文学史のセミナーをやったとき、ほとんど考えられていた。たぶんそのような”場所”でだけ考えることができたのだろう。しかし、それを書くのはまたべつのことであって(略)、、
①海外で日本の明治の文学史のレクチャーをして、日本語でそれを書く。②その後、海外で翻訳本の出版の話がでて、海外において出されるには、日本国内では了解済みの事柄を足さねばm③それが定本へとつながっていった。そうことだろう。
鶴見俊輔には、『戦時期日本の精神史』、『戦後日本の大衆文化史_1945~1980年』共に岩波書店1982、1984がある。こちらはカナダの大学でレクチャーした英文原稿を日本語に書き直したもの。転向の問題、戦中、戦後の知識人の自問、受け入れ、反省の流れが書かれていると思う。
柄谷行人のそれが、文芸m文壇の近代史に対し、プラグマチズムを日本で実践した鶴見俊輔のそれは、社会史から見た精神史であるのは明らかだと思う。私からみれば、鶴見のそれのほうが、現在に向っての射程が長いと思う。
書きかけだが、〈文学史を書きかえる〉話の中へ行けたらいいなと思ってる。
by龍隆2019.8.3
嫌いな吉本隆明は読みたくないし、柄谷行人のこの部分なら、他にいろんな議論があるだろうと、、
読みかけ、書きかけの、とっちらかった状態だが、ひとまず離れたいとも思うし、備忘、メモ。
どれか、最寄りの図書館にある本を読めばいいかな。
キモ:初版の本1980のあとがき。本書の輪郭は、1975年秋イエール大学で明治文学史のセミナーをやったとき、ほとんど考えられていた。たぶんそのような”場所”でだけ考えることができたのだろう。しかし、それを書くのはまたべつのことであって(略)、、
①海外で日本の明治の文学史のレクチャーをして、日本語でそれを書く。②その後、海外で翻訳本の出版の話がでて、海外において出されるには、日本国内では了解済みの事柄を足さねばm③それが定本へとつながっていった。そうことだろう。
鶴見俊輔には、『戦時期日本の精神史』、『戦後日本の大衆文化史_1945~1980年』共に岩波書店1982、1984がある。こちらはカナダの大学でレクチャーした英文原稿を日本語に書き直したもの。転向の問題、戦中、戦後の知識人の自問、受け入れ、反省の流れが書かれていると思う。
柄谷行人のそれが、文芸m文壇の近代史に対し、プラグマチズムを日本で実践した鶴見俊輔のそれは、社会史から見た精神史であるのは明らかだと思う。私からみれば、鶴見のそれのほうが、現在に向っての射程が長いと思う。
書きかけだが、〈文学史を書きかえる〉話の中へ行けたらいいなと思ってる。
by龍隆2019.8.3
日本近代文学の起源/柄谷行人/講談社1980 /長浜/滋賀
日本近代文学の起源_原本/柄谷行人/講談社文芸文庫2009 //野洲
(「歴史主義的普遍性」の基盤を大胆に覆す知 新たな思考の視座を布置・構築して行く、最も現代的な「知の震源」柄谷行人の鮮やかにして果敢な快著。名著『マルクスその可能性の中心』につづく柄谷思想の原点
1980年8月本社刊行の単行本を底本としてふりがなをおおめに加えた。 )
1980年8月本社刊行の単行本を底本としてふりがなをおおめに加えた。 )
日本近代文学の起源/柄谷行人/講談社文芸文庫1988 /高月/滋賀・高島市
(風景の発見 内面の発見 告白という制度 病という意味 児童の発見 構成力について )
定本|柄谷行人集1_日本近代文学の起源/柄谷行人/岩波書店2004 //滋賀・愛荘町
滋賀県立図書館:紹介
第1章 風景の発見
第2章 内面の発見
第3章 告白という制度
第4章 病という意味
第5章 児童の発見
第6章 構成力について-二つの論争
第7章 ジャンルの消滅
あとがきおよび外国語版への序文
*新章「ジャンルの消滅」、外国語版への序文4篇を増補。全面改稿成る。
第2章 内面の発見
第3章 告白という制度
第4章 病という意味
第5章 児童の発見
第6章 構成力について-二つの論争
第7章 ジャンルの消滅
あとがきおよび外国語版への序文
*新章「ジャンルの消滅」、外国語版への序文4篇を増補。全面改稿成る。
定本日本近代文学の起源/柄谷行人/岩波現代文庫2008 //東近江市
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