たとえば小学生の頃なら、お昼までは1時間目~4時間目の授業を受けていたんだな~と思いながら、午前中の時間を過ごしてみる。
当時の感覚を今に重ねようとしていたら、子供の頃、風邪をひいて家で過ごした 平日の午前中の感覚がちょっと呼び覚まされてきた。
みんなが学校で授業を受けている時間帯に、家でのんびり休んでいられるのは、かなり贅沢なこ とに感じられた。そんな時に過ごす平日の午前中は、すごーくのどかでゆっくり時間が流れていった。
午後4時ともなると、みな下校し残っている生徒も 少なくなり、そんな時間にまでたまたま学校に居残っていると、理科室や音楽室辺りから霊でも出てきそうな気がして、けっこう怖かった。
子供にとっての 午後4時は、大人にとっての深夜零時を過ぎる位の感覚なのかも。
そんな子供時代の時間感覚を、今の時間にそっと重ね合わせてみると、ほんの少し 、時間の流れはスピードを緩めてくれるように感じる。時間に追われバタバタしている自分に気づいたら、子供時代の時間感覚を、思い出すようにしてみようと思う。
たとえば、10歳の子供にとって1年という時間は、今まで生きてきた人生の1/10 に相当するけれど、50歳の人にとっては、1/50 にしか相当しないわけだから、時間感覚の差が激しくて当たり前なんですね。
さらに、新たな記憶とか、経験を積むことが、体感時間を延ばすらしいので、これもまた子供時代のほうが有利ってわけです。
子供の頃は、時間を忘れて遊んでいることも多かったものの、新たな経験とか、冒険的な行動とか、そういうことを遊びの中にたっぷり取り入れていたから、楽しい時間もそれなりに長く感じられたのかな。
授業なんかは、嫌々ながら時間を気にしながら受けていたことが多かったせいか、45分授業でも、すごーく長く感じられた。
学校の勉強というのは、楽しいとは思えない状況下で、子供時代に新たな記憶や体験を積むわけだから、時間が長く感じられる条件が最強に揃っているわけですね。
大人になってからも、時間を長く感じるようにすることはできそうなので、いろいろ工夫してみようと思います⌚