今の世の中は、あらゆる場面において便利にマニュアル化し、自分で面倒なことを考えなくても、なんとか導いてもらえるシステムが整っています。
自分の人生どう生きるかさえも、占いや人に頼って決めてもらいたいと思っている人が、かなり増えてきているようにも感じます。
占いを人生ナビゲーションシステムとしてある程度活用するのは構わないと思いますが、頼りすぎると本来備わっていたはずの、生きるための方向感覚をどんどん失ってしまうような気もするのです。
「自分はどう生きていいのか分からない」
「何が自分に向いているのか分からない」
という混沌とした意識で人生を歩んでいる人は、意外と多いように見受けられます。
そのような人達にとって、
「あなたという人間は、こうこうこういう性格なので、こういう物を持って、こういう風に振舞っていれば幸せになれますよ!」
という占いや開運情報は、ある意味、自分の進むべき方向性を具体的に示してくれるマニュアルとしてあり難い存在に思えることでしょう。
現代人の多くは、あらゆる場面でマニュアルを必要とし、そのマニュアルも用意されています。
それは他人に頼って、自分の出来ない部分を補ってもらおうとすることも含まれます。独学で学べること、ちょっと調べればわかるかもしれないことでも、とりあえず人に教えてもらおうとする人も多いように思います。
それは自分の知恵を絞ってなんとかする!という、本来人間が養うべき能力を低下させることにつながるような気もします。
至れり尽せりの現代社会は、あまり考えずに生きて行くことが出来るようになってきています。便利と言えば確かに便利なことではありますが、マニュアルに頼った受動的な人間を増やすことにつながっているようにも感じられます。
占いの情報も、その人にとっての便利なマニュアルとして受け入れる人も多いでしょうが、自分の知恵を絞ろうとせず、マニュアルだけに頼るのは危険です。
占いの情報も、その人にとっての便利なマニュアルとして受け入れる人も多いでしょうが、自分の知恵を絞ろうとせず、マニュアルだけに頼るのは危険です。
あくまでも、幸せへの扉を開く鍵は、自分の手の中にあるのだと私は信じています。ですから、自分自身を成長に導く目的で占いを活用していけば、おのずと求めていた答えは、自分の中から引き出されてくるはずです。
未熟な自分のままマニュアルだけにしがみついていても、望む結果はなかなか得られないのではないかな。。と思うのです。