子供の頃に学んだもので、誰にでも苦手な教科があったとは思います。
苦手とまではいかなくても、「こんなこと自分のこれからの人生に、絶対に役立つことはないだろう」 と思えるような、数式だとか年号だとか、たくさん覚えさせられた気がします。
ちなみに私はと言えば、学生時代に1番嫌いだった教科は体育で、その次は数学かなぁ。
とにかく、体育は大嫌いでした。
「嫌いな教科を嫌々ながら学ばされることは、苦痛なだけで、メリットなんてあるはずない!」
と、ずっと思っていましたが、子供の頃に、幅広く脳や身体を使ったことは、それはそれでバランスを取る上で役に立っていたようにも思えてきました。
大人になると、強制的に運動や勉強をさせられることはなくなりますが、自主的にそれらを取り入れていかないと、歳を重ねるごとに、脳や身体のバランスはどんどん崩れていくような気もしてきました!
脳に関しては私は今でも、文章を書いたり読んだりすることは多いですが、計算する機会はあまりないので、その部分を使う脳はだいぶ退化している気がしますね。
興味があることはたくさんありますが、幅広いジャンルに渡っているわけではないので、使われる脳や身体の部分には、だいぶ偏りが出ているはず。
そこで! 日頃使わない脳や体の動きを使ってみると、心や身体が活性化されていくのを感じます。
私の場合、無意識に動いていると右足重心になってしまうところを、意識して左足に重心を置くようにしてみるだけでも、大きな変化が感じられました。
あまり聴かないようなジャンルの音楽を聴いてみたり、興味のないことを扱った雑誌や番組を観てみることも、同様の効果が得られます。
私は高い所が苦手なので、あえて高い所に上ってドキドキしてみることも、今の私には必要な刺激のような気がします。
思い起こせば、怖いけれども観覧車などに乗って降りた後には、ちょっとした自信のような安定感が生まれていました。
「嫌なこと、苦手なことにわざわざ手を出さなくても」
と、思う人は多いでしょうが、嫌なこと、苦手なこと、滅多にやらないようなこと、からもたらされるものはとても大きい気がします。
日頃使われない部分の脳や身体が活性化され、全体のバランスが整ったような安定感が得られ、若返り効果も実感しています。