私は2006年に、睡眠中 夢の途中で夢だと気づき、身体の感覚はないのに脳だけ覚醒状態にあるような、奇妙な体験をしました。
睡眠中は一時的な霊界への里帰り、なんてことも言われていますが、私が体験した現象はなんだったのかな、と今でも思います。
やはり、脳の誤作動という気が一番しますが。
その当時の記録を改めて紹介します。
今朝方、わたしは奇妙な夢体験をした。
簡潔に説明すると、夢の中で「これは夢だ」という意識をハッキリ持つことが出来、そのまま自分の意思で覚醒状態にまで引き戻すことができたのだ。
夢の中で、覚醒時と全く同じ意識を保ったままでいられるという不思議な感覚を体験したことにより、私の中に眠っていた能力が大きく目覚めたような気がする。
夢から目覚めるまでの状況はこうだった。
最初私は、昔住んでた家の場所にいた。
その時点でなにかが変だと思いながら、家の中を見ると兄がいるのが見えた。
兄の姿を見た途端、「これは夢だ!」とハッキリ意識することが出来、兄に向かって、「これは夢でしょ?わかる?」と訊いた。
兄は私の声にはすぐに反応したけれど、どこにいるのか姿が見えないらしく、キョロキョロしていたので、「こっちこっち」と大きな声で呼んでみた。
すると兄の姿は一瞬消え、障子の所に影だけ映った。
その影が私にぶつかりそうな位置まで近づいてきたので、私は「そんなに近づかなくても大丈夫」と慌ててストップをかけた。
影だけになった状態でも、会話が途切れることはなかった。
しばらくすると兄はまた元の姿を現した。私の姿も確認できたらしい。
そこで私は、「焦りの感情などを持つと姿が消え、安心感が得られると姿を現すことができるのかな」と、冷静に分析してみた。
同じ時間に兄の意識と私の意識が合流しているに違いない!と確信し、兄に「この夢のことは起きてからも絶対に忘れないで!」と強くお願いしておいた。
もしこれで起きてから2人が同じ夢を記憶していれば、物凄いことになる、と思ってドキドキした。
そして、「それじゃあ後はお互いの夢に戻ろう」と私が言った途端、一瞬視界は真っ暗になった。
そこで私は「ここですぐに目を開けることは無理そうだな」と判断し、そのまま少し様子をみていた。
目を開けたくても、目を開ける感覚が戻ってきていないのだ。
するとその後すぐに不思議な映像が早送りされたようなものが30秒間くらい見えた。
その映像は2パターンあり、前半はお葬式のようなシーンで、黒い喪服のようなものを着た人達が動いているような映像が猛スピードで流れ、続いて、松尾芭蕉のような人の模様が連なったものが、これまた猛スピードで目の前を流れ、その後しっかりと目を開けることができた。
目覚めた途端、忘れないように、枕元にあった携帯にとりあえずメモし、時刻も確認した。
時刻は朝の5:49分だった。
起きてから兄にこの夢の話をしてみたら、兄はまったく記憶にないという。
残念だけど、兄の記憶がないだけで、あの時私は兄の意識の一部と接触できたに違いないと信じている。
兄もそういうことに理解が深いタイプなので、今度から覚えておけるよう頑張ると言ってくれている(笑)
覚醒時と全く同じ意識を保ったままでいられる夢の中は、霊界にいる状態と同じに違いないと思ったら、すごく貴重な体験をしてしまった。