恒例のママと子どもが図書館で借りていたシリーズです。
もうそろそろバリエーションが無くなってきたか?(笑)
今回の本の中で印象深かったのは、なんといっても「クワガタムシの天敵」の章です。
朽ち木の回りを歩き、クワガタの幼虫を探し、卵を近くに生みつけるアカスジツチバチ。
その卵から生まれた幼虫はクワガタの幼虫や蛹を餌にします。
コメツキムシの幼虫もクワガタの幼虫や蛹を狙っています。
「コクワガタの癰室に侵入したコメツキムシの幼虫」って写真、どう見ても恐いです。
成虫の体液を吸うダニ。放っておくと成虫が弱ってきます。
成虫のクワガタ(♀)も産卵の栄養補給のために幼虫を食べてしまうこともあるようです。
実際に見たことあるのですが、クワガタの身体の節々から白いものが吹き出している死骸。
それは糸状菌に侵されて死んだものだったようです。
カエルやカラスなどももちろんクワガタを狙っています。
クワガタムシの一生はとても困難が多く、元気な成虫で活躍できるのは一握りだということを再認識させられました。
その運がいい元気な成虫をひょいと捕まえる私たち。
うちで飼ってるクワガタくんたちもいろんな障害を乗り越えてきたんだね。