★上記フォトは、物販されていた「PANTAを仙台に呼ぶ会」製作の「HAMON潤・」の表紙
2011.7.2頭脳警察ワンマンライブ@初台ドアーズ
頭脳警察
PANTA&TOSHI
菊池琢己(g)
FUKUSHIN(b)
小柳Cherry昌法(d)
三国義貴 (k)
【第2部】
10.戦慄のプレリュード(PANTA&TOSHI&TAKUMI)・・・・・Toshi・dr, Takumi・b
11.お前と別れたい(PANTA&TOSHI&TAKUMI)
第二部のスタートは、なんと!!
「スリーピース」頭脳警察でした。
パンタとトシとタクミの三人だけが戻ってきて、タクミはベースを。トシさんはドラムへポジション。
M10.11共に、いやーこれはカッコイイ!!
トシさんのドラミング、唯一無二というか、我流?というか、なにしろ個性的ですよね。いつみても、すごくカッコイイのです。タクミベースもまた、さすがに華のあるベースというか、華麗なる(元)貴公子ですから♪(ありゃ?「元」は余計かしら・・笑) ベース奏者って、どちらかと言うと、全般的に地味というか、落ち着いたイメージがありますが、タクミ氏がベースを弾くと華やかに感じます。ああ、でも「吠えるベースのジゲン」って人もいらっしゃいますね。この日のベースはフクシンさんでしたが。フクシンさんも雰囲気あるベーシストですよねえ。この日私のところからは、あいにくお姿がまったく見えない位置でしたけど・・・。
スリーピースでのパンタのギターの音もカッコイイのです。
MC
この、できそこないの三人で、7月10日、ロフトで演ります!!
ドラムをしていたトシさんがなかなか戻ってこずに
「徘徊がはじまったのかと思った」 P(笑)
「徘徊は昔からだ」 T
「そうか」 P
12.白い森
13.赤の女王
「白」と「赤」・・・・二色の大好きな曲が続きました。
このあたりは、今までも何度も書いてきましたが、私は本当に好きですね。両方とも。
M13のタクミギター、すごいカッコイイ。他のパートのそれぞれの演奏、アレンジもとてもイイ。
新譜がリリースされた当初は、よりによって、この曲はライブでなかなか演奏されませんでした。
後半になってようやくライブでよく演奏されるようになりましたが、あのアルバムの中でも、秀逸な曲であると私は思います。
しかし、やっぱりこういう、わりと「新しめ」な曲を聴くと
ますます、さらなる「新譜」、新曲がやっぱり聴きたいなあ~って。思うのです・・・。
それから、パンタの最近の、というか、新しめの楽曲たちについてですが、「俺たちに明日はなない」をはじめ、「狂った一頁」にしてもライブのみでの披露の未発表曲、「岩の上にも」とか「midara」とか・・・私は相変わらず、どれも本当に素晴らしいと思っています。
体型等の見た目については、それこそ、痩せただの太っただのメガネかけただの髪切っただの、杖ついただのと、まー「ミーハー」としては、ことあるごとに、いろいろ文句つけますよ。それは愛着、愛情ありあまってのことで・・・・。
だって、そりゃあ、いつまでもカッコよく、我が憧れの永遠のスーパースターでい続けて欲しいと思っていますから。ファンならば、実は誰しもが自然と願うことだとは思います。こういうことを言わなくなったら、ジ・エンドというか。願いがこもってます・・・
それでもどうもして年齢と共に、現実はだんだんと・・・そうも言っていられない事実に直面はしています。
しかしその詩や曲を生み出す天賦の才能。これは年齢を重ねても、いっこうに衰えを感じさせていません。
そのあたり、やっぱり、この人は天才なのだと思う。
だから・・・・期待をしてしまう。
早く「次の一頁」をと。
さらなるステップへと。
そして、こんな今だから、こんな状況だから・・・・新しい歌を・・・・聴かせてと。
この苛立ちを、この腹立たしさを、不満を不安を、怒りを・・・・
歌にして欲しい あなたにしか生み出せない詩を、曲を・・・・
けれども、かといって、私自身、ラジカルでパンクな曲だけを求めているわけでは 「「私」 は な い
この詩人しか生み出せない、この詩を
この天才メロディメーカーだからこそ生み出せる 美しいメロディーを・・・・・とも
14.詩人の末路
いや、もう・・・・これ・・・ほんともう、大好きです。
「戦闘派警察ファン」ではなくて、「叙情派ミーハー警察ファン」の私にとっては、たまらない楽曲。
♪さあ歌え 君の詩を
今叫べ 君の末路を・・・・・
明日は君の狂わした鳩が飛び立っていく日なのだから・・・・・
♪ボクが年老いたなら
君が愛を受けたなら
想いだそう ベルベットの花を・・・・・
15.People
M12~この15まで・・・。これはもう私にとっては申し分ない神セットリストともいえる並びでしたよ。
演奏も決して悪くはなかった。
改めて、たどって振り返ってみると、素晴らしかった筈。
なのに・・・・・・・・・・・・
どうもこれらの楽曲の内容のわりには「淡々と」聴いてしまったような気がします
MC
震災のことに触れないわけには行かないんですけど 触れると話が長くなっちゃうんで・・・
ほんとうに今日、仙台から来てくれた元気な顔を見て本当に嬉しかったです。焼津とか浜岡の近くから来てくれた人もいますが、原発は なくなればいいなあとは思ってますけども・・・いろいろありますから・・・
ここで話すとまた長くなるから・・・
とりあえず、俺たちはもうずっと、そんなようなことやってきたんで、いまさらなんか言うこともないし
「銃をとれ」とか、あのへんの言葉で表現できてますから
まあ、そのへんで、みなさん、自由に暴れてください
本当にもう 怒り心頭に達しているんだけどさ!!
も っ と 怒 れ よ ~~ (TOSHI)
・・・・まあ、そんなことで
楽しくやろう
元気にやろう!!
最後まで盛り上がって行こう!!!
16.風の旅団
思えば去年の夏、もうそろそろ早くも一年経つのですね・・・すごく早いです。
「頭脳警察BOX」へ収録の新録音レコーディングリハに参加できて、その後の本編レコーディングにも参加できて、そのときに、何回となく、生聴きしたこの曲です。
もっと昔の、初出の頃に聞いたときには、特に私が思いいれを持ったタイプの曲でもありませんでしたが、去年のその、リハとレコーディング以来、私にとって特別に思い入れある曲になっていました。
17.謙虚な昼寝
18.死んだら殺すぞ
先に掲載したMCの後に続いた後半戦楽曲。
このM16~18の戦闘モード頭脳警察。
M12~15までの神秘的叙情的浪漫的な「静」の流れから、MCの後にスピード感あふれる「動」の戦闘モードに突入。
ここで文字にして改めて、ひとつひとつ振り返りますと、本当に、よく考えられて組み立てられたセットリストです。
ただ単に、リクエストされた曲を並べましたというわけではなかったです。ほんとに素晴らしい。
・・・・・・ただ、次のM19に入る前にさらに、たたみかけに入るべく、勢いよくの「メンバー紹介」の筈・・・・・だったのですが・・・
ここで、パンタはキーボードの三国さんの名前をど忘れ・・・・ しばし中断
本人に聞きにいってました。
19.ふざけるんじゃねえよ
20.Blood Blood Blood
そしてさらなるたたみかけに入った本編・後半のエンディング。
M19から20へ続きました。
盛り上がりの本編終了
何度も書いて申し訳ないですが、確かにセットリストでタイトルだけ辿ってみると、カッコイイライブでした。
パンタのコンディションがベストだったら、実に素晴らしいものだったことでしょう・・・と、振り返ります。
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MCについては、やっぱりなんとなく「散漫」?という言い方はちょっと違うと思いますが、なんというか・・・その言い方とか内容が、なんとなく・・・という感じがしてしまいました。
「長くなるから」「長くなるから」で、言葉をさえぎっていたような感じだとか、「もうずっとそんなようなことをやってきたから・・・」と言う言い方。
実際そうなのですけど・・・。・・・・・う~このあたりは、40年、いや41年の歳月・・・は事実感じました。
「銃をとれ」とかで表現できていますから・・・・・と話していたことに関しても、
そうか。そうなのか。もうすでに、わざわざ今から新しい「歌」は必要ないと思ってしまったということなのか?と。
新しい歌を、聴かせて欲しい今の、こんな現実、現在だから、それにそくした「怒り」の「新しい歌」を・・・と願い、期待していた私だった。
そういう何かを、この日の、この時期でのライブの中でも求めていたのだと思います。
それが、現在進行形ということではないのか?まだまだ前に進んで欲しいということを、単純に願っていました。
このバンド、このアーチストならば、今の日本で、そういう歌を新しく生み出してくれる唯一無二の存在の筈だと・・・・・・・・・・・
だけど「もう、ずーっとこんなことをやってきたから・・・・」と言われたときには、この日のライブでの、なんというか、いろいろなショックというか、寂しさに追い討ちをかけました。
神経痛での着席ライブで、体型も変わり果て、ミスを続けてミュージシャンの名前を忘れてしまったり・・・
いろんな要素が重なり過ぎました。
去年の夏にリハに立ち会えたときに、話を聞いたときには、ちょっと篭って、たくさん曲創りも、したいんです・・みたいな、「製作意欲」も頼もしく力強く示してくれていた筈でした。
現に、そんなふうに話すのを、私はパンタから直接聞いてました・・・・・。
だけど、この日の、そのMCからでは、去年のそういう「制作意欲」みたいなのが感じられませんでした。
「怒り心頭に達している」と言っていたけれど・・・だったらなおさら、それをもっと言葉に、「歌」にして欲しい。
ただ怒るというだけならば、それはみんなが怒っている・・・。
そういうことを求めることにも、もう無理が生じてしまったのだろうか??と・・・。
横からトシさんが「もっと怒れよ」と言っていた・・・。
そして私も心の中で、同じように「もっと怒れよ」と思っていた・・・・・・・・・・・・
(後編・アンコールへつづきます。もうしばらくお待ちください。)
ここまで、先にセットリスト速報をしたときにも書いた「残念」さの具体化みたいなレポの内容にはなってしまってますが、次以降の「アンコール」で、私は救われました。
この次以降の展開で、かなり元気になれました。
そして、まだまた、今現在の気持ちとしては、これから、この次、この先への期待感は衰えることはありません。・・・・というか、むしろ、ますます離れられません★
・・・・念のため、次の【後編】アップまでのインターバルに向けて、その後編の予告として追記しておきます。
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なるほど・・・ですよね。
ええ。だからこそ、やっぱりその分、気持ちを「歌」に託して欲しいものですね。
「ナハト」や「レッド」みたいなコンセプトアルバム・・・・・
でも、ああいうアルバムは、それこそ製作までにはかなりの時間を要するのでしょうね。
ナハトは、10年構想?でしたっけ。
そして、そういう重厚なるテーマのアルバム製作のためには、当然、ひきこもりの創作活動の時間が必要です。
考えたのですが、それは今のパンタには酷というものかもしれません。
あれだけの「ヘビースモーカー」が禁煙しているのに、創作活動でひきこもったら、喫煙の誘惑が・・・さらに、ひきこもることによる、いつぞやのような神経症の再発とか・・・
若い頃よりも、メンタル面でも集中力継続も難しくなってきてもいるはず・・・・
ファンは、いつだって、勝手なこと言いますよ。
勝手な妄想、勝手な要望、勝手な憶測・・・・・
けど、現実問題、難しいことを要求してしまっているのかもしれません・・・・・
でも、もう何も期待しない?なんて言いたくない、思いたくはないです。
それが「ファン」というもので。
なんだって、こう、いろいろとモノ言わせるアーチストなんでしょうね?(苦笑)
パンタって・・・・って、思います。ワタシ・・・(^^;
この方、このことを語りだすと、いつもこんなに止まらなくなる私って、いったいなんなんだって?(爆)
ああ、あと、ナハトとかレッドとか・・・外国での出来事なればこそ冷静に?製作できたのかもしれません。
今回は、今まさに、直面している、わが母国での進行中の出来事ゆえに、これをすぐに歌に、テーマにして?と言われても現実は難しいのでしょうね・・・・とも。
「氷川丸」とかも懸案中でしたしね・・・・
「ナハ・アゲ・ダマ・・・・」みたいなのとか・・・むむむ