NACHT MUSIK FOR

since2004~PANTA、頭脳警察をメインに音楽のこと。開設から来年2023年で19年目になります。

2010.6.26頭脳警察ワンマンライブ「ZK6.26」 【みーはーライブるぽ】★前編★

2010年07月02日 | PANTA・頭脳警察【みーはーライブるぽ】
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2010.6.26 初台ドアーズ頭脳警察「ZK6.26」
みーはーライブるぽ【前編】
頭脳警察
PANTA  
TOSHI
菊池琢己(g)
中山努(kb)
JIGEN(b)
CHERRY(dr)

今回は、向かって左側。いつもいることの多い、向かって右側に変わって、反対側に来て見ました。
・・・というより、たいていは、整理番号ひとけただったりが多いのですが、今回は、38番?くらいでした。
なので入場したら、かろうじて、隅っこの最前列が確保できたという感じです。
一番前には、柵が立ててあり、そこによりかかっていられるので、端過ぎて、あまりにもスピーカーのまん前というのは気になりましたが、でも、一番前の見晴らしと、柵によりかかれるということは大きい(笑)

1.ウイスキーハイウェイ
オープニング一曲め。おー最初からめずらしい曲♪
こんな曲も、頭脳警察にはあったのでした!!
ずいぶんと、懐かしいというか、私もしばらく聞いてませんでしたねえ・・・
「飲めないPANTA」が歌う「ウイスキー」の歌?(笑)
私は、それだと、あと他に、あれです。
PANTAの歌った唯一の縦長サイズジャケット時代のシングルCD・・・・「カレーと夕焼け」が収録されたのの、カップリング。(名義はPANTではないけど、歌っているのはPANTA)
あれはなんでしたっけ?
そう、そう確か、「マウンテンウイスキー」!!!
そのCDシングルに、PANTAにサインしていただいたのは、もう何年前でしょうか?懐かしいなーーー。
とにかく、最初から、こんな曲、とても新鮮でもちろん知らない曲ではないけれど、新曲みたいに聴けてよかったです。

いつもと反対側に位置していたおかげで、今回はキーボード中山さんが、すぐ近くで。
ギター側の目の前だと、耳がよくない私は、キーボードの音が把握できないというかよく聞き取れなかったりしていたんです。ギターの爆音にかき消され??みたいな・・・・

あと、ドラムもいつもより、近くてよく見えました★

やっぱりチェリーさんは、ステキです。カッコイイ!!!!!
ベースのジゲンさんを見るのは、ちょっと見えづらい位置でした。残念。
自分の位置が端っこ過ぎて、ほとんど死角になっちゃってました。

2.破滅への招待
一曲を終えるやいなや、ほぼ間髪ないままに、この曲が。
これは、響で聞けたときも、感激した曲です。
良い曲ですね。
中山さんのキーボードがいいなあ~~~と・・・・・
キーボード入りフルバンドで、この曲には、感激しました。

ところで、こちらから逆方向のスーパーギタリスト、菊池琢己さん。
今までは、帽子かぶって、サングラスもして、口ひげもアゴヒゲもあって、髪はとても長くて、それを目のまえにいつも置いているファン(扇風機?)を浴びて。長髪をひるがえらせつつ、爆音ギターを響かせていて、それはそれで、ワイルドで、カッコイイともいえまていましたが・・・・

なんと、今回観たら、帽子なし、サングラスなし、さらにヒゲも全部そり落として、スッキリとその甘いマスク☆な素顔を久々に見せてくれていました。髪も前よりはだいぶ短くカットされ、今までおでこ全開だったヘアスタイルでしたが前髪もおろされていて、今までとは、まるで別の人のようでした。(というか、昔に回帰した感じ?)
もともとは、これが私としては、好きなイメージ。
衣装も、彼らしく派手な花柄のシャツ。
まるで、スマートでカッコイイあの頃が蘇ったかのようでした。嬉しかった♪
これも、人それぞれ、好みであるのでしょうけど、私としてはゼッタイに、「こっち」が好きです。
反対側からいわば対角線上に遠巻きに最前すみっこから見た、スーパーギタリスト!!
たまには、「こっち側」もいいものです。おかげで、このロッケイトン・・・じゃなくて、ロケイションも、また、オープニング曲同様、「新鮮♪」
良い感じの滑り出しでありました。
・・・・ただ、まだ、この段階では、それほどでもなかったのですが、だんだん、頭脳警察スーパーバンド演奏の大音量が、私の位置で左耳を直撃、脳天まで貫き続けるのです・・・・・




3.暗闇の人生(BAND Ver.)
続く三曲目。この曲に続くのも、間髪いれずな感じだったと思います。
この曲も、とても良かったです。この曲というと、いままではアコースティック曲のイメージのみでしたが、今回は、今まで聴けなかった「フルバンドバージョン」演奏です。
 この「バンドバージョン」が聞いたら凄く良かったです。
 今回のフルバンド頭脳警察は、ドラムがワイルドアンドエレガンスで華のあるスーパードラマーチェリーだし。そして吠えるベースのジゲンというリズム隊だし。そこにトシのコンガが心地よく入り込み・・・

それから、やっぱり中山努キーボードのその彩り感。
素晴らしいコンビネーションというか。なんというか。すごく良かったです。

やっぱり、こないだは、すっかりエレクトリックの「三人警察」に惚れ惚れしていたわけですが。
こうして「フルバンド6人体制」でのアンサンブルを聴いてしまうと、やっぱりバンドはイイな!!という気持ちにはどうしてもなってしまいます。

この後で、やっとこの日初のMCでした。

「今日はリクエスト曲がほとんどしめていて、いわゆるライブ的な流れは無関係で、流れのつながりはありません」と・・・。


4.時々吠えることがある
 PANTAの声の調子は、とても良かった。歳をとってから、なんというか、ずいぶんと声が「甘い」感じに感じることもあったりしてましたが、今回はそんな感じもあまりなくて、良い感じでした。
・・・しかし、この曲もあの曲も・・・・
素晴らしい~と思うのは中山キーボードです。美しい。気持ちイイ。

改めて、頭脳警察に、キーボードがいる、いないでは、やっぱり相当違いますね!!

「ワイルドアンドエレガンス」!!!野人であれ!!華麗であれ!!

スピーカーのまん前のせいかどうか?関係あるのかないのか?とは思いますが、PANTAの声って、以前も書きましたが、時によっては、フルバンド演奏にかき消されて、とても聴き取りづらいこともあります。
今回は、そもそもメニューが比較的、落ち着いた内容が核をなしていたせいか、声の調子もかなり良かったのか、聞きやすかったと思います。それぞれの演奏が素晴らしいので、スピーカーのまんまえの直撃大音量であっても心地良かったです。
まあ、けれど、それでもやっぱり、さすがにだんだん、耳と頭が耐えられなくはなっていくのでしたが・・・・
(この環境は、自分たちみたいなヲタじゃないと、曲そのものが最初から頭に染み付いていないと、初見の人がこんな位置にいたら、かなり厳しい環境だったに違いないとは思っていました)

「9月に頭脳警察全曲ライブを予定しています!!」

と、9月のフォーディズの発表を。ファーストから順にやっていくのではなくて、ランダムに行く、とのことでした。たぶんこんなことは二度とないでしょう」とも。

5.それでも私は
続いてさらにまだまだ「青い時代」が続きます。
この「青い時代」シリーズは、私は大好きです。こられはもう何度聞いても。
しかし、これらも響で聞けて、それはもう感激していましたが、バンドバージョンもまた格別でした。
この曲についても、再びみたび?またまた同じことを書いてしまいますが、中山努キーボード!!素晴らしかったです。いえ、この曲では特に★
響でのギターのアコースティックも良かったのですが、鍵盤音が効果的に世界観を広げているというか。
まさしく、壮大なるキーボード奏者、中山努先生の世界であります。過去の頭脳警察には、パーマネントにキーボード奏者はいませんでしたが、現在進行する頭脳警察において、彼の存在はとても良いですね。最初の頃は、「陽炎」withPANTA&TOSHIではないのか?なんてふうでもありましたが。ただ、中山キーボードのいる、フルバンド、「6人頭脳警察」でこうしてフルでライブを聴ける機会というのは、なかなか数少ないですね。
「2人」「3人」「5人」と、いろいろに変化する21世紀頭脳警察のライブ活動ですけど。

「いい時間ですね?」(TOSHI)
「あまりしゃべると怒られるんで・・(笑) しゃべらない・・・・」(PANTA)

6.桃源郷
 次にきたのが、これまた渋かったです。しかし、私は「この手」の曲は大好きですね。
じっくり聞ける曲が続いて、もう、どっしりと、最前列の特権である手すりに持たれかかって、じっと聴き味わっていました。後半のギターもドラマチックで、すごくカッコイイ★
派手さはないけど、飛んだりはねたり、叫んだり、一緒に歌ったりは出来ないのだろうけど、それが不満で、つまんないという人もいるのでしょうけど、私は、好きだ☆
今回のライブでは、この「頭脳警察3」からの曲が、この曲に続く7.そして最後の最後のアンコールにも二曲。合計6曲もやってくれました。今回は「悪たれ小僧」からゼロ曲で、これも特筆ものでしたが、「頭脳警察3」からは、一番最多の6曲です。
このライブのおかげで、ずいぶんと久しぶりに、今「頭脳警察3」を歌詞カードを手に取り聴いています。しばらく聴いていなかった頭脳警察のアルバムを全て、今回のライブの曲をチョイスして、振り返りつついます。
しかし、この「頭脳警察3」がまた、素晴らしいラインナップの名盤ですね・・・・と、しみじみ振り返ったりしてます。

7.滅びえた者の伝説
「頭脳警察3」からそのまま、6.から7.へは、つながっているかのような連続演奏です。これがまた、さらにドラマチックになって、素晴らしかったのです。気持ちの良い演奏です。
だから、こういう演奏曲展開ならば、座席でじっくりと、座りながらゆれながら、演劇鑑賞するように聞いてみるのも良いのではなかったのかしら。とにかくカッコイイ。こういう頭脳警察が、私は大好き。
もうここまでのラインナップ・・・・まるでなんかこう・・・「私のためだけの」特別な頭脳警察コンサートなのではないかとさえ、勝手に思い込めたというくらい(笑)地味好みの私のツボにはまっていました。
覚えてくれていたのかしら(笑)
私の誕生日が、6.29、ロックに行く日(笑)というロクニークで、この日のライブの6.26の三日後だということを(笑)  そんなわけはないのですが、こういう勝手な妄想、思い込みの元に、音楽を支えに幸せに生きていけたら、それもいいじゃない?!(笑)

8.心の落ち着き失せて
続いて始まったのが、大活躍の中山努キーボードで、しっとり聞かせて始まった、この曲でした。
響で聴けたときも、すごく良かったのですが、鍵盤楽器の音が主体になると、なんともエレガントで、壮大さを増して、この格調高きGoetheの詩と若きPANTAが生み出した美しいメロディが、見事に映えました☆

トシを含めたこの卓逸したリズム隊と、鍵盤とギターの音色のとにかく見事なる調和。

私的には、この曲この場面こそが、今回のライブ本編中盤における、まさにハイライト☆でした!素晴らしい。カッコイイ。 美しい。 ・・・・感無量でした。

きっと、私以外も、ここにいる大勢の観客たちは、この曲世界を堪能しきって、胸に染み入り、スタンディングでありながらも、身動きとれなくなっていたのだと思います。

しかし、この後のPANTAのMC

「・・・脈略ないでしょう?・・・・ぜんぜん、もりあがんねえなあ~~(苦笑)」
なんとなく、茶化した感じで笑いながら話しました。

ま、こういう感じもあり、ってことで」

いえ、いえ、盛り上がってないのではなくて。ここまでのメニューで「盛り上がる」はずはないのです。
「盛り上がる」だけが、コンサートを聴くときの観客の「良い反応」の全て、というわけではありませんから。

いつでしたっけ?前に、響で琢己さんとふたりでやったワンマンライブでも、「今日は暗いコンサート」などと言って、それはそれは、実に暗い、言い方変えれば「盛り上がらない?」コンサートがありましたね。だけど、それも、私にとって、ものすごく、感動した、忘れられない素晴らしい内容だったのですから・・・・。

もりあがんねえなー(苦笑)のあとに続いた「こういう感じもあり、ってことで」に象徴されるように、個人的には、その「こういう感じ」があるからこそ、の私は天邪鬼なる頭脳警察ファンです。
もう、そう言い切れます★

このもりあがらないのが、もう、サイコー!!!!!なんですってば!!
私にとっては。まさにハイライト。

だから、ありがとう。
こんな、私のための(?)もりあがらない、ライブをやってくれて!!!!!!(笑)

・・・・・やっぱりPANTA的には、こういうメニューを組んでしまったはいいけれど、暴れたい、叫びたい、踊りたい、ステージ前に突進してくるいたいようなファンも大勢いるということは承知しているので、ちょっと、そのあたり、気をつかっての発言と、「照れ隠し?」的なものだったのかなあ????

けど、とにかく個人的には、もうここまでで大満足のしてやったりの内容で(笑)

だから、しつこいけれど、
これは「私のためだけに歌ってくれている頭脳警察コンサート」

ありがとう、ありがとう~~
もうすでに、ここまででも何度でも・・・・。この思い上がり(笑)

せっかくのフルバンド・フルワンマンコンサート!!
全ては自分に都合よく、自分中心に、自分の中で思い込んで世界に入り込めたもん勝ちなのだ★
♪俺のロッケイトン!!!である(笑)

9.まるでランボー
でも、ここから、いよいよさすがに、明るく?盛り上がり系にはいってまいりました。
この曲は、PANTAも大好きな曲なのではないでしょうか?一時期は、ものすごく頻繁に演奏されていたのを聴いていた気がします。それでもって、実は、正直言って、自分では、一時期、なんとなく、この曲はもういいから、もっと別のやって・・・(笑)とか思っていたこともあったんですよ。わり飽きっぽいのでしょうか?私って。
けど、さすがに、このところ、この曲も久しぶりで、それでやっぱり、とても良かった。なにしろ、トシのコンガが炸裂して楽しいし、やっぱり中山キーボードも冴えていたし。(・・・って、中山さんばっかり?(笑))

10.恋のいらだち
すくに続いたのが、なんとこの曲でした。いやーー、これがまた、珍しい。
聴いてすぐにタイトル浮かんできませんでしたよ(笑)さすがに・・・・。
「仮面劇のヒーローを告訴しろ」というアルバムも、私、もう、ずいぶん聴いてませんでした。このアルバムは、12曲も収録されてましたね。それで、曲は一分、二分代のがたくさん。この頃ってこんな感じだったですね。今は一曲が5分、6分で、アルバムトータル60分以上あるようなこともめずらしくはないのですが。
リアルタイムには知らなかったとはいえ、時代を感じさせる雰囲気と、PANTAならではの良いメロディと。
明るい曲調で、楽しめました。

「今になってこんなのやるとは思わなかった(笑)」

と、演奏終えるやいなや、すかさず、PANTAは照れくさそうに、こう、ひとことだけ話して、すぐさま、次の曲へ。

11.間違いだらけの歌
明るい曲調の曲が続きました。
ここにきて、ようやく頭脳警察「ベスト盤」に収録され、頭脳警察定番曲としても、あまりにも有名なる

♪俺たちゃ 反逆の天使~~♪♪♪

です。さすがに、なんだか、ほっと、安心したような気分になったのは、何故だろう(笑)
だけど、本当に、これも良い曲ですね。ノれましたし、とても気持ちよかったです。 PANTAは天才ですものね!!

これなんかは、それこそ、騒いで聴きたくて、踊りたくて、立っていたのに、それが出来なくて、うずうずイライラしていた観客層たちは、私以上に、ホッとしていたと思います(笑)
お~~やっと、きたかーーー!!みたいな。ははは。

12.軍靴の響き
そのまま続いたのが、この曲とくれば、もう、いよいよキタなーーー!!と、これで本当に、ようやく、騒ぎたい、踊りたい人たちは、溜飲を下げたことでしょう。
まあ、確かに、やっぱり、こういう、「戦闘モード」的な頭脳警察は、カッコイイですよね。それはもう、理屈抜きに、ライブを幾度も体感してきて素晴らしく感じている部分です。地味好みを強調し続ける天邪鬼な自分ではございますが(笑)
もう、戦闘的頭脳警察楽曲は、もちろんトシのコンガも炸裂していて。勢いづいてまいりました。

13.間際に放て
すぐに続いたのが、36年ぶっとんでの、この曲でした。
なにしろ12.の軍靴の響きが、1972年のセカンドからの楽曲ですからね、この「間際に」は、公式リリースされたのは2008年のやっと出たシングル「時はサーカス」のカップリング曲。

ライブでの初出は、再々結成された2001年の頭脳警察です。
・・・・ライブ初出からレコーディングされるのにだけで実に「7年がかり」ですもの・・・この頃のPANTAというのは・・・・。
まあ、さらにそれより前の90年代半ば以降とか・・・
そんな「時代」を思い出したら、あああ・・・本当、今はなんて、素晴らしい活躍ぶりなのでしょう!!
ありがたやありがたや!とは思いますとても。ほんとに。もう・・・・。

ですから、この曲は、初めて披露された2001年の時期としては、かなり貴重でめずらしい「新曲」でした。
再結成90年には二枚の新譜をリリースしましたが、このときの再々結成は、6月から9月までの短期間の限定再々結成で、新譜がリリースされるということもありませんでした。そんな時期の、唯一の?頭脳警察の新曲でした。
その後、他のライブで披露されることも、あまりなくて、唯一(かな?)2002年10月の厚生年金での四人囃子とのジョイントライブで披露されたきり、6年くらいは、日の目をみることのない曲となってしまっていたのです。

私は、2001年の時期は諸般の事情で、頭脳警察ライブにはほとんど参加していませんでしたが、2002年の厚生年金には行きました。
だけど、この日の頭脳警察の出来は、正直言って、あまりベスト的コンディションと感じられるものではなくて、その上、PAの状態もものすごく不出来、頭脳警察、四人囃子両者のファンの間で、ネット上は批判の嵐がふりまいてました。
 したがって、私自身もそのときのライブは聴きましたが、このときに初めてきいた「間際に放て」については、特別な印象もありませんでした。ただ、これはいかにも「頭脳警察」らしい曲だな・・・という印象のみ。

 ひきかえ、同日に初めてきいた「時代はサーカスの象にのって」に対しては、初見で、大感動していました。私好みのこのメロディーは、一度きいただけで、ツボでした。このときのメンバーでの頭脳警察の演奏も、とても良かった。(ギター藤井一彦・ドラムヨシロー・ベースジゲン)
・・・・・なのに、その後、この警察メンバーで、レコーディングはされた?と伝えられはしたものの、何故かはわからないままに、ここでまた実に6年も歳月を経過させてしまうのです。(本当に、この時期のPANTAはファン泣かせでした・・・あと、この頃の体形は、ものすごく、まんまる顔で、太っていましたし・・・)

そんな6年を経て発表されたシングルカップリングの「間際に放て」。
新生支援陽炎・頭脳警察として、久々にライブで聴けたときには、すごく感動しました。
お~~なんということだ!!
この曲って、こんなにカッコイイ曲だったのか!!!
ある時期、私は、シングル、むしろ、こっち(間際)をA面にしても良かったのに。などと思ったほどです。
すごく、頭脳警察らしさのある、ワイルドな感じが良かった。ひきかえ「時代はサーカス」はシングルとしては、それこそ頭脳警察のパブリックイメージを抱いている一般向けとしてはそぐわないのではないか?とか思っていたのです。曲としては、もちろん、私好みなのは「サーカス」ですけどね。

そんなふうに、いろいろな思いがあったこの曲ですが、この日は、勝手に集大成?というか、ここで、還暦となり、六人フルバンド編成での演奏を聴く!!
それぞれのパートがそれぞれにカッコよく炸裂していて、絶妙なるワイルドなるアンサンブルではありませんか。歌詞も適度に過激で、意味深で。とっても頭脳警察らしい上にカッコイイ。
最初のギターから私はすごくあれが好きで。トシのパーカッションもとっても良い感じで、そして、ここでもキーボードのその存在感★

・・・・・ただ、実は、正直言って、このあたりで、相当、もう自分の位置では耳がやられまくりで、もう、脳天までジンジンで・・・・・左耳、手で押さえて聴いてました(笑)
なにしろ、この曲、演奏すごいです。ギターがカッコイイけど、うるさい~(笑)リズム隊の低音の響きがまた、きてましたね~~。

14.うたかたの命
畳み掛けてきました。間髪いれずに、この曲が、また、すごくカッコよくて、嬉しかったです。
この曲、大好きです。こんな曲が、ここでキターーーっと知れた瞬間の嬉しさっていうのが、ライブの醍醐味ですね。
しかし、最初に、あの不連続線のアルバムで聴いたわけでしたが、その後、「響」でもやってもらえて、すごく嬉しくて、しばらく、この曲に夢中になっていて、よく口づさんだりしてました。
ここにきて、フルバンドの6人頭脳警察で、聴けただなんて!!

感無量でした。とっても嬉しかった。

頭脳警察、全曲ライブ・・・・PANTAは、どこまでやっていいのものか?と困ったように話していました。こういう劇団向け楽曲を加えたりすると、そのボリュームは、さらにとんでもないことになるからです。

けど、私としては、むしろ、そういう曲こそ、この際、しっかり取り入れて、聞かせて欲しいです。
恐るべし、頭脳警察は、リリースされたオリジナルアルバム収録曲以外にも、たとえば、この「うたかたの命」のように、カッコイイ曲がたくさん、埋もれているんですね。凄いことです。そもそも、この不連続線のアルバム全体も私はかなり大好きです。このアルバムで、PANTAがボーカルしている曲は少なくて、劇団の人たちが歌っているようなのが多いのですが、そのあたりも、是非、今のこのフルバンド頭脳警察で、聴かせて欲しいです。

いったい、どんな感じになるのか、想像しただけで、わくわくです。この不連続線、本当に良い曲が多いですから。天才ですほんとに!!(⇒しつこい?)

この後で、メンバー紹介
ここでも純粋に、メンバー紹介のみ!!
エライ!!すごい!!本当に、MCが少ない!!徹底していました。

「あんまりしゃべると怒られるので・・」・・・って、本当に、それを意識しているのかな・・・(汗) (苦笑・・・)

このメンバー紹介がされた後、いったん、琢己、チェリー、ジゲンは、退場しました。

これで、ようやく半分です。凄い!
14曲なら、過去の頭脳警察ライブならば、これで終了でも、まったく不思議でなかったのです。

なのに、さらにまだまだ続いて、この後残り、まだまだなんとあと17曲も残っていたわけです。
素晴らしい~~。


さて、このブログは文字制限は、気にすることはないのかもしれませんが、とりあえず、「前編」として、いったん、ここで、終了します。

つづきは、「後編」で、また後ほど。

(つづく)


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