平成の大合併・そして「飛び地」合併

平成の大合併　特例法締め切り　全国市町村1822に再編 (産経新聞) - goo ニュース

さて、年度が新しくなり、この4月からは全国各地で、新しい地名の市町村が誕生したようです。
これは、良いことなのか?とは思いますが、ただ、私の故郷の町の名が消え去ってしまった事実には、寂しさはぬぐいきれませんねえ。
永年親しまれた、歴史ある町名が消滅しただなんて、古くからこの地に住まいする人々の気持ちを考えると、たかだかうん十年程度?しか生きてなくて、しかも今は、故郷を離れて、別の地に住まいする私でさえも、おだやかでは無いのですから、全く、はかり知れないものがございます(-_-;)

それに、故郷だけではなく、私たち家族が現在居住地にしています、この地においても。
なにやら、ちょっと不可思議な?
「飛び地合併」なる形で固まったようですね?
さすがに、こちらは賛否意見も対立していたようですが、市長選の結果が出た後は、押し切られた形でしょうか?

でも、私も、素朴に「飛び地」という事態には、どうしても?マークが頭に浮かんでしまうのですが。こんなことも、ありなんですね?
いやはや、「権力」にはかないませんのでしょうか。

この「飛び地」に関しては、私は、思わず、この前読んだ本『地図にない国からのシュート』で知った、パレスチナのことを思い出してしまいましたよ(^^ゞ

(イスラエルとパレスチナ自治区におけるその分布地図を。「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」に分断されている「分断国家」としてのパレスチナ。)

あの、不自然な自治区の分布図とどこか、だぶって、見えた、わが住まいする地の、不自然な分布図上において、飛び地にされた(間で唯一市の合併に加わらずにとどまった)あの地域の人たちは、なんだか肩身が狭いと言うか、やはり不便なことは、これから生じるのではないか?
市側としては、「近い将来的に、ゆくゆくはこの町も加わっていただく」ようなニュアンスらしいのですけどね??・・・・

なんでしょうねーえ。

今夜は、ふと、こんな曲のフレーズが頭に浮かんでまいりましたよ

♪世の中はいつも　変わっているから　
頑固者だけが　悲しい思いをする

変わらないものを　何かにたとえて
そのたび　崩れちゃ　そいつのせいにする

シュプレヒコールの波　通り過ぎてゆく
変わらない夢を　流れに求めて
時の流れを　止めて
変わらない夢を
見たがる者たちと
たたかう　た　めーーーーーー

中島みゆき『世情』