NACHT MUSIK FOR

since2004~PANTA、頭脳警察をメインに音楽のこと。開設から来年2023年で19年目になります。

【みーはーライブるぽ】2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【後編】

2010年02月09日 | PANTA・頭脳警察【みーはーライブるぽ】
2/6(土) ☆PANTA&TOSHI還暦記念イヴェント☆
『PANTA&TOSHI KANGEKI KANREKI LIVE』

初台The DOORS
File0005.gif
(今回のPhoto は 還暦を祝してあえて1986のPANTA★
協力 TDR改弐)


【みーはーライブるぽ】
2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【後編】
 ★さて、いよいよ 昨日の続きのラスト最終回「後編」です。



神がかり的演奏の「万物流転」の後、MCでメンバー紹介・・・・

このとき「還暦のふたりはそろそろ疲れてきたんで・・・(笑)」などと言っていたのに!!!

それはそうです。ここまででも、第一部含めて、演奏曲数は、すでに実に25曲に達していました。

普段の「フルワンマン」ライブでも、25曲という数ならばとっくに「いったい今日はどうしたの?」という数である。
20曲超えたら、この人のライブならば、とっくに「異例に演奏曲が多い」部類でした。

しかし、しかし、この日の「節目」いや「通過点」ライブは、まだまだ、まだまだ、全然終わりではありませんでした。

・・・・・・今までのことを思うと、それは今でも、なんだか信じられませんが
・・・・・・夢みていたんじゃないのかしら?って・・・

ほんとに、すごい



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26.光り輝く少女よ (72「3」)

しかし・・・しかし・・・しかし・・・・・・・・これは・・・
70年代頭脳警察ナンバーの後に、90年再生頭脳警察ナンバーのアルバム二枚から素晴らしい展開でここまできて・・・
そして、クライマックスの「万物流転」の後に、届けられたのが、再び72年「頭脳警察3」に戻って、

この輝ける「名曲」である!!

本当に素晴らしい。

ドラムNAOKIのカウントから、続いたあの菊池琢己のギターフレーズが、泣かせる音を奏でる・・・・・・
そして、絶妙なるコーラスワーク

最高に心地良いバンドアンサンブル

その音に包まれて 世界が変わる

ここはどこだ  もうまわりは見えない・・・・異次元だ

72年、22歳のPANTAが作ったこの曲
38年の時を超えて

PANTAのボーカルは 往年の輝きを失うことなく艶を添えて  私の心に入り込んでくる

情感がぐいぐいと伝わる瞬間

その目の前のまなざし・・・・視線が、直撃・・・・・
・・・・したような気がして、身動きできなくなる
胸がますます どきどきする 張り裂けそうなくらい

ステージ照明が幻想的に彼を照らし、彼のまなざしが、まっすぐにそのまま数メートル先のまんなかにいた自分に届いたような気になる

錯覚でも 妄想でも そんなことはどうでもよいのだ


PANTAを知り、追い続けた20年・・・・
その間、いろんな出来事があり、いろんな感情を抱き・・・・
失望したり 感激したり  泣いたり 笑ったり 諦めかけたり 
どこまでも追い求めたり 離れかけたり・・・・
そんなこんなで 20年

・・・・・・・・・

少女は 来て くれる  去っていく・・・・・・

愛は 枯れて いく    も う 帰 ら な い

光輝く少女よ 

いとしい人よ  と  ボクは子どものように  泣き叫んでいた 

光輝く少女よ     ボクは  夢 を み た い

光輝く少女よ    あなたの 胸の中で

光輝く少女よ    離 れ な い で

光輝く少女よ    去 っ て い か な い で  ・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

意識が朦朧としたみたいな、ただ、この場に立ち尽くして 音のまんなかで、ステージのまんなかにいるその人の姿をだ立ち尽くして見ていた・・・・


離れないで・・・・去っていかないで・・・・


去りかけていた心が、そのとき 動いた






27.歓喜の歌   (91.「8」)

・・・・・・・・あの曲の後に、この曲が来るか・・・・
そんなことをしたら  私は もう どうしたらよいの?

大好きな、「歓喜の歌」・・・大好きだと執拗に言い続ける 
誰がなんと言おうとも・・・・

私にとって これぞ 最高傑作アルバム

そのタイトル曲「歓喜の歌」  ピース オブ ウォール・・・

1989年・平成元年・ベルリンの壁崩壊・・・・
1991年 平成3年 湾岸戦争・・・・

90年再生頭脳警察始動した6.15新宿パワーステーション
・・・そのライブに一緒にいった人と、翌年91年私は結婚しました
新婚旅行にまで、持って行って飛行機の中でも繰り返し繰り返し聞き続けていた「歓喜の歌」・・・・・・

再生頭脳警察と、その二枚のアルバムに対する個人的思いいれと想い出が、PANTAを知った20年前のライブとともに、鮮やかに蘇る

時代と状況と、自分の身辺のことと・・・・
そんなこんなで
20年・・・・

慶びと 絶望と 悲しみと苦しみと いろんな出来事の中で

そんな感慨と

願いとか 夢とか・・・・

「有限の未来」のこととか


大好きなずっと聴きたかった歌が、今、この素晴らしいコンディションのもとで聴けて・・・・
いろんな思いが交差しながらも 

まんなか だけを みつめていました

ありがとう
ありがとう PANTA 
ありがとう 頭脳警察

夢の中にいるようで、呆然と

ああ 生きてて良かった
この場にいれて良かった

だから、私には もう、ここでこの日のライブは ここで 全て終了 でも充分でした

大満足

燃え尽きていました

なにしろ茫然自失で、もうどうしようもない・・・・・・そんな精神状態

こんな奇跡のライブの場にいられたことが、いつまでも信じられない思いでした

しかし、とにかくすごいのは、このライブは、これで終わりであったとしても充分な長さとボリュームと、内容であるにもかかわらずに、まだまだ終わりませんでした!!!


アンコール

アンコール

アンコール


【EN-1】
28.Blood Blood Blood (90.「7」)

・・・・・・こんな長丁場ライブの末のアンコールに、こ、こ、これ~~~!!!?!!!?

ええええええ

「還暦のふたり」は「もう疲れた」のではなかったの?

すごいですよ。
この還暦のふたりのおじさんたちは・・・・
まだまだ、いいえ、ますますもっともっとパワフルだったのでした

すごい、すごい、すご過ぎる

しかし、どうしてまた、いきなりこんな・・・    (ここまで出来るのならば・・・・・・どうして・・・・・・)

・・・というか、実は、私が想像したのは、ここまで「新譜」からまったくありませんでしたので、せめてアンコールには、新譜からもってきての演奏なのかな?という想像も軽くしてもいました。

だけど、きたのは、キルミー!!!さあ殺せ!!!!  といわんばかりの 「Blood Blood Blood」。

本当に、この還暦ライブというのは・・・・・
いったい ど、ど、ど、ど、どうなってしまったんだ~~~~!?

疾風怒涛の還暦迎えたふたりのアーチストが、「Blood Blood Blood」をバンドサウンドで、飛ばしまくる!!!
激しくスピード感あるこの曲で、シャウトする!!

文句なくカッコイイ、眩しい。素晴らしい!!


茫然自失していた身体が、このアンコールですっかり暖められていた・・・・

なんという壮絶な、なんという、体力を顧みない、 還暦の頭脳警察・・・・・


29..あばよ東京 (74.「6」(悪たれ小僧」)

「Blood Blood Blood」で、絶句していたら・・・・えええええなんなんだ。

このギター。
ええええええ 本当か?

そのとき
会場内は 目に見えない 驚愕と感嘆と興奮の 空気に包まれた

この場にいた観客全員が 感銘の渦につつまれていたのであろう

間違いなく

なにしろ、さらに、追い討ちをかけたのは!!!

そこまで、やるのか!!!!それもやってくれるのか!!! という・・・まさに驚愕

「あばよ東京」

絶句

どうしたらよいのか?
震えと共に  倒れそうになっていた


(もうまさに、この日のライブは、次々と間髪いれずの曲が怒涛のごとくに演奏されるたびに、ずっとこんなサプライズな思いを繰り返して、どうしよう、どうしよう、と思いつづけていたような気がします・・・・・ほんとうに、冗談じゃなくて真剣に、かなりキケンな失神ものでした・・・・・)

素晴らしすぎて、凄すぎて  言葉がありません・・・

もはや、あれ?新譜の曲は?なんて、考えるどころではありませんでした。

ここで、74年「悪たれ小僧」から、「あばよ東京」・・・・・

その演奏は、たたみかけて、これでもか
これでもかと 続きました 

圧巻でした

・・・・・・・・・・・・

これは、やっぱり、「頭脳警察」の決意表明なのか?
意地の集大成なのか?


還暦は、ただの「通過点」
俺たち、ふたりは、どちらか死ぬまで、「頭脳警察」!!

そう言ってのけた、言葉に嘘はなくて、その決意表明と、気合いと、意地を、まさに、これでもか、と言わんばかりに、みせつけられ続けた、ライブ!!

全部、全部、ぜーーんぶ、自分たちの身体の全部を使い果たして、出し尽くして倒れるまで、やってやるぜ!!というくらいの、壮絶なる・・・・・・・


俺たちは、時代に乗り遅れた、いまさら還暦なんて、めずらしくもない・・・・と、ぼそっと、さらっとつぶやいてみせたPANTA。

現に、多くの「還暦」アーチストたちも、確かに、壮絶なる、ライブを繰り広げていました。
私が、実際に、参加しライブでいえば、泉谷しげるとか、チャボとか・・・・参加してませんが、ジュリーとか・・。
確かに、彼らもまた、まるで実年齢を偽っているかのごとくに元気でした。

・・・・・だけど、私の、PANTAは?頭脳警察は?
という思いは、ジレンマみたいな気持ちは・・・・やっぱりずっと確かにありました・・・・・・
だから、言いたくないけど、私は、あえて、このブログに、気持ちを書き綴っていました。

「30曲、3時間ライブを聞かせて!!」・・・・

それを、そのままに、いえ、それ以上に、3時間半超過の4時間近くかけて、怒涛の32曲・・・・・・

さすがに、私でも、実際のところは、よもや、ここまでは、求めていませんでした

というか、失礼ながら、30曲3時間も、実際、現実には無理だろう・・・などと思ってしまってました・・・・・

PANTAの「意地」そして、「決意表明」

言葉少なに、ただ「通過点」とだけ言ってのけた、この日のPANTAは、誰よりも、他のどの還暦アーチストよりも、一番、最強で、私には、輝いて見えていました

このアーチストに、一生ついていこう!  と 誓ったのは、何時のことだったのだろう

それが、間違いだったのか?もう、いいじゃないのか?と思ってしまったことも・・・・・
そんなに重く考えることはないのですが、だけど・・・・だけど・・・自分にとって 自分の中では

大人になる前は、果てしなく長い時間の人の「人生」と思っていたのに、PANTAも、私自身も、人の命は、有限で、残された時間に限りがあるということを、悟らされざるをえないくらいに、もう、気がついたら、この世に生を受けてから、長い歳月を費やしてしまいました。

その間に、逝ってしまった人を見送り・・・それは、肉親も含めて、近い知り合いから、名前のみ知る人や、アーチストや・・・・・数々の人たちが・・・・

こんな今となって迷いも疑いも・・・・
信じることをやめかけたりもしながらいて・・・・・

だけど  信じ続けて 追い求め続けて いて 良かった・・・・

涙 涙 涙

ありがとう ありがとう ありがとう

大満足

燃え尽きました・・・・・・
もう ほんとうに  感謝・・・・

もう  ゆっくり休んでください・・・・・


そんな風に思いつつ、放心状態で、私は自分の指定席にへたりこんでいた・・・・


コート以外に、もう一枚脱いでいた上着を着た

周囲の観客も、この完全燃焼演奏の「あばよ東京」で、大満足して、コートを着て、席から離れはじめていた人もいた

だけど

客電はつかないままだ!?!?!?

うん?

二階を見上げたら・・・・
ステージ方向に移動する影たちが・・・・・

ステージに再度メンバー登場★

「どうもありがとう!!」

そう元気にPANTAはひとことだけ言って、そして、また  すぐに 中山努の美しい音色が・・・・・・・・・・・・・・

うわ~~~~~~~


【EN-2】
30.さようなら世界夫人よ (72.「1」)

さらに、さらに、ここで、  「世界夫人」  ・・・・・

胸がつまって、息が出来ない・・・・もう



私は、何度でも書きます
私は、この「さようなら世界夫人よ」

私は この曲から、すべてがはじまりました
あの20年前のあの日に、初めて聴いたこの一曲で・・・

困った・・・困りました・・・

今、これを書いている、今になってさえも、このときの状況を思い出したら
涙が出てきてしまいます・・・

PANTAさん・・・・・あなたはどこまで どれだけ人の心に入り込んでくれるの
やっぱり、抜け出せないじゃないですか

罪です
絶対に

本当に もう どうしてくれるんですか!!!!!!

本当に



31.コミック雑誌なんかいらない (72.「2」)
32.悪たれ小僧 (74.「6」(悪たれ小僧」)



そして、最後の最後には、この二曲をまさに、オーラスで、元気いっぱいにたたみかけた★

もう
もう
もう

なにも言えません

こんな最後の最後の終わり方からしても、もう完璧な内容

もはや、完全にノックアウトの、今まで何十回と聴いてきた中でPANTAの頭脳警察のライブの中でも、
記憶と、記録に残る一生ものの、壮絶ライブでした。間違いなく!!!!
一生ものの、忘れられないライブ

こんなライブの場に、居れたこと・・・・私は誇りに思って胸を張ります!!!

ありがとう



新譜からまったくなかったことに、私は異議なしです。

ここで、たとえば、最後に新譜から「残照」ではなくて、良かったと思います!!!

センチメンタルな気分にさせられたまま、終わりはしない 


記念すべき、この壮絶なる4時間近いライブの最後の最後に「悪たれ小僧」・・・・

そう、40年も、60歳還暦も、このふたりには、ただの通過点、関係ない!!

PANTA とTOSHI このふたりこそ、永遠の「悪たれ小僧」★


あっかんべーーーー の  べろべろ ばあ




おれたちゃ 反逆の天使  !!!!! 


 
これが  ロック

ロックな生き方

ロックな生涯

本物の唯一無二の


グレート ロックバンド  頭 脳 警 察

もう、最高です★

ありがとう
ありがとう
ありがとう

何度でも
何度でも 言っても言っても、言い足りません

・・・・・・・・・





私にPANTAの存在を教えてくれたアーチスト・・・それは泉谷しげるです。
私は、彼のファンであの日のパワーステーションのライブにいあわせなかったら・・・今の私の人生は変わっていました

その、ひと足先に「還暦」を終えた泉谷も、いまなお、全部使い尽くした、全力を出し尽くした壮絶なるライブパフォーマンスを見せてくれています。なりふり構わずに、本当に全身全霊で・・・・

私は、PANTA同様、泉谷しげるも、一生もので、ついていこうと心に決めている大切なアーチストのひとりです。

その彼のライブで、彼、泉谷は言いました。

加藤和彦が、自ら命を絶って逝ってしまったことについて・・・・・

アーチストは、人の心に土足でズカズカはいりこんでしまっているんだ、だから、勝手に死ぬんじゃねえ!!
オレが許さん!!バカヤロー!!


まさしく、そのとおりなんだと思いました。

そして、私にとって、私自身の心に、入り込んで、入り込み過ぎて、あれからずっと・・・・永きに渡って、どうしようもないくらいに、人の一生をも左右するくらいに、入り込んでしまって・・・
それが、私にとっては、PANTAさん、あなたです!!
そこまで入り込んでしまっているのは、ただひとり・・・・・

だから・・・・・
「還暦」はただの通過点
そう言って、元気いっぱいでいてくれて、私は感謝の言葉がつきません

そして
だから、まだまだ・・・もっともっと・・いつまでも・・・・
いつまでも・・・・

有限の未来だけど
いつまでも

元気で!!!





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