2/6(土) ☆PANTA&TOSHI還暦記念イヴェント☆
『PANTA&TOSHI KANGEKI KANREKI LIVE』
初台The DOORS

(写真は、今回のライブのものではありません。2005.12初台ドアーズにてphoto by keiton)
【みーはーライブるぽ】
2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【中編】
★ 昨日の続きの「中編」です。
さてさて。
いつもながら、相変わらず進歩なく、無駄にながーーーい我がひとりごとのつぶやき「みーはーライブるぽ」(笑)
ここで、今回は、なにしろ32曲ライブでしたから、前編までの「おさらい」をかねてここまでで取り上げたライブ演奏曲分析をしてみます。
前編まででとりあげた曲は・・・・・



1ふりかえってみたら ・・・・・「72年2」
2少年は南へ・・・・・・・・・・・ 「72年3」
3時代はサーカスの象にのって「2008年S」
4無冠の帝王・・・・・・・・・・・・ 「73年4(誕生)」
5ふざけるんじゃねえよ・・・・・「72年3」
6孤独という言葉のなかに・・・「73年S」
7彼女は革命家・・・・・・・・・・・ 「72年1」
8鹿鳴館のセレナーデ・・・・・・「73年4(誕生)」
9いとこの結婚式・・・・・・・・・・ 「72年2」
10今日は別に変わらない・・・・「73年S」
11詩人の末路・・・・・・・・・・・・・ 「73年4(誕生)」
12それでも私は・・・・・・・・・・・・ 「72年2」
--------
と、ここまで書きました。
新世紀頭脳警察イチ押しシングルリリース曲、「時代はサーカスの象にのって」以外は、見事に、72年~73年、PANTAが22歳、23歳時に作られた楽曲、アルバムに徹底されています。
その内訳は、
2008年シングル1曲
「72年1」・・・・・1曲
「72年2」・・・・3曲
「72年3」・・・・・2曲
「73年4(誕生)」・・・・3曲
73年シングル・・・・・2曲
こうして振り返りますと、改めて初期頭脳警察楽曲の秀逸さを再認識させられます。
有名なる「革命三部作」・・・・それだけでパブリックイメージが先行?していた時代?
しかし、改めて初期からひとつひとつを確認したとき、もともと「そういう部分」のみのバンドではなかったとわかります。まあ、もちろんそこに時代背景もあるのでしょうけど・・・。
この現在にして、こんなに古い楽曲たちが、こんなに輝いて聞いている人の心に届くだなんて・・・・
私は、遅れてやってきたファンですし、PANTAと世代も違いますから、これらの年代の曲をその当時の70年代としての「懐かしさ」では聴いてません。
PANTAの「メロディーメーカー」としての天賦の才能と、ロマンチズム、そして盟友TOSHIの存在・・・・
この前半にたて続けに歌われた初期楽曲に、ひとつひとつを、今、「彼ら」が40年の歳月ついやし、齢にして「還暦」を迎えた、今に、目の前での演奏が聞けたことの感慨を、ライブその瞬間を終えた今にしても、余韻たっぷりで、大切に暖めております。
そして、なにしろ、とにかく・・・・やっぱり、思うのは、ただただ、こんなに永きに渡って・・・継続、うたい続け、今歌ってくれているということに感謝しています。
なーーんて。
もはや、ここまでの「前半」12曲の内容だけでも、こんななのですから・・・・・・・・・・・・・。
そして続いたのは
13.間違いだらけの歌 (74.「5」(仮面劇のヒーローを告訴しろ)
ここからはいよいよ74年アルバムに突入。
ただし、この「5枚め」のアルバムからは、今回、たった一曲だけでそれが、唯一この曲でした。
この「5」は、初期警察アルバムの中では、今回の新世紀頭脳警察ライブとしても、一番楽曲が演奏されていないアルバムなのかもしれません。
警察といわず、ソロでも定番楽曲である、あのブリジットフォンテーヌのカバー曲「まるでランボー」収録アルバムではございますが。(・・・・あ、そうそうこのアルバムからは、他に「麗しのジェットダンサー」なんかは、前から聞いてみたいとも思っているんですけどね・・。)
この「5」も、「4」に続いてトシ不参加の初期頭脳警察アルバムですね。
しかし、この「間違いだらけの歌」は、好きな曲です。
個人的には、これも、ファンになりはじめたばかりの頃に、「頭脳警察ベスト盤」に入っていたのを聴いて好きになったのでした。よく覚えてます。この曲も、いわば初期頭脳警察堂々の代表曲であり、名曲でありますね!!
14.銃をとれ! (72.「1」)
そして、いよいよその代表曲「間違いだらけ」の後に、ここで、とうとう「銃をとれ!」に突入でした。
前編として書いた12.までの曲たちは、むしろ座って聞き入りたいくらいの感慨に満ちて、心情的にいろいろとこみ上げるものがございましたが。
「間違いだらけの歌」になって、この流れでは、いやがうえにも、身体はノリノリでした。
ここからの、アップテンポでの、間髪いれずな演奏は、とても気持ちよくて、嬉しくなりました。
もちろんほぼ間髪いれずの演奏ですから、この間MCは一切なしでした★
15.マラブンタ バレー (72.「2」)
私自身は、頭脳警察でも楽曲的にじっくり聴かせてくれるスローな感じの曲の方がより好みではあるのですが、だけど、このあたりのアップテンポな流れは、やっぱりライブで体感出来る分には、かなりカッコイイです。
ロックの醍醐味ですね★アツくなっていました。やっぱりもちろん、私なんかでも・・・・(笑)
16.夜明けまで離さない (74.「6」(悪たれ小僧)
間髪いれずの流れで、この曲に移行する感じは、おーーーーー♪とますます、テンションあがりました。
この曲は大好きで、非常に思いいれがあります。
(過去に何度も書いてはいることですけど・・・・けど、しつこくまた書きますね。だれかのハナシやインタビューみたいに・・爆)
私の一番初めてそれこそ頭脳警察どころか、PANTAのことも何も知らないでいて、聴いたあの日の新宿パワーステーション。忘れもしない、1989.3.9。
泉谷しげる目当てで、来ていた私の目の前に現れたPANTA。
それが、PANTAを初めて見て、初めて存在を知った瞬間。
このときの一曲めが「世界夫人」で・・・・。その曲を聴いた瞬間が、いまから思えば「腐れ縁」のはじまりの一歩。このときがなかったら・・・。そして、その後「モータープール」という曲で「?」マークがとびかっていたのでしたが・・・(笑)、その次に歌われたのが、この「夜明けまで離さない」で・・・「世界夫人」と、この曲で、私はやられました。
初見でしたが、ものすごく印象に残ってて、その場で、すごく気に入lりました。
それと・・・やっぱり、PANTAの「ルックス」にも、やっぱりひと目惚れ??してしまっていたのかもしれません・・・・ね(笑)
この曲が作られた頃の74年のリアルタイムは知らないけど、それでもその89年のことを思い出しただけでも、やっぱり懐かしいですから。20年、永いような、あっと言うまのような・・・そんな20年。しみじみ・・・・。
17.歴史から飛びだせ (72.「3」)
こちらも、頭脳警察の代表曲で、ベスト盤に加えられる定番曲ですね。先に書いた、私がPANTA初見の泉谷イベントでも、しっかり演奏されてました。こうして、13.~この17.までは、70年代頭脳警察ベスト曲的構成で、間髪いれずの演奏で、気持ちよく畳み掛けていました。
「青の時代」の比較的静かな感じで、じっくり聴かせるロマンチックで知性漂う前半楽曲に続いて、この中盤には、70年代の代表的定番曲の怒涛の演奏。
--------------------------------
そして、そして・・・いよいいよ次からが!!!
私の場合、個人的には、むしろ、より一層、思いいれ深い、リアルタイムで経験出来た90年「再生頭脳警察」楽曲へと向かったのでした。いやーーーーーーー!!!!
もう、これは、ますます・・・・・・たまりませんでしたよ。ほんとに。
18.わかってたまるか(90.「7」)
イントロのギターとドラムの音!!
いやーー。今度は、とうとう、この年代に突入となったのか!!って。
個人的には、私の中では、むしろ、このあたりの楽曲の方が、その前までの初期警察の定番演奏よりも、盛り上がりました。
だけど、「リアル世代」だったとはいえ、実際は、そんなに多くはライブで聴けていなかったせいか、とても聴いていて新鮮で。
それと、演奏も、すごくカッコイイよくて気持ちよかったです。
・・・しかし、89年にやっとPANTAの「存在」を知ることができて、ファンになってから、ちょうどますます盛りあがっていた時期でしたからね。「いか天」も見ていたし(笑)
「頭脳警察7」の、パンタとトシが、背中合わせでロープにまかれているポスターのことを、ふと思い出しました。あれは、しばらく当時部屋に貼っていいましたが、ネコに飛びつかれてひっかかれちゃったんですよ。けど、それでも捨ててはいないはず(笑)物持ち良いんですよ。
19.謙虚な昼寝 (90.「7」)
20.煽動 (90.「7」)
実はどちらかというと、アルバム「7」では、私はあまり好きなタイプでもなかった曲です。正直言って。
「7」のアルバムならば、なんといっても、、「クワイエット」とか「6000光年」「月蝕」とか、「ピープル」・・・・・そういう名曲も多いので。私はそういうのばかりをチョイスして聴いてました。
けど、やっぱり、当時一生懸命夢中になって聴いていたアルバム楽曲ですので、こうしてライブで聴けたのは良かったです。
アルバムで好き好んで聴くタイプじゃないのですが・・・。
だけど、やっぱり20.はライブ楽曲というか、ロックの真骨頂。ライブで聴いてしまいますと、やっぱり、いやがおうでも、すっげーーーーカッコイイなあ・・・と、言うことになってしまいました。ライブで聴く曲。中山努キーボードなんかも、めっちゃカッコイですし、リズム隊の妙技。スピード感。バンドサウンドが輝きますね★
--------------------------
ここで、MC(やっぱりここまで続けたら、ひと呼吸入れないことには~)
「おれたち時代に・・・・乗り遅れたもんな・・・・いつも最後っぺだもんな。みんな還暦を迎えて・・・今になって還暦なんてめずらしくもない!!ただの途中経過の一部でしかない・・・今日は別に変わらない・・って感じです」
実に、なんというか、しみじみ口調で、つぶやくようにみんなに話すと同時に、トシに話しかけている感じの怒涛の演奏の合間のMCでした。
そして、この後ですよ。
そもそも、ここまでの流れを聴いてきたら、もはやおのずと、想像はついてました。
このライブは、まさに、正真正銘の「頭脳警察」本気の集大成記念碑的ライブ!!!
もう、ここまできたら、当然その後にくるのは・・・・・
私が一番大好きなアルバムと、ずっと前から言い切っています!! ☆わーーーーーーーーーい☆
頭脳警察エイト、すなわち91年リリースの『歓喜の歌』です!!!
21.白い森 (91.「8」(歓喜の歌)
これはもう当然アルバム「歓喜」からも、来るな!!!とのわくわくした予測。
そうしたら、なんと最初に、この「白い森」がもってこられていました。
うーーむ。いきなり、こっちできましたか。
今回のライブのセットリストは、本当に面白いです。次々、間髪入れずに演奏される意外なる楽曲たちには、とてもわくわくしました。
このセットリストって・・・・誰が考えたのでしょう?
やっぱりPANTA本人??あとは、相棒のTOSHIと、「キーパーソン★琢己」とか?ここまで「7」から三曲は、70年代定番のアップテンポの流れをそのままにひきついで、その後「8」のアルバムでは、いきなり、こんな佳作曲というか、スロー気味のけっこう地味な名曲(そう、けれどもやっぱりこれも間違いなく名曲!!)
かっこいい~。やっぱり、このアルバムの曲に対しては、私は思いいれが深くて、どうしても他の楽曲とはひと味違う感慨を抱いてしまいます。
やっぱり菊池琢己ギターが、イイですよ~コーラスも・・・。
もう、菊池琢己大活躍で。ステキでした~~~。やっぱり、彼は、スーパーギタリスト★大好きです。ほんと。
しかしギターの音、真ん中で聞いていても、やっぱり、「デカい」(笑)と思ってしまいました。強烈。
モチロン、「強烈」に気持ちイイ。
もう、あらかじめお断りしなければなりません・・・・・
もはや、この後の展開については、一曲一曲について、書くという行為については、私は、また、かなり壊れます。
ここから続く、この楽曲展開は、私にとっては、きっぱりと、はっきり、まさにこれぞ 「神」 でした。
この念願の頭脳警察の「フルバンド」のライブで、こんな楽曲をまとめて、どれだけ聴いてみたいと願って、憧れて、そして夢みていたことでしょうか・・・。
去年のサタデーナイトツアーだとか・・・・あの感じだったら、まさか、この日に、ここまで聴かせてもらえることが、そんな日が実現するだなんて、まったく夢にも思っていませんでしたよ。
正直いって、「イベント?」と思って望んだライブ・・・・。それでもそれなりに期待しようと思っていても、期待は出来てませんでした。過剰に期待していても、裏切られたら、さらに衝撃は大きいじゃないですか。だから・・・・。
私はそれでも、11月のドアーズ二日間のライブを前にして、
是非とも「3時間30曲」のライブをやってください!!!
と大きく書きました。
もちろんそれは、ごくわがままな個人的な願望・・・願いごとです。
願ったり、夢みたりするのは個人のスペースの場で、個人の自由。
だけど、いまとなっては、かなわぬ願い?いや、もともとにして、そんなことは、パンタじゃあ無理あることだよ・・って。私よりも、もっと古くからPANTAのファンをされている方々からの声なども・・・ちらほら、みんな口調をそろえて、そんなふうに言ってましたよ・・・・
ですから、もう本当に、keitonは、いつまでも、バカだなあ~って、周囲には思われていたかもしれません。
だけど、アーチストを応援し、聴き続けていきたい気持ちの表現として。
そして、個人的に欲望として。
こんなにも、多くの名曲が、素晴らしい曲という財産を持ったアーチストなのだから、それが、たったの一時間10曲程度、いつもの定番曲、新曲の宣伝くらいしか出来ないライブばっかりだなんて、それではあまりにも、もったいないと。
ファン心理として、純粋に、ただ、そう思っていました。
夢は、捨てないでいたいじゃないですか。
だけど・・・・・
理想と現実・・・ということは、もちろんありますよね?
書いてみても、むなしいだけで、バカにされるだけで・・・・それは、確かに、そうだったのかもしれなくて。
でも、生きている限りは、信じてみたいじゃない?
限られた人生、限られた命の中で・・・。
あきらめ半分、はかない望み少し・・・・・何に元気をもらって生きていこう?
いろいろと、いろんな出来事が起こりながら、確実に時は流れていて・・・・・
イヤなことも、憤ることも感じつつ
見ない、言えない、聞けないことで、胸がふくれてはちきれそうだった・・・・・・
しかし
しかしです☆
なんと、期待していなかったのに、突然「彼ら」は、私のささやかな、願いを、夢を、実現してくれました
なんだか、涙が出ました
感激でした
どうして、私は、ここまで?こんなふうになったのか?いったい何故?
ただの音楽なのに、それを作って演奏して歌う人たち・・・・
そこに、いったい何を求めているのだろう
言葉で表現しきれない、目にみえない、そういうものは、必ずある
だから、いったい何が言いたいんだ?私は。
だけど、とにかく、このライブ、この展開は、いまでも、こうして、ふりかえってみても、信じられないというか。
まだ夢のようで。
奇跡が起こった。
いや、PANTAとTOSHIと・・・・・バンドメンバーの彼らが、自ら奇跡を造り上げてくれたのだ。
生誕60年目と幾日の節目に。
諦めてはいけなかった。望みを捨てずにいてよかった・・・・
22.LIVE EVIL (91.「8」(歓喜の歌)
このギターの音・・・・・菊池琢己ギター最高。
ちょっと・・・・もう、倒れそうでした はい もうこのあたりからして すでに・・・・
念願でしたからね( 涙・涙・涙・・・・・・) しみじみ・・・
MC
「しゃべらなければ間が持たなくて、間髪をいれずにやるということに、まだ慣れてねえんだよ・・・・ よし! 飛ばすぞ !!!! 」
23.セフィロトの樹(91.「8」(歓喜の歌)
24.飛翔 (91.「8」(歓喜の歌)
もはや、それぞれに書くことはありません・・・
「歓喜の歌」楽曲から、たてつづけに、バンドでこれだけ聴けたら、もう思い残すことない感じにもなっていましたですよ。
それに、自分の中でも、もはや、もちろんのこと!!「あの曲」は、当然、必ず最後にやってくると、確信しながら、すでに興奮は、極地に達しつつありました。
「飛翔」になると、さすがに、基本「ものしずか」に、じっくり聴きこみたいタイプの私も、毎回、狂います(笑)
これは何度聴いても、気持ちよい。素晴らしい。
去年の11月の2DAYSでは、もう、わけわからない感じでしたが、今回は、騒ぎつつ、狂いつつも、ほどよい距離感と、中央のポジションにおけるロッケイトン・・・じゃなくて(笑)、ロケイションが、心地良かったので、抑制しつつ、堪能することが出来たように思います。
しかし、このアップテンポな演奏アレンジで、メロディラインの美しさ・・・・・・本当に、大好きです。名曲中の名曲であると、自分の中では、かなりのナンバーワン楽曲。それが「飛翔」。
25.万 物 流 転 (90「7」)
最高傑作の名曲★「飛翔」の後の、ほんのわずか数秒のインターバルの静寂・・・・。
その後に、響きわたり、こだまする 「二拍三連」
美しく壮大なる中山努キーボード・・・・・・・・・・・・・パンタのアコギ・・・TOSHIのコンガ・・・琢己のギター・・・・
重鎮のリズム隊松本直樹・・・FUKUSHIN
圧巻のクライマックス。
頭脳警察・集大成ライブ。
私は、この「万物流転」を携えて再生した90年再生頭脳警察のリアル世代に間に合えたことを、誇りに思っています。それまでの遅れてきた、過去20年は、タイムマシンにでも乗らない限りは無理でしたから。
一番、好きな曲。
なぜか、パンタの曲には、「一番好き」が、たくさん出てしまいますが。そのときその状況によって、もう、素晴らしい曲が多すぎて「一番」はきめられませんですね・・・けど、そのときそのときで、言ってしまう「一番好き」だと。
しかし、この日のライブのこの曲はまさに、クライマックス。最高でした。
はっきり言って歌詞に不安定さはあれども・・・・、いえ、もう、この際、そんなことは、もうまったく関係なかったです。
なにしろ、オーラが・・・・・・・・
神々しさを感じることというのは、そんなに頻繁にあることではありません
このときの演奏も素晴らしかったですし、そしてPANTAが、このときは、「神」みたいに見えました。
私は前から言ってますが、宗教には興味ありませんし、ことさらに「神聖化」するようなことは好みません。
かといって、いつになっても、いくら気さくでファンにやさしいPANTAだとしても、なれなれしく話しかけたりなんかはできっこないし、出来なくても良いと思っています。お友達みたいになりたいとは思ってませんし。無理です。
永遠に、憧れ、尊敬する「スーパースター」であるのだから。
だけど、憧れ、尊敬することと、崇めたり、教祖さまみたい思うようなこととは別物ですよね。
しかし・・・・そうなんだけどこのときのステージは。
美しい照明照らしだされて・・・・・あの素晴らしい演奏
まさに、これぞ
神々しきPANTA
♪ 有 限 の 未 来 を お 前 と 見 た い
と歌った、このときPANTAは、両手を顔の前にかざした姿が ものすごくカッコよかった!!!
あわよくば、写真におさめたいと思ったほどで・・・(ほんと、出来ればここに、その場面の写真を挿入したかったです(笑)
ちょうど、私のポジションしていた、このど真ん中・・・・・センター位置から・・・
何年か前までの私は、PANTAのライブフォトをかなり撮ったりしてましたので(あ、もちろん公認済で、です)
ふと、そんなことを思って悔しがっていました
けど、大丈夫。ファインダーをのぞきこんで撮っていた写真でしたが、このときは、しっかりと、自分自身の目に焼き付けました。今でもその場面は、自分の脳裏にに焼きついてます・・・・
とにかく、このときの姿は、素晴らしかった。歌も演奏も、ビジュアル的にも。
その「ビジュアル」といえば、こんなにライブでステージ映えして、動作、動作が、「絵」になるカッコイイ「60歳」は、他にいないのではないか!?って、真剣に思います!!
PANTAのステージ上でのアクション?ポーズ?しぐさ?
どうしてこんなにサマになるんだろう、と思いますね。
まさに、天賦の才能の本物のロックンロールの★スーパースター★だと思います。
そして、まさに、代わりの存在できない「唯一無二」の日本の音楽界の「宝」であり、「神」でしょう~。
(激痩せしちゃった姿を、初めて目の前で垣間見たたときは、ちょっと衝撃ではありましたが、けど、やっぱり、あの、第一次再生のその次の、再々結成頭脳警察の頃のとても太っていたまんまる顔の頃よりは、ずっとカッコイイです。痩せ加減も、ようやく、見慣れました。現実問題、どうしても年取ってから急激に痩せてしまいますと、しわが多い感じになってしまい、それ故に年老いた風情が、見た目にはとても心配でしたが、ここまで素晴らしいライブパフォーマンスの元気な姿をみれたら、なにも心配はいらないなあと、正直胸をなでおろした次第です)
この神々しくも、カッコイイ、お姿を・・・・・その瞬間、ライブという異次元空間、世界の中に居て・・・・
目に、胸に、頭に、焼き付けたつもりではいるのですが・・・だけど・・・・やっぱり願わくばDVDで、もう一度、是非観たい!!!聴きたいものですね。
・・・・・・・けど、しかし実際に映像になってしまいますと、このときの「生」で体感したイメージとは、また違ってしまっているかもしれなくて・・・・それだから、映像化というのも、なんでも全てが簡単に映像にされればよいとうものでもないような気も、しているこのごろでもあります。
私も、いろいろと、変わらないようで、そういうアーチストに求める欲求とか、感覚的な部分は、変わりましたね。
昔は、少しでも、ライブ中に話しをして欲しかったし、ただ、同じ空間で、一緒に息が出来ているだけで、嬉しかったり、サインはもらえるならば、何度してもらっても嬉しかったし、写真もたくさん撮りたかった・・・・でも、今は・・・・。PANTAにそういうあれこれは、特に無理して求めはしません。それよりなにより、とにかく、この日のライブのように、間髪入れないくらいに、怒涛の演奏をたくさん聴かせ続けてもらえたら・・・・・それが、なによりの最大の幸福に私は感じています。
だから、だから、PANTAには、「アーチスト」として、まだまだ、長生きして、歌い続けて欲しいと切に願いっております。
「本当に今日はありがとう!!・・・・・ただの通過点ですから、これからもよろしく!!」
「還暦のふたりはそろそろ疲れてきたんで・・・・・」
「七十になってもやってくれよーーーーーーー」
(と客席からの声・・・場内、大拍手~~~☆)
スタッフからトシにビールの差し入れ・・・・「ミネラルウォーター??」のパンタと、乾杯!!
【メンバー紹介】
(この記念すべき日に・・つきあわされて・・・同情します・・・(笑)⇒PANTA MC)
key.中山努、b.FUKUSHIN、dr.NAOKI、g.菊池琢己
そして、PANTA と TOSHI★★★
そして、そして・・・・
いよいよ・・・
いよいよ、この還暦頭脳警察集大成の節目、いや、「通過点」のライブは、
いよいよ、「万物流転」のクライマックスの後の、さらに、さらに、さらに畳み掛ける、「ライブ本編」最後の最後の一大クライマックスを迎えることになるのである!!
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!
みーはーkeitonのネット上、ライブ再現みーはーるぽ・・・・
この後その二曲のことを書き終えれば、とりあえず、ようやく、ライブ本編の全編終了となるのですが。
その二曲がもう、大変でしたので・・・・。
とりあえず、ここまでで、「中編」を終了いたします。
また、明日!!
いよいよ、興奮渦巻いた、最大のメガクライマックス★と怒涛の奇跡のアンコールに向かう、【後編】です。
いや、ここまでで、すでに、その「我が思い」は書き過ぎるほどに、書き尽くしているような気もいたしますが。
とりあえず、また明日、というか、また、次回。
(写真は、今回のライブのものではありません。2005.12初台ドアーズにてphoto by keiton)
【みーはーライブるぽ】
2/6(土) PANTA&TOSHI★祝★還暦記念LIVE【中編】
★ 昨日の続きの「中編」です。
さてさて。
いつもながら、相変わらず進歩なく、無駄にながーーーい我がひとりごとのつぶやき「みーはーライブるぽ」(笑)
ここで、今回は、なにしろ32曲ライブでしたから、前編までの「おさらい」をかねてここまでで取り上げたライブ演奏曲分析をしてみます。
前編まででとりあげた曲は・・・・・
1ふりかえってみたら ・・・・・「72年2」
2少年は南へ・・・・・・・・・・・ 「72年3」
3時代はサーカスの象にのって「2008年S」
4無冠の帝王・・・・・・・・・・・・ 「73年4(誕生)」
5ふざけるんじゃねえよ・・・・・「72年3」
6孤独という言葉のなかに・・・「73年S」
7彼女は革命家・・・・・・・・・・・ 「72年1」
8鹿鳴館のセレナーデ・・・・・・「73年4(誕生)」
9いとこの結婚式・・・・・・・・・・ 「72年2」
10今日は別に変わらない・・・・「73年S」
11詩人の末路・・・・・・・・・・・・・ 「73年4(誕生)」
12それでも私は・・・・・・・・・・・・ 「72年2」
--------
と、ここまで書きました。
新世紀頭脳警察イチ押しシングルリリース曲、「時代はサーカスの象にのって」以外は、見事に、72年~73年、PANTAが22歳、23歳時に作られた楽曲、アルバムに徹底されています。
その内訳は、
2008年シングル1曲
「72年1」・・・・・1曲
「72年2」・・・・3曲
「72年3」・・・・・2曲
「73年4(誕生)」・・・・3曲
73年シングル・・・・・2曲
こうして振り返りますと、改めて初期頭脳警察楽曲の秀逸さを再認識させられます。
有名なる「革命三部作」・・・・それだけでパブリックイメージが先行?していた時代?
しかし、改めて初期からひとつひとつを確認したとき、もともと「そういう部分」のみのバンドではなかったとわかります。まあ、もちろんそこに時代背景もあるのでしょうけど・・・。
この現在にして、こんなに古い楽曲たちが、こんなに輝いて聞いている人の心に届くだなんて・・・・
私は、遅れてやってきたファンですし、PANTAと世代も違いますから、これらの年代の曲をその当時の70年代としての「懐かしさ」では聴いてません。
PANTAの「メロディーメーカー」としての天賦の才能と、ロマンチズム、そして盟友TOSHIの存在・・・・
この前半にたて続けに歌われた初期楽曲に、ひとつひとつを、今、「彼ら」が40年の歳月ついやし、齢にして「還暦」を迎えた、今に、目の前での演奏が聞けたことの感慨を、ライブその瞬間を終えた今にしても、余韻たっぷりで、大切に暖めております。
そして、なにしろ、とにかく・・・・やっぱり、思うのは、ただただ、こんなに永きに渡って・・・継続、うたい続け、今歌ってくれているということに感謝しています。
なーーんて。
もはや、ここまでの「前半」12曲の内容だけでも、こんななのですから・・・・・・・・・・・・・。
そして続いたのは
13.間違いだらけの歌 (74.「5」(仮面劇のヒーローを告訴しろ)
ここからはいよいよ74年アルバムに突入。
ただし、この「5枚め」のアルバムからは、今回、たった一曲だけでそれが、唯一この曲でした。
この「5」は、初期警察アルバムの中では、今回の新世紀頭脳警察ライブとしても、一番楽曲が演奏されていないアルバムなのかもしれません。
警察といわず、ソロでも定番楽曲である、あのブリジットフォンテーヌのカバー曲「まるでランボー」収録アルバムではございますが。(・・・・あ、そうそうこのアルバムからは、他に「麗しのジェットダンサー」なんかは、前から聞いてみたいとも思っているんですけどね・・。)
この「5」も、「4」に続いてトシ不参加の初期頭脳警察アルバムですね。
しかし、この「間違いだらけの歌」は、好きな曲です。
個人的には、これも、ファンになりはじめたばかりの頃に、「頭脳警察ベスト盤」に入っていたのを聴いて好きになったのでした。よく覚えてます。この曲も、いわば初期頭脳警察堂々の代表曲であり、名曲でありますね!!
14.銃をとれ! (72.「1」)
そして、いよいよその代表曲「間違いだらけ」の後に、ここで、とうとう「銃をとれ!」に突入でした。
前編として書いた12.までの曲たちは、むしろ座って聞き入りたいくらいの感慨に満ちて、心情的にいろいろとこみ上げるものがございましたが。
「間違いだらけの歌」になって、この流れでは、いやがうえにも、身体はノリノリでした。
ここからの、アップテンポでの、間髪いれずな演奏は、とても気持ちよくて、嬉しくなりました。
もちろんほぼ間髪いれずの演奏ですから、この間MCは一切なしでした★
15.マラブンタ バレー (72.「2」)
私自身は、頭脳警察でも楽曲的にじっくり聴かせてくれるスローな感じの曲の方がより好みではあるのですが、だけど、このあたりのアップテンポな流れは、やっぱりライブで体感出来る分には、かなりカッコイイです。
ロックの醍醐味ですね★アツくなっていました。やっぱりもちろん、私なんかでも・・・・(笑)
16.夜明けまで離さない (74.「6」(悪たれ小僧)
間髪いれずの流れで、この曲に移行する感じは、おーーーーー♪とますます、テンションあがりました。
この曲は大好きで、非常に思いいれがあります。
(過去に何度も書いてはいることですけど・・・・けど、しつこくまた書きますね。だれかのハナシやインタビューみたいに・・爆)
私の一番初めてそれこそ頭脳警察どころか、PANTAのことも何も知らないでいて、聴いたあの日の新宿パワーステーション。忘れもしない、1989.3.9。
泉谷しげる目当てで、来ていた私の目の前に現れたPANTA。
それが、PANTAを初めて見て、初めて存在を知った瞬間。
このときの一曲めが「世界夫人」で・・・・。その曲を聴いた瞬間が、いまから思えば「腐れ縁」のはじまりの一歩。このときがなかったら・・・。そして、その後「モータープール」という曲で「?」マークがとびかっていたのでしたが・・・(笑)、その次に歌われたのが、この「夜明けまで離さない」で・・・「世界夫人」と、この曲で、私はやられました。
初見でしたが、ものすごく印象に残ってて、その場で、すごく気に入lりました。
それと・・・やっぱり、PANTAの「ルックス」にも、やっぱりひと目惚れ??してしまっていたのかもしれません・・・・ね(笑)
この曲が作られた頃の74年のリアルタイムは知らないけど、それでもその89年のことを思い出しただけでも、やっぱり懐かしいですから。20年、永いような、あっと言うまのような・・・そんな20年。しみじみ・・・・。
17.歴史から飛びだせ (72.「3」)
こちらも、頭脳警察の代表曲で、ベスト盤に加えられる定番曲ですね。先に書いた、私がPANTA初見の泉谷イベントでも、しっかり演奏されてました。こうして、13.~この17.までは、70年代頭脳警察ベスト曲的構成で、間髪いれずの演奏で、気持ちよく畳み掛けていました。
「青の時代」の比較的静かな感じで、じっくり聴かせるロマンチックで知性漂う前半楽曲に続いて、この中盤には、70年代の代表的定番曲の怒涛の演奏。
--------------------------------
そして、そして・・・いよいいよ次からが!!!
私の場合、個人的には、むしろ、より一層、思いいれ深い、リアルタイムで経験出来た90年「再生頭脳警察」楽曲へと向かったのでした。いやーーーーーーー!!!!
もう、これは、ますます・・・・・・たまりませんでしたよ。ほんとに。
18.わかってたまるか(90.「7」)
イントロのギターとドラムの音!!
いやーー。今度は、とうとう、この年代に突入となったのか!!って。
個人的には、私の中では、むしろ、このあたりの楽曲の方が、その前までの初期警察の定番演奏よりも、盛り上がりました。
だけど、「リアル世代」だったとはいえ、実際は、そんなに多くはライブで聴けていなかったせいか、とても聴いていて新鮮で。
それと、演奏も、すごくカッコイイよくて気持ちよかったです。
・・・しかし、89年にやっとPANTAの「存在」を知ることができて、ファンになってから、ちょうどますます盛りあがっていた時期でしたからね。「いか天」も見ていたし(笑)
「頭脳警察7」の、パンタとトシが、背中合わせでロープにまかれているポスターのことを、ふと思い出しました。あれは、しばらく当時部屋に貼っていいましたが、ネコに飛びつかれてひっかかれちゃったんですよ。けど、それでも捨ててはいないはず(笑)物持ち良いんですよ。
19.謙虚な昼寝 (90.「7」)
20.煽動 (90.「7」)
実はどちらかというと、アルバム「7」では、私はあまり好きなタイプでもなかった曲です。正直言って。
「7」のアルバムならば、なんといっても、、「クワイエット」とか「6000光年」「月蝕」とか、「ピープル」・・・・・そういう名曲も多いので。私はそういうのばかりをチョイスして聴いてました。
けど、やっぱり、当時一生懸命夢中になって聴いていたアルバム楽曲ですので、こうしてライブで聴けたのは良かったです。
アルバムで好き好んで聴くタイプじゃないのですが・・・。
だけど、やっぱり20.はライブ楽曲というか、ロックの真骨頂。ライブで聴いてしまいますと、やっぱり、いやがおうでも、すっげーーーーカッコイイなあ・・・と、言うことになってしまいました。ライブで聴く曲。中山努キーボードなんかも、めっちゃカッコイですし、リズム隊の妙技。スピード感。バンドサウンドが輝きますね★
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ここで、MC(やっぱりここまで続けたら、ひと呼吸入れないことには~)
「おれたち時代に・・・・乗り遅れたもんな・・・・いつも最後っぺだもんな。みんな還暦を迎えて・・・今になって還暦なんてめずらしくもない!!ただの途中経過の一部でしかない・・・今日は別に変わらない・・って感じです」
実に、なんというか、しみじみ口調で、つぶやくようにみんなに話すと同時に、トシに話しかけている感じの怒涛の演奏の合間のMCでした。
そして、この後ですよ。
そもそも、ここまでの流れを聴いてきたら、もはやおのずと、想像はついてました。
このライブは、まさに、正真正銘の「頭脳警察」本気の集大成記念碑的ライブ!!!
もう、ここまできたら、当然その後にくるのは・・・・・
私が一番大好きなアルバムと、ずっと前から言い切っています!! ☆わーーーーーーーーーい☆
頭脳警察エイト、すなわち91年リリースの『歓喜の歌』です!!!
21.白い森 (91.「8」(歓喜の歌)
これはもう当然アルバム「歓喜」からも、来るな!!!とのわくわくした予測。
そうしたら、なんと最初に、この「白い森」がもってこられていました。
うーーむ。いきなり、こっちできましたか。
今回のライブのセットリストは、本当に面白いです。次々、間髪入れずに演奏される意外なる楽曲たちには、とてもわくわくしました。
このセットリストって・・・・誰が考えたのでしょう?
やっぱりPANTA本人??あとは、相棒のTOSHIと、「キーパーソン★琢己」とか?ここまで「7」から三曲は、70年代定番のアップテンポの流れをそのままにひきついで、その後「8」のアルバムでは、いきなり、こんな佳作曲というか、スロー気味のけっこう地味な名曲(そう、けれどもやっぱりこれも間違いなく名曲!!)
かっこいい~。やっぱり、このアルバムの曲に対しては、私は思いいれが深くて、どうしても他の楽曲とはひと味違う感慨を抱いてしまいます。
やっぱり菊池琢己ギターが、イイですよ~コーラスも・・・。
もう、菊池琢己大活躍で。ステキでした~~~。やっぱり、彼は、スーパーギタリスト★大好きです。ほんと。
しかしギターの音、真ん中で聞いていても、やっぱり、「デカい」(笑)と思ってしまいました。強烈。
モチロン、「強烈」に気持ちイイ。
もう、あらかじめお断りしなければなりません・・・・・
もはや、この後の展開については、一曲一曲について、書くという行為については、私は、また、かなり壊れます。
ここから続く、この楽曲展開は、私にとっては、きっぱりと、はっきり、まさにこれぞ 「神」 でした。
この念願の頭脳警察の「フルバンド」のライブで、こんな楽曲をまとめて、どれだけ聴いてみたいと願って、憧れて、そして夢みていたことでしょうか・・・。
去年のサタデーナイトツアーだとか・・・・あの感じだったら、まさか、この日に、ここまで聴かせてもらえることが、そんな日が実現するだなんて、まったく夢にも思っていませんでしたよ。
正直いって、「イベント?」と思って望んだライブ・・・・。それでもそれなりに期待しようと思っていても、期待は出来てませんでした。過剰に期待していても、裏切られたら、さらに衝撃は大きいじゃないですか。だから・・・・。
私はそれでも、11月のドアーズ二日間のライブを前にして、
是非とも「3時間30曲」のライブをやってください!!!
と大きく書きました。
もちろんそれは、ごくわがままな個人的な願望・・・願いごとです。
願ったり、夢みたりするのは個人のスペースの場で、個人の自由。
だけど、いまとなっては、かなわぬ願い?いや、もともとにして、そんなことは、パンタじゃあ無理あることだよ・・って。私よりも、もっと古くからPANTAのファンをされている方々からの声なども・・・ちらほら、みんな口調をそろえて、そんなふうに言ってましたよ・・・・
ですから、もう本当に、keitonは、いつまでも、バカだなあ~って、周囲には思われていたかもしれません。
だけど、アーチストを応援し、聴き続けていきたい気持ちの表現として。
そして、個人的に欲望として。
こんなにも、多くの名曲が、素晴らしい曲という財産を持ったアーチストなのだから、それが、たったの一時間10曲程度、いつもの定番曲、新曲の宣伝くらいしか出来ないライブばっかりだなんて、それではあまりにも、もったいないと。
ファン心理として、純粋に、ただ、そう思っていました。
夢は、捨てないでいたいじゃないですか。
だけど・・・・・
理想と現実・・・ということは、もちろんありますよね?
書いてみても、むなしいだけで、バカにされるだけで・・・・それは、確かに、そうだったのかもしれなくて。
でも、生きている限りは、信じてみたいじゃない?
限られた人生、限られた命の中で・・・。
あきらめ半分、はかない望み少し・・・・・何に元気をもらって生きていこう?
いろいろと、いろんな出来事が起こりながら、確実に時は流れていて・・・・・
イヤなことも、憤ることも感じつつ
見ない、言えない、聞けないことで、胸がふくれてはちきれそうだった・・・・・・
しかし
しかしです☆
なんと、期待していなかったのに、突然「彼ら」は、私のささやかな、願いを、夢を、実現してくれました
なんだか、涙が出ました
感激でした
どうして、私は、ここまで?こんなふうになったのか?いったい何故?
ただの音楽なのに、それを作って演奏して歌う人たち・・・・
そこに、いったい何を求めているのだろう
言葉で表現しきれない、目にみえない、そういうものは、必ずある
だから、いったい何が言いたいんだ?私は。
だけど、とにかく、このライブ、この展開は、いまでも、こうして、ふりかえってみても、信じられないというか。
まだ夢のようで。
奇跡が起こった。
いや、PANTAとTOSHIと・・・・・バンドメンバーの彼らが、自ら奇跡を造り上げてくれたのだ。
生誕60年目と幾日の節目に。
諦めてはいけなかった。望みを捨てずにいてよかった・・・・
22.LIVE EVIL (91.「8」(歓喜の歌)
このギターの音・・・・・菊池琢己ギター最高。
ちょっと・・・・もう、倒れそうでした はい もうこのあたりからして すでに・・・・
念願でしたからね( 涙・涙・涙・・・・・・) しみじみ・・・
MC
「しゃべらなければ間が持たなくて、間髪をいれずにやるということに、まだ慣れてねえんだよ・・・・ よし! 飛ばすぞ !!!! 」
23.セフィロトの樹(91.「8」(歓喜の歌)
24.飛翔 (91.「8」(歓喜の歌)
もはや、それぞれに書くことはありません・・・
「歓喜の歌」楽曲から、たてつづけに、バンドでこれだけ聴けたら、もう思い残すことない感じにもなっていましたですよ。
それに、自分の中でも、もはや、もちろんのこと!!「あの曲」は、当然、必ず最後にやってくると、確信しながら、すでに興奮は、極地に達しつつありました。
「飛翔」になると、さすがに、基本「ものしずか」に、じっくり聴きこみたいタイプの私も、毎回、狂います(笑)
これは何度聴いても、気持ちよい。素晴らしい。
去年の11月の2DAYSでは、もう、わけわからない感じでしたが、今回は、騒ぎつつ、狂いつつも、ほどよい距離感と、中央のポジションにおけるロッケイトン・・・じゃなくて(笑)、ロケイションが、心地良かったので、抑制しつつ、堪能することが出来たように思います。
しかし、このアップテンポな演奏アレンジで、メロディラインの美しさ・・・・・・本当に、大好きです。名曲中の名曲であると、自分の中では、かなりのナンバーワン楽曲。それが「飛翔」。
25.万 物 流 転 (90「7」)
最高傑作の名曲★「飛翔」の後の、ほんのわずか数秒のインターバルの静寂・・・・。
その後に、響きわたり、こだまする 「二拍三連」
美しく壮大なる中山努キーボード・・・・・・・・・・・・・パンタのアコギ・・・TOSHIのコンガ・・・琢己のギター・・・・
重鎮のリズム隊松本直樹・・・FUKUSHIN
圧巻のクライマックス。
頭脳警察・集大成ライブ。
私は、この「万物流転」を携えて再生した90年再生頭脳警察のリアル世代に間に合えたことを、誇りに思っています。それまでの遅れてきた、過去20年は、タイムマシンにでも乗らない限りは無理でしたから。
一番、好きな曲。
なぜか、パンタの曲には、「一番好き」が、たくさん出てしまいますが。そのときその状況によって、もう、素晴らしい曲が多すぎて「一番」はきめられませんですね・・・けど、そのときそのときで、言ってしまう「一番好き」だと。
しかし、この日のライブのこの曲はまさに、クライマックス。最高でした。
はっきり言って歌詞に不安定さはあれども・・・・、いえ、もう、この際、そんなことは、もうまったく関係なかったです。
なにしろ、オーラが・・・・・・・・
神々しさを感じることというのは、そんなに頻繁にあることではありません
このときの演奏も素晴らしかったですし、そしてPANTAが、このときは、「神」みたいに見えました。
私は前から言ってますが、宗教には興味ありませんし、ことさらに「神聖化」するようなことは好みません。
かといって、いつになっても、いくら気さくでファンにやさしいPANTAだとしても、なれなれしく話しかけたりなんかはできっこないし、出来なくても良いと思っています。お友達みたいになりたいとは思ってませんし。無理です。
永遠に、憧れ、尊敬する「スーパースター」であるのだから。
だけど、憧れ、尊敬することと、崇めたり、教祖さまみたい思うようなこととは別物ですよね。
しかし・・・・そうなんだけどこのときのステージは。
美しい照明照らしだされて・・・・・あの素晴らしい演奏
まさに、これぞ
神々しきPANTA
♪ 有 限 の 未 来 を お 前 と 見 た い
と歌った、このときPANTAは、両手を顔の前にかざした姿が ものすごくカッコよかった!!!
あわよくば、写真におさめたいと思ったほどで・・・(ほんと、出来ればここに、その場面の写真を挿入したかったです(笑)
ちょうど、私のポジションしていた、このど真ん中・・・・・センター位置から・・・
何年か前までの私は、PANTAのライブフォトをかなり撮ったりしてましたので(あ、もちろん公認済で、です)
ふと、そんなことを思って悔しがっていました
けど、大丈夫。ファインダーをのぞきこんで撮っていた写真でしたが、このときは、しっかりと、自分自身の目に焼き付けました。今でもその場面は、自分の脳裏にに焼きついてます・・・・
とにかく、このときの姿は、素晴らしかった。歌も演奏も、ビジュアル的にも。
その「ビジュアル」といえば、こんなにライブでステージ映えして、動作、動作が、「絵」になるカッコイイ「60歳」は、他にいないのではないか!?って、真剣に思います!!
PANTAのステージ上でのアクション?ポーズ?しぐさ?
どうしてこんなにサマになるんだろう、と思いますね。
まさに、天賦の才能の本物のロックンロールの★スーパースター★だと思います。
そして、まさに、代わりの存在できない「唯一無二」の日本の音楽界の「宝」であり、「神」でしょう~。
(激痩せしちゃった姿を、初めて目の前で垣間見たたときは、ちょっと衝撃ではありましたが、けど、やっぱり、あの、第一次再生のその次の、再々結成頭脳警察の頃のとても太っていたまんまる顔の頃よりは、ずっとカッコイイです。痩せ加減も、ようやく、見慣れました。現実問題、どうしても年取ってから急激に痩せてしまいますと、しわが多い感じになってしまい、それ故に年老いた風情が、見た目にはとても心配でしたが、ここまで素晴らしいライブパフォーマンスの元気な姿をみれたら、なにも心配はいらないなあと、正直胸をなでおろした次第です)
この神々しくも、カッコイイ、お姿を・・・・・その瞬間、ライブという異次元空間、世界の中に居て・・・・
目に、胸に、頭に、焼き付けたつもりではいるのですが・・・だけど・・・・やっぱり願わくばDVDで、もう一度、是非観たい!!!聴きたいものですね。
・・・・・・・けど、しかし実際に映像になってしまいますと、このときの「生」で体感したイメージとは、また違ってしまっているかもしれなくて・・・・それだから、映像化というのも、なんでも全てが簡単に映像にされればよいとうものでもないような気も、しているこのごろでもあります。
私も、いろいろと、変わらないようで、そういうアーチストに求める欲求とか、感覚的な部分は、変わりましたね。
昔は、少しでも、ライブ中に話しをして欲しかったし、ただ、同じ空間で、一緒に息が出来ているだけで、嬉しかったり、サインはもらえるならば、何度してもらっても嬉しかったし、写真もたくさん撮りたかった・・・・でも、今は・・・・。PANTAにそういうあれこれは、特に無理して求めはしません。それよりなにより、とにかく、この日のライブのように、間髪入れないくらいに、怒涛の演奏をたくさん聴かせ続けてもらえたら・・・・・それが、なによりの最大の幸福に私は感じています。
だから、だから、PANTAには、「アーチスト」として、まだまだ、長生きして、歌い続けて欲しいと切に願いっております。
「本当に今日はありがとう!!・・・・・ただの通過点ですから、これからもよろしく!!」
「還暦のふたりはそろそろ疲れてきたんで・・・・・」
「七十になってもやってくれよーーーーーーー」
(と客席からの声・・・場内、大拍手~~~☆)
スタッフからトシにビールの差し入れ・・・・「ミネラルウォーター??」のパンタと、乾杯!!
【メンバー紹介】
(この記念すべき日に・・つきあわされて・・・同情します・・・(笑)⇒PANTA MC)
key.中山努、b.FUKUSHIN、dr.NAOKI、g.菊池琢己
そして、PANTA と TOSHI★★★
そして、そして・・・・
いよいよ・・・
いよいよ、この還暦頭脳警察集大成の節目、いや、「通過点」のライブは、
いよいよ、「万物流転」のクライマックスの後の、さらに、さらに、さらに畳み掛ける、「ライブ本編」最後の最後の一大クライマックスを迎えることになるのである!!
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!
みーはーkeitonのネット上、ライブ再現みーはーるぽ・・・・
この後その二曲のことを書き終えれば、とりあえず、ようやく、ライブ本編の全編終了となるのですが。
その二曲がもう、大変でしたので・・・・。
とりあえず、ここまでで、「中編」を終了いたします。
また、明日!!
いよいよ、興奮渦巻いた、最大のメガクライマックス★と怒涛の奇跡のアンコールに向かう、【後編】です。
いや、ここまでで、すでに、その「我が思い」は書き過ぎるほどに、書き尽くしているような気もいたしますが。
とりあえず、また明日、というか、また、次回。