ローアングルにご注意を

shinichiさんと日帰りでプチ遠征に行く予定だったが、出発時刻になっても集合場所に現れない。
時間厳守の彼にしては珍しいことだと思ったら、ちょっとしたアクシデントに見舞われていて釣行を断念したのであった。
なんだか気が削がれてしまい、結局ホームリバーへ単独チョイ釣りといういつもと変わらぬ週末の展開になった。


先週は長野にいたので、ホームリバーは２週間ぶりということになる。
新緑は次第に濃くなりつつあり、もはや初夏といってもいいくらいだ。
こんなんだったら、ゲーターでもよかったなあと思いつつ、ウェーダーに足を通す。


今季初めての区間に入渓する。
雨が降らず、夏日が続いていたので、渓魚の反応はよろしくない。
ヒューマンプレッシャーも手伝って、おチビヤマメですら顔を見せてくれないのだ。


こういうときは、岩の下に隠れているであろうイワナねらいでいく。
BLINK50飛燕S型をスローなアクションとナチュラルドリフトでプレゼンテーションすると、いい感じのイワナが出てくれた。



戦略があたってほくそ笑みながらフォトジェニックなイワナ君の撮影にふける。
ローアングルで激写を繰り返し、満足したところで立ち上がった時に腰に電撃が走った。

はうっ！！！！

しばらく動けなくなってしまった。
あいたたた…。


その後も腰を気にしながらそーっとキャスティングをするが、こんなんで釣りになるわけもない。
まったく情けないなぁ。


早々にロッドをたたみ、退渓点を目指してトボトボヨタヨタ歩く。
こういう時に限って、コゴミやヤマウドを発見してしまう。
素通りできず、腰をさすりさすり収穫モードに入った。
かがんだり、立ち上がったりするときに痛みが走る。



時間をかけて、それなりに採れた。
痛いけど嬉しい。



とっとと帰宅して、風呂で腰を温めてから、鎮痛剤を塗る。
低周波治療器を腰にあてつつ、リビングに寝転がりスターウォーズを鑑賞した。
フォースで腰を治してほしい。


腰が痛くても腹は減る。
家族は山菜料理に手を出すことは決してないから、ここは自分が踏ん張るしかない。
低周波治療器をMAXにして、ビリビリしながら男の料理を完遂させねばならない。

「できるか、できないか、ではない。　やるか、やらないか、だ。」
と、ヨーダは言っていた。


ジェダイの教えに従い、無事に料理は出来上がった。
「やればできる！」と、あるお笑い芸人も言っていたが、彼はフォースに通じているのか。

まずは、定番のヤマウドとコゴミの天ぷら。
今日もカラッと揚がった。



ヤマウドの太い根元の部分は、酢味噌和えにした。
実に爽やかな味わい。



ヤマウドと豚バラ肉の炒め物。
豚バラの油をヤマウドがさっぱりとさせてくれて、なんだか健康になりそう。



そして、毎年家族に大好評なのがコゴミと春キャベツのペペロンチーノ。
今年も満足の出来栄えだ。



自分で作ったものを美味しくいただけるんだから、幸せなことである。
一方、腰痛の方はズーンとした痛みが続く。
腰をかがめるのが怖い。
GWも近いので、早く治さないとなぁ。

みなさんも、ローアングルにはくれぐれもご注意を。