長野の小屋で過ごす夏休みは、偉大なるマンネリズムといっていいほど行動がきまってしまっている。
ルーティーン化しているといってもいいくらいだ。
朝起きたらウォーキング。
朝食を食べたら、近くの温泉でだらだら。
そして、依頼されている原稿執筆。
7月に草刈りをしたが、8月でもまたワラビが生えてくる。
それを採って夕餉の食材にするのも定番。
夏野菜とワラビの冷しゃぶうどんオリーブオイル仕立て。
適当に作ったが、これはうまかった。
合間を見つけてイワナ釣り。
東京は台風接近で大騒ぎしていたが、長野は全く影響がなかった。
1キャッチ、1バラシという、奥ゆかしい内容で十分満足。
紳士の釣りとはこういうものよ。
そうそう、リールのハンドルノブをコルク製のものに交換した。
前回釣行で、ノーマルの樹脂製ノブについていたキャップ部分がどこかに吹っ飛んでしまった。
つまむとヘニャヘニャになってしまって使いづらく、見た目もかっこ悪くなってしまった。
パーツだけ購入して交換した。
ベアリングは、元々ついていたやつを流用。
だらだら過ごしていたら、あっという間にお盆が過ぎて夏休みが終わってしまった。
もうこの歳になると、大混雑の中、どこかへ刺激を求めて出かけるなんてことはしない。
疲れるだけだ。
夏休みは、心と体を休めるに限る。
しかし、今年は夏休み明けに仕事で福井県へ弾丸出張に行く予定が組まれていた。
いったん自宅に戻って新幹線でとも一瞬考えたが、それも面倒だ。
ええい! 長野から直接車で行ったる!
勢いで向かったものの、長野から福井までは400㎞もあった。
けっこう辛い…。
北陸新幹線の開通で福井駅前はすごくおしゃれに開けていた。
駅ビル周辺には恐竜がたくさんいて、それだけでちょっとした観光気分を味わえた。
とりあえず、地元人気N0.1の回転寿司店で寿司をつまむ。
とりあえず、名物の越前おろしそばとソースカツ丼を食らう。
地酒もいっちゃう。
とりあえず、流れで居酒屋に入り、さらに呑む。
福井の酒はうまい。
ホテルで爆睡した翌日にガガガっと仕事をこなしたら、東京まで520㎞のドライブだ。
夕方に福井を出発したので、東京に戻ってきたときには日付が変わっていた。
高速を下りて、あと少しというところまできたときに、まさかの車が故障!
信号で止まったときに、いきなりエンストを起こし、メーターパネルにはシステム異常を告げる文字がびっしり躍っている。
始動スイッチをオフにしようと思ったが、電気系統がやられたらしく、どこを押しても反応しない。
あちこちめちゃくちゃに押すこと数分、ようやくリセットできて、エンジンがかかったが、エンジンからものすごい異音が…。
だましだまし運転して、ようやく帰宅できた。
翌日、朝一番で修理工場にもっていくと、「あれ? この車ってディーゼルでしたっけ?」と冗談を言われるほど、エンジンはガラガラ音を立てていた。
刺激のない穏やかな夏休みを過ごしていたというのに、刺激満点の仕事始めになってしまった。
はぁ…、車なおるかなぁ?
でも魚介類も併せて見せられちゃうと黒部漁港とセットで福井にも遠征したくなってしまいました~!
やはり地の食と酒はええものですねえ!
夏野菜とワラピの冷しゃぶオリーブ仕立てうどんも涼し気でええですねえ!
やはり釣りよりも山よりも旨い食に軍配が上がります、参りました~!
こんにちは!
福井は初めて訪れたのですが、美味しい物がいろいろありました。
ふらりと入った居酒屋の地酒ラインナップがいずれも安くて美味しいお酒ばかりでびっくりしました。
次は、もう少しゆとりをもって再訪したいものです。