またまた子どもを連れて週末ハイキング。この楽しさがクセになってきた。
今回は尾白川渓谷道と日本酒蔵元「七賢」の見学に行ってきた。
カミさんは、またもや休日出勤。お土産買ってくるからね~。
「尾白川渓谷道で紅葉と滝めぐり」編
南アルプスの秀峰・甲斐駒ヶ岳から流れる日本名水100選「尾白川」。
この渓谷美を手軽に楽しむ半日コース。紅葉もいい感じになっているはずだ。
無料駐車場に車を置き、竹宇駒ヶ岳神社をお参りしてからスタート!
「熊に会いませんように…」
神社のすぐ脇に吊り橋があり、これを渡ると登山道だ。
この吊り橋が結構揺れる。子ども達はわざと揺らして楽しんでいる。
いつ見ても綺麗な水だなぁ。
吊り橋から少し登ると黒戸尾根との分岐。
甲斐駒は昔登ったことがある。
あのときはトレーニングも兼ねて反対側の北沢峠から走って登った。今じゃそんな自殺行為はできない。
黒戸尾根は未経験。
この長大な尾根は、無雪期であっても下山を含めて2日を要す。
できれば積雪期に挑戦したいと考えている。
今回はお手軽(?)ハイキングなので、右の渓谷道を歩く。
渓谷道というと、整備された観光地のように感じるかもしれないが、おっとどっこいココはそういうわけには行かない。
危険な場所には、鎖、はしご、手すりなどがついているとはいえ、トレールは狭く、足下はすっぱり切れ落ち、すれ違いのできない場所の連続だ。
絶対転んではいけない緊張する場面もあった。
傾斜もきついところが多く、子ども達は両手両足を使って登らねばならない所もたくさんある。
その分、渓谷美は目を見張るものがある。
所々で足を止め、紅葉と水の流れを楽しんだ。
名もない滝で一休み。こんな滝が次々に出てくる。
チョコレートを一口、「おいしいね~!」
さて、本日の目的地「神蛇滝」まで、あと少しだ。
神蛇滝のビューポイントまで痩せ尾根の急登が続く。
岩や木の根っこを掴みながらの、ちょっとしたクライミング気分だ。
子ども達がビビッて立ち往生したらどうしようかな?などと、最悪の場合を想定しながら後からついていったが、案外子ども達は神経が図太いようで、泣き言ももらさず登り切った。
これが神蛇滝。ここまで2時間弱かかった。
見事な三段滝だ。流れ落ちる角度が微妙に違うので、それがまさに神蛇の姿なのだろう。
子ども達も感動していた。
だが、いかんせん私のヘタッピな撮影技術で、この感動が半分も画像に残せない(涙)。
滝を綺麗に写そうとすると紅葉がダメになり、紅葉を活かそうとすると滝が暗くて見えなくなる。
所詮はコンデジ、このあたりが限界か? とまぁ、カメラのせいにしておく。
姉弟のほほえましい後ろ姿を見て、オヤジとしては満足である。
この先には、さらにスケールの大きい不動滝があるのだが、ボウズの疲れ具合から今日はここまでとした。
滝を見ながらオニギリとおみそ汁のランチを楽しみ、帰りは別ルートの安定した尾根道を下った。
吊り橋まで戻って、ほっと一安心。
河原でおやつタイム。
怪我無く戻ってこれてよかった、よかった。
「蔵元・七賢の見学」編
尾白の湯で汗を流した後、甲州街道(旧道)台ヶ原宿にある蔵元「七賢」に立ち寄った。
創業 寛延3年(1750年)。歴史を感じるたたずまい。
一歩中に入ると…
太い大黒柱に高い天井、そして広い土間には酒を運ぶトロッコのレールが今も残っている。
蔵にはいったいどれだけの銘酒が眠っているのだろう?
さてさて、醸造行程の見学をしようと思ったら…、日本酒造りは冬です、はい。今の時期は酒造りをしていません。よく考えれば分かること、日本人としてハズカシイ…。。。
しかし、耳寄りな情報をゲットした。
ここの母屋には、なんと明治天皇が宿泊したことがあるのだそうな。
そこを見学させてくれるというではないか! ラッキー!
明治13年、明治天皇が侍従400名を連れて、全国の庶民の生活を見る旅に出られた際、天皇の宿泊所(行在所<あんざいしょ>)として白羽の矢が立ったのが、ここ七賢の母屋だそうだ。
当時、天皇は神と同じ存在。お迎えするにあたっては、それはそれは大変な準備が必要だったらしい。
この部屋で明治天皇が一泊された。持参されたベットで寝たそうだ。
ベット以外にも、風呂とトイレも持参されたという話。
天皇が使われた品々は、後世になって偽物が出回ってはいけないという配慮から、全て処分されたという。
しかし、唯一残っているのが箸。夕食と朝食に使ったものが二膳。
明治天皇は、一泊の謝礼として金50円(現在の貨幣価値に換算すると約100万円)を家主に渡したという。
おおっ!太っ腹!!などと、驚いてはいけない。
何でも、天皇宿泊にあたって、家主は部屋の改修等にその3倍のお金を投じたというのだ。
ちなみに、今回見学できた貴重な4部屋は、神様が宿泊した部屋ということで翌日からしめ縄を張り、第二次世界大戦終戦まで封印していたそうだ。
終戦後、天皇は神から人になったので、こうやって見学できるようになったのだと係の人は説明してくれた。
いやはやなんともまぁ…、スゴイものを見てしまったよ。
見学後、カミさんのお土産にと思い、お店の方が勧めてくれた日本酒を購入。
いい土産話もできた。
富士山を眺めながら、国道20号を東へ帰る。
肉眼ではもっと大きく見えるが、写真にするとちっちゃいね。
明日は、カミさんも休みだ。
どこにいこうかなぁ。
今回は尾白川渓谷道と日本酒蔵元「七賢」の見学に行ってきた。
カミさんは、またもや休日出勤。お土産買ってくるからね~。
「尾白川渓谷道で紅葉と滝めぐり」編
南アルプスの秀峰・甲斐駒ヶ岳から流れる日本名水100選「尾白川」。
この渓谷美を手軽に楽しむ半日コース。紅葉もいい感じになっているはずだ。
無料駐車場に車を置き、竹宇駒ヶ岳神社をお参りしてからスタート!
「熊に会いませんように…」
神社のすぐ脇に吊り橋があり、これを渡ると登山道だ。
この吊り橋が結構揺れる。子ども達はわざと揺らして楽しんでいる。
いつ見ても綺麗な水だなぁ。
吊り橋から少し登ると黒戸尾根との分岐。
甲斐駒は昔登ったことがある。
あのときはトレーニングも兼ねて反対側の北沢峠から走って登った。今じゃそんな自殺行為はできない。
黒戸尾根は未経験。
この長大な尾根は、無雪期であっても下山を含めて2日を要す。
できれば積雪期に挑戦したいと考えている。
今回はお手軽(?)ハイキングなので、右の渓谷道を歩く。
渓谷道というと、整備された観光地のように感じるかもしれないが、おっとどっこいココはそういうわけには行かない。
危険な場所には、鎖、はしご、手すりなどがついているとはいえ、トレールは狭く、足下はすっぱり切れ落ち、すれ違いのできない場所の連続だ。
絶対転んではいけない緊張する場面もあった。
傾斜もきついところが多く、子ども達は両手両足を使って登らねばならない所もたくさんある。
その分、渓谷美は目を見張るものがある。
所々で足を止め、紅葉と水の流れを楽しんだ。
名もない滝で一休み。こんな滝が次々に出てくる。
チョコレートを一口、「おいしいね~!」
さて、本日の目的地「神蛇滝」まで、あと少しだ。
神蛇滝のビューポイントまで痩せ尾根の急登が続く。
岩や木の根っこを掴みながらの、ちょっとしたクライミング気分だ。
子ども達がビビッて立ち往生したらどうしようかな?などと、最悪の場合を想定しながら後からついていったが、案外子ども達は神経が図太いようで、泣き言ももらさず登り切った。
これが神蛇滝。ここまで2時間弱かかった。
見事な三段滝だ。流れ落ちる角度が微妙に違うので、それがまさに神蛇の姿なのだろう。
子ども達も感動していた。
だが、いかんせん私のヘタッピな撮影技術で、この感動が半分も画像に残せない(涙)。
滝を綺麗に写そうとすると紅葉がダメになり、紅葉を活かそうとすると滝が暗くて見えなくなる。
所詮はコンデジ、このあたりが限界か? とまぁ、カメラのせいにしておく。
姉弟のほほえましい後ろ姿を見て、オヤジとしては満足である。
この先には、さらにスケールの大きい不動滝があるのだが、ボウズの疲れ具合から今日はここまでとした。
滝を見ながらオニギリとおみそ汁のランチを楽しみ、帰りは別ルートの安定した尾根道を下った。
吊り橋まで戻って、ほっと一安心。
河原でおやつタイム。
怪我無く戻ってこれてよかった、よかった。
「蔵元・七賢の見学」編
尾白の湯で汗を流した後、甲州街道(旧道)台ヶ原宿にある蔵元「七賢」に立ち寄った。
創業 寛延3年(1750年)。歴史を感じるたたずまい。
一歩中に入ると…
太い大黒柱に高い天井、そして広い土間には酒を運ぶトロッコのレールが今も残っている。
蔵にはいったいどれだけの銘酒が眠っているのだろう?
さてさて、醸造行程の見学をしようと思ったら…、日本酒造りは冬です、はい。今の時期は酒造りをしていません。よく考えれば分かること、日本人としてハズカシイ…。。。
しかし、耳寄りな情報をゲットした。
ここの母屋には、なんと明治天皇が宿泊したことがあるのだそうな。
そこを見学させてくれるというではないか! ラッキー!
明治13年、明治天皇が侍従400名を連れて、全国の庶民の生活を見る旅に出られた際、天皇の宿泊所(行在所<あんざいしょ>)として白羽の矢が立ったのが、ここ七賢の母屋だそうだ。
当時、天皇は神と同じ存在。お迎えするにあたっては、それはそれは大変な準備が必要だったらしい。
この部屋で明治天皇が一泊された。持参されたベットで寝たそうだ。
ベット以外にも、風呂とトイレも持参されたという話。
天皇が使われた品々は、後世になって偽物が出回ってはいけないという配慮から、全て処分されたという。
しかし、唯一残っているのが箸。夕食と朝食に使ったものが二膳。
明治天皇は、一泊の謝礼として金50円(現在の貨幣価値に換算すると約100万円)を家主に渡したという。
おおっ!太っ腹!!などと、驚いてはいけない。
何でも、天皇宿泊にあたって、家主は部屋の改修等にその3倍のお金を投じたというのだ。
ちなみに、今回見学できた貴重な4部屋は、神様が宿泊した部屋ということで翌日からしめ縄を張り、第二次世界大戦終戦まで封印していたそうだ。
終戦後、天皇は神から人になったので、こうやって見学できるようになったのだと係の人は説明してくれた。
いやはやなんともまぁ…、スゴイものを見てしまったよ。
見学後、カミさんのお土産にと思い、お店の方が勧めてくれた日本酒を購入。
いい土産話もできた。
富士山を眺めながら、国道20号を東へ帰る。
肉眼ではもっと大きく見えるが、写真にするとちっちゃいね。
明日は、カミさんも休みだ。
どこにいこうかなぁ。
レスが遅くなってゴメンナサイ。
今週は仕事が激烈で、深夜帰宅でバタンキューの連続でした。
先週のことが遠い過去のようです…。
おかげさまで子ども達も山を楽しめるようになってきました。
来年はちょっと大きな山に挑戦させたいですね。
なんだか ここ数ケ月で娘さん息子さんが急成長したんぢゃないですかぁ!?
来年は本格登山!?
美しいトレールにも、残念ながらペットボトルの残骸がありました。
子どもたちが、「あれ、いけないんだよね~」と言っていたので、捨てた人に聞かせてあげたいくらいです。
登るんでしょうね。
美しい自然景観に感動できるお子さんたちは、それを汚すような
大人には絶対にならないでしょう!