愛おしい日々

上手に書けるかどうか分からないのだけれど

ちょっと読んでみてください

 

 

 

…何気ない事

本当に、何でもない事なんだけど

そんな事が実は一番、素敵な時間なんじゃないかな…

って思ったんだけどね。

 

 

 

今日は俺、ストレスMaxでお休みを取りました

ちょっとしんどいな…ってなって

休めるなら休んで、気分転換しないと。って。

…

お昼ご飯を食べた後に

夕飯の買い物をして家に帰って

何てことない。

ホント、何でか分からないけどパチンコに行こうかな…って思ったんだよね。

こないだのブログにもうパチンコ行かないって書いたんだけど

なんか、急に行きたくなって。それが気分転換になりそうで。

 

 

 

年々、パチンコ屋さんも衰退してきてる感じする

どんどん、店舗が少なくなってきてる。

そして、昔ほど若い人はいないんだよね。若い人は賢いのかな。

お客さんは年齢層が高いし、俺ぐらいの年代でも意外と行ってる人は少ないのかも。

…

で、平日のお昼過ぎなんてのは

ジジイとババアばっかりだろうなって思いながらもお店に入ったの。

で、パチンコの台で『海物語』っていう人気シリーズがあって

それって年寄りのファンが多いんだよね。

俺はあんまり打たないんだけど、今日は何となく海物語の気分で

お店に入る前から海物語って決めてた。

…ん？？

海物語のコーナーには一人しかお客さんがいない

しかも…ウチのオヤジじゃねぇか。

背が大きい人だから目立つ。

『おう！』って言って肩を叩いたら

ビックリして振り向いて『おお～にゃびかぁ！！』

『今日さ、休み取ったんだ俺。』

『おっ父（おっとう）もだ～』

田舎臭いけども、オヤジの事を俺は『おっとう』って呼ぶしオヤジも自分の事をそういう

オフクロの事は『おっかぁ』である。

1円パチンコではあるが、全然出てない様子。

『駄目そうだな』

『全然、回らねぇんだよ。』

釘の悪い台に座ってしまったようでルーレットが全然回らないってボヤいてる。

そしてオヤジが俺に

『（パチンコしてるの）おっかぁには言うなよ！』

って言うんだよね。それがなんか可愛くてさ。

『勿論だよ。言った事ないよ～』

『あはは、そっか～』

 

 

 

オヤジの売っている台の斜め後ろの台に座って

俺も打ち始めた

リーチが掛かるとお互いに台を見て

で、外れて『うわぁ～！！全然だめだぁ～～』

ってやってる。

…クソくだらない風景だけど

だけど、それがいい。

共通の遊びをして、互いに楽しんで

一喜一憂して。

なんかね、ふと思った。

くだらない時間だけど

あと何回、オヤジとこんな風にして遊べるかな…って。

オヤジは77歳

元気にこうしてパチンコしたり麻雀したり、飲みに行ったりしてるからいいけど

こんな風に親子で過ごす時間ってどれぐらい残ってんだろう。

パチンコなんかして、負けて、どうでもいいこんなクソみたいな時間だけど

最高に愛おしく感じる。

負けちゃって取り返せそうにもないから

途中で何度も俺は席を立って帰ろうかとも思ったけど

男同士のこのバカみたいな遊びの時間

二度とないかもしれない時間を

味わった。

金じゃ買えないよな。こんなん。

 

 

 

仕事の都合や

このストレスの感じもあって

最近、実家に顔を出すのを忘れていた。

『最近、来ねぇんじゃねぇか？？』

『ああ、行くから。おっかぁにも行くって言っておいて。』

『そろそろ新米、準備しておくから取りに来いよ。』

『うん。ありがとうね。』

…

俺はさ

見てくれはすっかりオッサンだ

白髪も生えてきたし

老眼鏡も手放せなくなって来た

でも、中身はさ

ずぅっと子供の頃のまんまでさ

何にも変わってなくて、成長もしてなくて

どんどん親が年老いて行って

いつか別れる日が来るんじゃないかと思うと

もう、それもどんどん近づいてきてるんだなって思うと

崩れそうになっちゃうな。

どうしていいかわかんねぇな…

立派な給料も貰ってないし、自分の事で手いっぱいで

情けない息子で申し訳ない。

本当は何でも任してくれってぐらいに頼りがいのある息子で居なくちゃなのにな

ごめんね

 

 

 

こんなに1円パチンコで使うと思ってなかったから

財布の中身は1万ちょっとしかなかったんだけど

全部すっちゃった

オヤジも1000回転以上回してたから、相当負けたろう

でも、1ぱちだからな。遊んだって思えば安い。

男同士の秘密。なんかウケる。

近々、実家に顔を出そう。

もっともっと顔を見に行こう。