これまでも何度か紹介した
ソニーの一眼カメラに搭載されたDレンジオプティマイザー(DRO)
今回、祇園祭でDROの威力を痛感したので紹介します
祇園祭では、提灯と鉾に乗った人々の対比が面白いのですが、提灯と人物では明暗差が非常に大きいんですね
最初のうち露出の設定に苦労して失敗写真を連発
やがて、うまく撮れる方法に気が付きました
わかりやすくするため、以下では同じ写真のRAW現像時の設定を変えて説明します
鉾や人物を明るく撮ろうとして、人物にAEロック(露出を固定)したり、プラスの露出補正を行うと下のような写真になってしまいます
(α7Ⅱ+MC-11+タムロンSP AF 28-75mm F/2.8)
鉾や人物は明るく撮れていますが、提灯が白飛びして興ざめです
次に提灯にAEロックしたり、マイナスの露出補正を行うと、提灯は適切な明るさになりますが鉾と人物は真っ暗です
なおこの写真では、DROは初期設定の「オート」にしています
綺麗に撮るには、DROを最も強力なLv5に設定した上で、AEロックや露出補正を使って提灯を適切な明るさで撮ります
具体的にはオートフォーカスを中央1点にして提灯の部分でシャッターを半押しすると、露出が提灯に固定されます
DROをLv5で撮ると、見事に次のような写真になります
DROを最強に設定したので、カメラが暗い部分を自動的に明るく補正した結果、提灯も鉾と人物も良い感じの明るさで撮れたんですね
なお、DROをLv5に設定したままではコントラストの低い写真になることが多いので、通常は「オート」に設定しましょう
私はDROの設定を頻繁に替えるので、
以前の記事で紹介したようにカスタマイズ機能で「C3ボタン」にDROの切り替え機能を割り当てています
こうすれば、C3ボタンを押せばDROを直ちに変更できます