京都大再生医科学研究所の伊藤能永助教らの研究グループは、関節リウマチの原因は免疫の司令塔と呼ばれる「T細胞」が特定のたんぱく質を標的に異常な攻撃を行うことで発症すると発表しました
引用 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141017-00000012-jij-sctch
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141017-00000005-mai-sctch
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141017-00000012-kyt-l26
T細胞はリンパ球の一種で、骨髄で作られた未成熟なリンパ球が胸腺(Thymus)で成熟リンパ球に分化していくので、T細胞と呼ばれ、リンパ球の約70%を占めています
通常、免疫の司令塔を司るT細胞は病原体(抗原)を敵と認識、反応して免疫反応を起こします
しかし、関節リウマチ患者は、T細胞が体内にもともとある物質を誤って抗原と認識し、免疫反応を起こして関節を破壊することはわかっていたが、そのある物質がたんぱく質の「RPL23A分子」であるとわかったそうです
そして、今回の発表ではこの「RPL23A分子」を攻撃するT細胞だけを除去できれば、関節リウマチの発症を防ぐことができ、現在の治療法よりはるかに副作用の少ない治療法になるとのことです
ただし、「RPL23A分子」に免疫反応が見られた関節リウマチ患者は約17%であるため、これ以外の特定物質を突き止められれば、さらに良い治療法が出てくるのでしょうね
とはいえ、その除去したT細胞は関節リウマチを引き起こすたんぱく質に異常行動を起こすのでしょうが、除去した後、他の病原体が来たとき、反応しないことはないのでしょうか
つまり、関節リウマチになった人はおそらく自然治癒力が落ちていると考えられるので、除去したT細胞が本来反応する病原体が来たとき、残ったT細胞が反応するのか?ということです
その辺の因果関係は私にはわかりませんので、さらに特定物質を突き止め、異常反応するT細胞が増えてきたら、免疫機能はどうなるのか、そこがちょっと心配です
原因を突き止めたら取り除けばいいやという考え方に、なんだかすごく違和感を感じたのでした
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