ようやく秋めいてきたなぁと心身共にまったりしていたら、急転直下で連日晩秋の気温。
もうびっくりしちゃって、重ね着できるものを探してクローゼットは引っ掻き回すわ、冬用のお布団は引っ張り出すわ、ウールのブランケットを探してワタワタするわで、毎日大わらわです。
…これで数日後にはまた夏の気温に戻るってんだから、やってられません。
そんなてんやわんやする人間を余所目に、庭では植物たちがゆっくりと秋の装いとなっています。
まだほんのりとした色づきではありますが、今日はそんな景色の庭だよりを*

少し前の風の強い日の朝、庭を掃いていたら、同じくホウキを持った隣家の母が嬉しそうにやってきて、「これあげる!」と手渡してくれたもの。
実家側のシンボルツリーの、白花ハナミズキです。
淡い秋色が澄んだ秋空に映えて、思わず歓声を上げたほどに、きれいでした。

これは昨日のハナミズキ。
少し色が深まりましたね。

ナツツバキ(夏椿)
庭の中でいちはやく色づき、夕焼け色に輝いています。

そのナツツバキの実も、割れはじめました。
この中の種は、冬に来るシジュウカラのごちそうになります。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
庭の真ん中で、妖しく色を変えています。

この一葉だけは、すでに真っ赤。

ヤブツバキ(藪椿)の実
木の生長と共に、実ったときの大きさが変わってきました。
今年はゴルフボールを更にひとまわり大きくしたほどのものが、たくさん。
そのせいで、枝々が大きくしなり下がってしまっています。

ユーパトリウム『チョコレート』
銅葉の西洋フジバカマです。
花壇に植えたら驚くほど健やかに育ち、現在150センチの高さに。
…これはもはや低木では。(分類上は草だけど)
まずった…これは地植えしたらあかんやつやったかも…
花壇が乗っ取られそう (≡Д≡;)
けれど、冷え込みが増すごとに葉の銅色が濃くなり、そこにオフホワイトの小さく密集する花が映えて、溜息が出るほどに見事な景色を作っています。
フジバカマの仲間だからでしょうか、蝶や小さな蜂たちにも大人気で、秋だというのにこの周りだけはなかなか賑やかです。

斑入りヤブラン
そろそろ花の盛りは終わりでしょうか。
雨に洗われて、下草たちの緑がとてもきれい*
10月も中盤となり、冬を越え、春を迎えるための準備が忙しくなりつつあります。
チューリップの球根もひととおり揃えましたが、案の定、1球分ほどの値が上がっていました。
しかたないですね、ほとんどが輸入品なんですもの。
例年と同じ予算でいくと、春の庭がずいぶん淋しくなってしまいそう。
…どうしようかな、臨時予算を立てて(笑)買い増すべきか、このままいくべきか。
秋めく庭を眺めながら、迷っています。