先生は、炊き上がるまで5分か10分という。
私は、10分というのは、まだお湯の中でひじき様がのびのびと泳いでおる状態なのである。
そのことをメールで質問したが、見下されたとみえ返信がない。
ひじきは洗うところも結構神経を使う。
ひじきを買ってきてと頼んだら、芽ひじきみたいなものを買ってきてくれた。
内心、モジャモジャのひじきがいいと思ったが、買ってきてもらい贅沢は言えないので一応それを水に戻した。
先生は、ひじきの生臭さが嫌いだからと、作り方はちょっと普通ではないとおっしゃる。
でも生徒なので習うことにした。
30分水につけ、ふやけたひじきを手で掬い上げ、別の網に入れる。
そしたら、流水で数回優しく洗う。
決してゴシゴシ洗いひじき様の表皮を破いたり、傷つけたりしてはいけない。
鍋に油を引いて、スッキリ水切りしたひじき様を炒める、次に鶏のササミを小さく切ったものを入れ、水を入れて
沸騰させる。
汚いのか栄養のあるなのかわからないが、沸騰したらそこからひじき様を救い出し、すっかりお湯を捨て、新しい
水で出しを入れ、再びひじき様たちを入れて炊く。
問題はこの水の量なのか、火加減なのか、5分か10分で炊き上げるということだ。
5分は、出しだけで、その後、少しの調味料ということなのだが、私にとって少しとはどれぐらいなのか良く
解らない。
小さじ1杯と理解して作ってみたが、塩をそんなに入れてはならない気がしたので、半分。調味料は砂糖、醤油、塩である。この塩の量は間違いだった。
出来上がりは私の場合は30分以上かかっている。
それに味は、???わからないのだ。
母の甘い味に慣れていると、決して甘い味が好きなわけではないのだが、理想の味が解らない。
砂糖が貴重品だった時代に育ってきた母にとり、料理は甘ければ満足といったムードがある。
私や夫には甘すぎるのだ。
まだ夫に味見してもらっていないが、母は上手いともなんとも言わず少量を口にしたようだ。
母にとって、私が作るひじき様は甘くない、つまらない味に違いない。
それでも、ランチなどで出るひじきは、そんなに美味しいという印象で居座ったりしないものだと思うから
ひじき様がメインではないのだから、こんなものでいいのかも知れない。
メールが届いた。
調味料は、砂糖小さじ1,醤油小さじ強1,最後の微調整を塩だったのだ。
そういえば、最後の調整はいつも塩というご指導だった。
あとは水の量を聞くんだった。
さらに見下されそうだが、しつこく聞いてしまおう。
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