a green hand

ピアノ調律日




今日は2年に一度の調律日である。
Sさんが来て私のピアノでショパンの「雨だれ」を弾いてから約1週間が過ぎた。

前日、SさんにH君が調律に来てくれることを話すと、そうそうCの音(?といった気がする)が出てないので話してみるといいわよという。

携帯片手に音を出してみると「あっ、その音」(私には音が聴こえるが、Sのいう音はただの音ではないらしい)

今年一級ピアノ調律技能士に合格したS君の登場である。

2年に一度だとちょっと太ったな~と身体の変化が分かり気になった。

ピアノも2度下がっていると・・・2年だと音の狂いがわかりすぎるのかも知れない。

私には残念ながら分からない。

何時もだとピアノ調律の場にいないのだが今回はピアノにも関心が出てきたのと調律師という技術を観察するために部屋にいることにした。



蓋が開けられ弦がたくさん出てきてピアノは弦楽器である事が今更ながらよくわかる。

父の形見のピアノということで弾かなくても調律はしていた。
ここ数年は音を出してもらえているピアノなので愛着もひとしおである。

ピアノのハンマー部分の破裂も修理しながら大事にしている。





Sさんからの要望を話すと、Sちゃんすごいね、その音、破裂してたよと見せてくれた。
そこを修理してもらう。
本当はハンマー部分を取り替えるんだけどね~河合にはよくあるパンクなんだとYAMAHA出身の彼は言った。

ピアニストではない私が弾く分には接着剤と糸でぐるぐる巻きにした処置で十分である。
しかも老齢という年代物のピアノである。

いい音とそうじゃない音の区別もつかず、ただの「音」が聴こえてる耳なのだから・・・。
プロじゃないということはこういうことだとプロのSをより尊敬した。

そう言えば私のエリーゼを聴いてS(先生)が「最近、音が出るようになったわね~」と言ったことがあった。

数年は弾いてても音が出てなかったということなんだとSのことばにしみじみ・・。

来年から毎年一度は調律をしてもらうことにした。

そのことを言うと「なんで?」という答えが返ってきた。
S先生のためにとでもしておこうと思う。

それにしてもH君は太ってきた。
身体を大事にしないといかんな~と自分をすっかり棚に上げている私である。
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