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「ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ E3 2013 プレスカンファレンス」まとめ

2013年06月11日 17時42分09秒 | 【旧】ゲーム関連記事(重要)

●= プレイステーション4の本体がお披露目!【E3 2013】 =●
●= PS4の価格は399ドル、ホリデーシーズンに北米、欧州地域で発売!【E3 2013】 =●
●= 『キングダム ハーツIII』PS4向けに開発中!【E3 2013】 =●
●= 『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』は『ファイナルファンタジー XV』として発売決定!【E3 2013】 =●
●= 『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』がPS4向けに開発中であることが判明【E3 2013】 =●
●= “プレイステーション プラス”サービスの拡充をPS4発売と同時に実施決定 =●
●= プレイステーション4は中古ソフトの譲渡などが可能、ディスク版タイトルのオフラインプレイ時はオンライン接続や認証不要なことも判明 =●
●= プレイステーション4などカンファレンスの発表内容についてSCEJAが公式リリース【E3 2013】 =●
●= プレイステーション4の本体仕様詳細が公開 HDDは500GB、本体サイズや重量、同梱物なども判明【E3 2013】 =●


「プレイステーション4」公式サイト

こちらもリアルタイムで見ることはできませんでしたので、出ている情報を軽くまとめてみます。



●= プレイステーション4本体仕様について =●
いよいよ、本体デザインが公開されました。
ほうほう。カッコ良いとは思いますが、やっぱりこっちもパソコンっぽく見えます(苦笑)
しかし、サイズはけっこう頑張っていますね。次世代機でありながら、最新作PS3とそこまで変わらないサイズを実現しています。(奥行きだけは、1つ前のPS3とほぼ同じ)
 └→最新型PS3:約290×60×230mm/PS4:275mm×53mm×305mm
内蔵ハードディスクドライブの容量は500GBです。

あと、「PlayStation 4 Eye」改め「PlayStation camera」も、けっこうサイズ小さいですね。
「kinect(キネクト)」のようなことができるので、キネクトのようなサイズを思い浮かべていたら、けっこう違いました。

全体的に好印象です。だいたい最近は、新しいゲーム機が出るたびにデッカくなっていったものですから、ここにきてスマートな印象の次世代機というのは、それこそ”家電製品屋の本領発揮”って感じがします。


●= PS4の発売時期・価格について =●
カンファレンスでは、北米・欧州向けにホリデーシーズン(年末)発売予定と発表。価格は、米国で399ドル(約40,000円)。カナダで399カナダドル(約38,000円)。欧州で399ユーロ(約52,000円)。英国で349ポンド(約53,000円)となっています。
日本での発売時期・価格は、後日発表されるとのことです。

まあ、日本でも年末もしくはそれに近い時期の発売なのは間違いないとしまして、価格は…やっぱり39,980円とかかな?概ね予想通りといえば予想通りですが、PS3は最初62,790円とか言っていた(発売前には49,980円)ことを考えると、何となくホッとした気持ちもあります。
価格はこれで問題ないと思うので、あとは、売るためにソフトやサービスをバシバシ展開するべし!ですね。



●= PS4関連のサービスについて =●
まず、PS3やPS Vitaなどで展開中の「PlayStation Plus」は、PS4でも展開されます。さらに、PS4発売と同日に、サービスを拡張。オンラインマルチプレイの機能や、パッチ(アップデートなどのデータ)を自動でダウンロードしてくれたりするそうです。
そして、Xbox Oneでもお話が出た中古ソフトやオンライン認証については、PS4には一切制限がありません。今まで通り、感覚で中古を買って遊んだり、ネットワーク環境無しで楽しんだりできますよ。

フリープレイの対象タイトルがグッと増えたことで、だいぶ魅力が増してきた「PlayStation Plus」。最近はあまり情報を見ていませんでしたが、意外とこの数ヶ月パッケージの新作を買っていなかったりしたので、こういう時にPS Plusを利用すれば良かったんですね。もったいないことしたかな~。
ま、それはともかく。自動パッチがPS Plusの特典というのは、何となくケチな気がしますけど…最初はそれでもいいのかな。おそらく徐々に、PS4向けサービスも充実してくることでしょう。
オンラインマルチプレイについては、これ、捉えかた次第では「え。PS4ってPS Plusに加入してないとネット対戦できないの?」とも取れるんですが、正直この字面だけではピンと来ないという印象なので、ノーコメントで。



●= PS4向けタイトルについて =●
シリーズ最新作にして、おそらく完結編?と思われている『キングダムハーツIII』が、PS4で発売されることになりました。
また、PS3で発売予定となっていた『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』は、『ファイナルファンタジー XV』と改めて、PS4での発売に変更となっています。
そして、8月にPS3とパソコン向けに発売予定となっている『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』。これを、PS4向けにも開発しているそうです。


おぉ~。思ったよりデカいのが来ましたね。というか、全部スクウェア・エニックスですね。
しかし、『キングダムハーツIII』はPS4に行きましたか…。なかなか勇気のある話ですよね。IとIIをPS2で発売し、IIIはPS3で発売されるかと思いきやHDリマスターを出しただけで終わり、結局IIIはPS4まで飛んだわけですから。まあ、といってもDS・3DS・PSPなど色々なゲーム機で発売されているので、今さらな発言ですかね(苦笑)
一応、それなりのシリーズ作品を遊んできた身なので、いつかは遊びたいですが…なかなか今どき、1本だけのためにゲーム機を買うのは辛いので。”きっかけになり得る1つ”として、記憶しておきます。

そして、「どうなったの?」と言われ続けていた『ヴェルサスXIII』には、最新のナンバリングが割り当てられることになりましたね。まあ、それでPS3発売予定だったタイトルがPS4に移行して、納得してくれるかどうかは分かりませんが…少なくとも、FFはまだまだ続けていくという意気込みは感じました。
だからこそ、今年の『ライトニングリターンズ FFXIII』や『FFX』のHDリマスター、『FFXIV:新生エオルゼア』などで、FFブランドを何とか持ち直していって欲しいものです。


●= まとめ =●
ざっくりと情報を見てみましたが、個人的にはなんか「思ったよりも良かったかも」と思える内容でした。「思ったより」って言うのも失礼な話ですが(苦笑)
それこそアメリカ向けのカンファレンスですから、どうせFPSだらけだと思っていましたが、『キングダムハーツIII』だったり『ファイナルファンタジーXV』が出てきたのは、日本の…というよりは、スクウェア・エニックスの意地を感じます。

本体デザインも好印象ですし、価格は及第。タイトルも、とりあえず『キングダムハーツIII』は欲しいですし、アメリカ向けのカンファレンスだった以上、日本向けの展開については今後明らかになり、そこで他にも気になるタイトルが出てきてくれることでしょう。たぶん。
なのでPS4については「土台は良さそう」という印象でした。そうなってくるとやっぱり最後は、欲しいソフト。これが、モノを言うわけですからね。ソニーにも他の各メーカーにも、PS4にどんどん武器を与えていって欲しいです。


さて。あとは、ニンテンドーダイレクトですね。午後11時より、こちらの特設サイト。もしくは、いつも通りユーストリームやニコニコ動画でも公開されるようですので、お好きな環境でどうぞ。

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4 コメント

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ぬーん (甘味屋)
2013-06-11 20:08:38
値段の方は頑張ったように思います。
が、我が家ではPS3はまだ現役ですし、今はPS2メインなので4の購入はかなり後になるかもです。

限定カラーとか同梱版とか出るし、初期型で痛い目にあってますので・・・。
返信する
Unknown (リー)
2013-06-12 08:03:02
 とうとう発表されましたね!色々ありすぎて一気に書くのも大変そうで、お疲れ様ですw

>PS4本体
 色、デザイン共に悪く無いと思います。まあこのあたりは個人個人でしょうし、あまり書いても意味がないですねw
 ただ、小さな本体というのはとても良いと思います。クラウドでどうなるか不明ですが、パッケージでは4のソフトしか遊べそうにないし、すぐさま数多のソフトをぷれいできるようにはならないだろうPS4なので、しばらく皆様は他のハードも並行してプレイすることになると思います。それを考慮しましても、小さいのにデメリットなんてないでしょうしねw
 最新家電っぽくて気に入ってますw

>価格
 4万ちょうどあたりというのも初期PS2と同じくらいで、こんなものという印象です。安くはありませんが、性能やサイズを考えれば及第点ですね4だけに特化させた分値段、サイズともにスマートになったというのは発表を聞いた当時は不満だったものの、英断だったのではとも思います。

>オンライン有料
 それほどするゲームを持っていないのでアプデやDLはともかく、たまにする程度で有料は…と思わなくもないです。ただ、最近は北米の影響かずいぶんと+のサービスは充実してきており、「フリープレイ」も結構増えてきています。年間5000円なら、ソフト1本よりは安いくらいですね。それで配信ソフトも増えれば全然高くないと思いました。VITAなどでもアカウントは同じで、同じ額で恩恵を受けれるようですしねw
 今でも充分ですが、今後のラインナップ次第ではむしろ加入者の増加もあってそれほどネックではないか、と。まあそもそも、初期の4を買うような方々は金銭に余裕があるでしょうから、それくらいどうってことないでしょうけどw 学生にはちょっと厳しいでしょうけど、高校生以下ならオンラインよりも友達呼んで集まって~というのが主流でしょうし

>中古、リージョンフリー、オンライン接続事情
 中古に関しては本当にありがたいです!!貸し借りも問題ないということで、友人に良いシリーズを勧める時にも役立ちそうで嬉しいですねw リージョンも国内盤は規制などで海外ゲームを買う人もいるでしょうし、マイナスにはならないと思います。
 …皆様感じているでしょうが、特に中古やオンライン必須でないあたりが完全に「あちらさん」と真っ向勝負する形になっているあたりが面白いと思いますねw

>開発のやりやすさ
 まず、インディーズタイトルが多く発表されたあたりに「開発のやりやすさ」をアピールしているのかなと思いました。本当なのか嘘なのか現段階ではちと不明ですが、それが本当なら多くのメーカーが集まってくれ、ソフトが増えて良い感じになるかなと期待しておりますw
 価格、サイズ、そしてこれと3の欠点を補う形になっており、失敗を活かす志は高く評価したいと思います!

>FF15、KH3
 KH3には驚きました。つい先日、友人と「スクエニはKH1.5、2.5と出してから3をPS3で出すつもりだろう」みたいなことを言ったのに見事に外しましたw …おっしゃられた通り、3ではリマスターしか出してないですね。DSやPSPなどでも展開してましたし、ハードがコロコロ変わるのは驚きませんけど

 15は、映像に関してはさすがと感じましたが…延びすぎた開発期間に不安しか感じません…w根本的に、開発費の高騰が叫ばれる中でこれほど延ばして回収できるのだろうか?という疑問もありますし、そもそも内容はアクション寄りです。
 今作のような科学とファンタジーの混ざったTPSアクションは無いというほど珍しい(はず)ですし目新しさはあるでしょうけど…アクションは大作ゲームがいくつも出ています。
 パッと思いつくだけでもアンチャーテッド、プレイされたインファマス、先日新作の発表されたバットマンと、どれも驚異的な完成度のゲームです。アンチャなど、あのクオリティと映像の目覚ましい進歩をしながらもほぼ1年で続編を作るという開発速度までも「ウィザード」と呼ばれるほどイカれた(褒め言葉)会社です。
 最近のFFは評判が良くなく、アクションというと最近なら評判の良い零式やディシディアがありますが…手軽(というには凝りすぎかもしれませんが)だからこそ面白いものも多く、金と時間を費やせば必ずしも面白いゲームができるわけではありませんしね…。長期に渡るために迷走したり、本来の志を忘れたりと、不安が大きいです。

 それでも、この2つは充分キラータイトルと呼べるものになると思います。――いつ発売するのか、という問題さえクリアすればですけどw


まとめ:
 無難だからこそ意外に良い感じに纏まっていると感じました。箱との値段差はほとんどキネクト部分であり、「欲しいのなら買えばいい」というスタンスである程度、必要最小限にまとめた発表であり、しかし小じんまりしたものでもなく、良い発表だったと思います。
 あとは今後次第ですね!何にせよ、期待してます!!
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2013-06-12 20:57:06
>甘味屋さん
ま、大半の人がそうだとは思うので、最初は様子見でもいいでしょう。互換性がない以上、PS4そのものや対応タイトルに魅力が感じられるまで、待つべきだと思います。
ただし、ロンチタイトルに飛びつきたいくらいのタイトルがあるなら話は別ですが(苦笑)
返信する
Unknown (partygame(管理人))
2013-06-12 21:06:10
>リーさん
たっぷりと熱い思いを語っていただいて、ありがとうございます。

>>オンライン有料
ま、各人がオンラインプレイにどれだけ魅力を感じているか?ということでしょうね。無料じゃないから本体買わない、利用しないということであれば、その人にとってのオンラインプレイはその程度ってことなので。
ただ、有料になるぶん、治安が良くなる…かと思いきや、本気のユーザーしか集まらないと考えると、なお治安が悪くなる可能性もありそうで。ここが、何とも言えないところです。

>>中古、リージョンフリー、オンライン接続事情
まあ、結果的には真っ向勝負になっていますね(苦笑)
これで、もしかしたらXbox Oneのほうが動く可能性もあるかもしれませんが…ま、それぞれ事情があるでしょうからね。こればっかりは、”大人の事情”ということで仕方ないのかもしれません。
といっても、中古ソフトを買うことが多い私としては、Xbox Oneの仕様は少々辛いところではあります。

>>KH3
ある種、PS4の本気を感じる1タイトルなのかもしれません。もっとも、少なくとも海外ではXbox Oneでも発売されちゃいますが。
とはいえ、私も続けてきたシリーズなので、欲しいとは思っていますし。こういうのがPS4で増えてくると、私もPS4に手が伸びていくというものです。あとは、財布との相談ですが(笑)

>>FF15
確かに、開発期間が間延びになっているタイトルは良い印象がないですからね。それを払拭してくれるだけの内容を期待するしかありません。
アクションゲームをナンバリングに持ってきたのも、1つの挑戦なのかもしれませんね。かつて、『ドラゴンクエスト』に触発されて生まれたとされるこのシリーズが、今やそれぞれ別路線を進むようになり、特にFFは良くも悪くも、大胆な挑戦をしているような気はします。あとは、それが成功するか否か?ってところですね。
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